カラダのお話し 2018年1月

このコーナーでは、旭川市内で医院を開業されている先生に登場してもらい、読者が抱える身体の悩みにお答えしてもらいます。
あなたの誰にも相談できないカラダの悩みに先生がお答えします。

Q. ここ数ヵ月、生理が来ていません。それまでは30日前後の周期で来ていました。仕事の部署が変わって忙しくなったことはありますが、こんなに生理が来なかったことはありませんでした。生理はどれくらいの期間来なければ異常なのでしょうか。心配で悩んでいます。
(相談者:20代/会社員)

A. 一般的に、月経(生理)周期は25日から38日周期と考えられています。24日以内の周期を頻発月経といい、39日以上の周期を稀発月経といいます。そのため24日以内、39日以上の月経周期を正常範囲外と捉えることができます。ですが、そうだからと言ってすべてが病気とは限りません。周期が短くて、頻繁に月経が来る場合は貧血の恐れがありますが、周期が長い場合は、すぐに子どもが欲しいという方以外、それほど問題はないと思います。
現代の女性は子どもを産むことが少なくなったために、昔の女性よりも月経を経験することが多くなった、と言われています。確かに、妊娠・出産をすれば9ヵ月は月経と無縁になります。それが無い分、今の女性は月経を多く経験していることになり、それが子宮内膜症の一因であるとも言われています。生理があまり来ないというのは、妊娠希望の方は別ですが、それほど悩まなくていいのでは、と個人的には思います。
この方は20代と若く、職場環境も変わっているところから、ストレスによる一時的な月経不順とも考えられます。もちろん、正確には血液検査(女性ホルモン・性腺刺激ホルモン・プロラクチンなど)や超音波検査・問診・身体的異常が無いかどうかなどの検査が必要になります。卵巣腫瘍・脳下垂体の腺腫などでも月経異常が引き起こされます。さらには、甲状腺の異常も月経と関わることが少なくありません。最近、注目されている多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も、身体的所見である多毛・肥満などとともに、月経不順が最初に気付く症状であることが多いのです。
こうした月経不順は排卵の無いことも伴いやすく、年余に渡って放置することは好ましくありません。6ヵ月月経が無いようなら、1度産婦人科を受診することをお勧めします。
身体的所見・問診・血液検査・超音波検査などにより、おおよそのことは分かります。その際、基礎体温を1~2ヵ月採っていただければ参考になります。これから排卵があるかどうかは分かりませんが、排卵があったかどうかは分かります。

さいごに

治療はホルモン補充療法が中心ですが、先ほども述べたように、月経周期が短く貧血が疑われる方以外、治療を必要としない方も少なくありません。すぐに子どもが欲しいという方でなければ、様子を見るのも1つの手です。心配で思い悩んでいるくらいなら、婦人科を受診して安心するのもいいことだと思います。内診を必要としないことも少なくありません。気軽に受診してみてはいかがでしょうか。

豊岡産科婦人科
院長:久田孝司
住所:旭川市豊岡4条1丁目1-10
電話:0166-31-6801

先生に悩み相談をしたい方は、お手紙またはメールでasatan編集部まで相談内容とお名前・年齢・職業・連絡先を明記の上、お送りください。
※注意:いただきましたお悩み相談のすべてが掲載となるわけではございません。予めご了承願います。
宛先:〒079-8431 旭川市永山町2丁目120-31 P・G・A 2F 株式会社asatan あさひかわtown情報
asatan編集部「カラダのお話し」宛 メール a-info@asatan.com

関連記事

  1. カラダのお話し 2017年12月

  2. カラダのお話し 2017年5月

  3. カラダのお話し 2018年2月

  4. カラダのお話し 2017年6月

  5. カラダのお話し 2017年4月

  6. カラダのお話し 2018年4月

  7. カラダのお話し 2018年3月

  8. カラダのお話し 2017年8月

  9. カラダのお話し 2017年10月

カテゴリー

人気の記事

PAGE TOP