カラダのお話し 2018年4月

このコーナーでは、旭川市内で医院を開業されている先生に登場してもらい、読者が抱える身体の悩みにお答えしてもらいます。
あなたの誰にも相談できないカラダの悩みに先生がお答えします。

今年の4月から旭川市の子宮がん検診が変わる、ということですが、どのようになるのでしょうか? ウイルス検査も出来ると聞きました。教えてください。
(相談者:20代/会社員)

A. 実は今年1月から変更になっているのですが、少々ややこしいので、新年度の4月からと思っていただいて結構です。

変更した点について

今回の変更で画期的な点は、子宮頸がんの原因の大部分を占める、HPV(ヒトパピローマウイルス)の検査も出来るようになったことです。子宮頸がんには、このHPVが大きく関わっていて、そのうち16・18・33・35… など10種類以上のウイルス型ががんを発症すると考えられています。このうち、特に16・18型が子宮頸がんに強く関わっていると言われています。
今回の変更でこのHPVを調べられるようになったため、ウイルスの型、16・18もわかるようになります。通常なら5,000円ほどかかる検査が、旭川市の子宮がん検診ではワンコインの500円で出来るのです。市の補助があってのこの料金ですから、ぜひ、受けてみてはいかがでしょうか。ただし、50歳未満の方にしか補助は出ません。その理由は、子宮頸がんが比較的若い方に多いからです。最近は特に、20代の若年者に子宮頸がんが増えています。ですから旭川市でも、20歳から隔年、偶数年での検診になります。つまり、20歳・22歳・24歳… といった年齢の方が対象になります。
ウイルス検査を含めて、子宮がん検診で異常が見られなかった方は、次の検診は2年後となります。これは50歳以上の方も同じで、ウイルス検査はありませんが、通常の細胞診で異常が見られなかった場合、次は2年後となります。全年齢を通じて、市の子宮がん検診は2年に1度、ということになります。ですから今年、市のがん検診を逃すと、次は2年後ということになりますので、対象年齢の方はぜひ受けられることをお勧めします。

さいごに

道内の他の市に先駆けて、ウイルス検査が出来るようになったのは喜ばしいことです。HPV、特に16と18型が検出された場合、更なる検査に進むことがあります。また、16型は持続感染後、異形成(正常ではない細胞が見られる)、そして最終的に子宮頸がんに進むことが少なくありません。それらの可能性を早く知るためにも、今回の改正はいいチャンスだと思います。

豊岡産科婦人科
院長:久田孝司
住所:旭川市豊岡4条1丁目1-10
電話:0166-31-6801

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