青春 きろく帳 Vol.5 ボーイスカウト 旭川 第21団

昨年、発足から70周年を迎えた『日本ボーイスカウト北海道連盟 旭川地区』。今回は26人が活動する『第21団』の、小学3年生から5年生が所属する『カブスカウト』の合宿に密着した。

奉仕活動・趣味探し・友だちづくりができ、自主性や協調性を育てる。
“この時代だからこそ”やりたい習い事

過去には全21の団体に分かれ、昭和60年には950人もの隊員がいた旭川地区。現在活動を継続している団体は4つで、その人数は72人と全盛期の10分の1にまで減少してしまった。
 しかし2012年に発足したこの第21団は、現在26人と少ないながらも、1ヵ月に2、3回集まっては熱心に活動に励んでいる。一般的に『ボーイスカウト』と聞くと、街頭募金などのボランティアを想像するが、第21団の活動はそれだけには留まらない。子どもたちの自発性や協調性、社会性、リーダーシップなどを育むため、キャンプや登山で野外料理やロープワークなどを学び、冬まつりでは雪像作りを行なうなど「自分たちも楽しみながら学べる」企画が多い。それに加えて、市のイベントに関するチラシ配りなどの奉仕活動のほか、設けられたテーマに関して調査をして資料を制作、その後保護者を迎えて発表会を実施するなど、年間スケジュールはかなりバラエティに富んでいる。

 このような数多くの企画に関して保護者からは「習い事も多様化しているけれど、ボーイスカウトをやればバランス良くいろんなことを経験できて、チームワークも学べる」との声が多く、隊員たちからは「好きなことを見つけるきっかけになるし、自分の暮らす町のために活動できるのが嬉しい」という感想が多いのだとか。
 今回取材したのは、3月24日・25日に、キトウシ森林公園で行なわれたカブスカウトの舎営(合宿)。内容は「世界の国について調べて発表する」というもので、ひとり1人、人口・歴史・名産品などさまざまな切り口から国を調べ、模造紙に資料を作成。25日の朝からそれぞれ思い思いに発表を行ない、その様子を参観に来た保護者たちが笑顔で見守った。
 現在旭川地区の隊員数は72人だが、地区委員長の高橋さんの目標は『100人まで人数を戻すこと』。「30年以上ボーイスカウトを指導してきましたが、時代の変化で参加人数も減ってきました。ひとりでも遊べるこの時代だからこそ、人と関わり、社会に貢献するボーイスカウトを体験してみて欲しい。気軽に見学に来て欲しいです」とその思いを話してくれた。

階級

ビーバースカウト 小学1〜2年生
カブスカウト 小学3〜5年生
ボーイスカウト 小学6〜中学3年生
ベンチャースカウト 高校1〜3年生

今回の取材先

問い合わせ:
090-5078-2573 (高橋)
活動場所:
市民活動交流センター CoCoDe
神楽公民館、旭川地区野営場ほか
【入隊費】2,000円(入隊月、1回限り)
【隊活動費】月額1,000円(ビーバースカウト)、1,500円(カブスカウト)
【育成会費】月額1,000円(1家庭)
【登録料】5,700円(年1回/日本連盟・北海道連盟に登録)

取材メモ
3月末、1年の活動を締めくくる回で取材をしたので、隊員たちが「1番楽しかったこと」を発表していたんですが、キャンプや登山を「大変だったけど、楽しかった」と話していたことが印象的でした。ただ楽しいだけじゃない、学べるものが本当に多いです。
(取材担当:編集長S)


 

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