ピチピチ鮮度 やさいと過ごす夏。

この町は、野菜の宝石箱。それに気付かないなんて、もったいない。おいしい野菜をつくるために、涙ぐましい努力をしている生産者さんがいて、それを新鮮なまま売ってくれる直売所があって、さらにそれらをおいしくいただけるお店があって、私たちって、思っているよりもずっと、幸せですよ。
さて、まもなく瑞々しい、野菜の季節がやってきます。

やさいたっぷりメニュー

自家製ソースが香る野菜たちのワンプレート

家族で営むマグノリア。その温かな空気感が、料理にも同じように広がっている。特にこのランチはメインの肉料理に加えて、30品目以上の野菜を使うことを目標としているため、「野菜でも満足できるように」と、その味付けは多種多様。味のまとめ役は、この道40年以上のママが作る数多くの自家製ソース。どれも違うのに全体の相性がよくて、まさに家族のようなひと皿なのだ。


【カフェ マグノリア】
今週のマグノリアランチ980円+ミニセット150円(無添加ミニケーキ・ミニドリンク)
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「この野菜をこんなふうに食べるのは初めて」

という言葉の次に「どうやって作るの?」と聞かれすぎたため、10年前から月に1度料理教室を開催している店主・中島さん。お客が気になるのは、鷹栖町産の新鮮野菜をあらゆる形で届けるこのランチだ。「特別なものは使わない」といいつつも、味噌や麹などの調味料まで手づくり。高野豆腐のミートソースにひじきとチーズのサラダ、きなこの自家製ふりかけ…
これが週替わりというから、そりゃリピート必至だ。


【ぢま弁】
週替わり ぢまランチ900円(テイクアウトの弁当もあり)
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見て感動、食べてびっくりアイデア光る創作料理

12年前のオープンからメニューは数量限定の『リゲルランチ』の1種類のみ。そこには25種類もの野菜が使用され、煮・焼き・和え・揚げなどの調理で、様々な形の創作料理に変身。素材をいかした味はもちろん、造形にもこだわった13品が並び、「次はどれにしよう」と迷う楽しみも。外からは見えない、食べてはじめて山くらげが入っていると気付ける寒天料理など、オーナーの遊び心も感じて。


【Rigell cafe 〜リゲルカフェ〜】
リゲルランチ(ドリンク付き) 1,500円
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皿のキャンバスを彩る野菜たちにうっとり

見た瞬間に思わずわっ!と驚きの声を出してしまうのが、トマトを丸々使ったこのサラダ。相性のいいアボカドをはじめ、パセリ・紫キャベツ・茹でエビが花を咲かせる。ボリューム満点にも関わらず女性でも簡単に完食できてしまうのは、かつお出汁とポン酢を加えたマヨネーズソースがさっぱり和風テイストのため。野菜に刃を入れるのはオーダーを受けてからという、最高の鮮度で食べられる工夫も◎。


【四つ葉のクローバー】
まるごとトマトのおしゃれサラダ 780円
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丹精込めて作られた優しい味が染み渡る

「健康を意識する世代の方のほか、家族に勧められて若い方も多く来店されます」と笑顔で話すのは店主の三浦さん。健康に欠かせない栄養素を多く持つ赤・緑の野菜がメインで、塩分控えめながらも出汁をしっかりと使っているため、心まで染みる優しい母の味に思わずほっこり。小豆とともに炊き上げたふっくら玄米ご飯も人気の秘密。三浦さんの人柄がよく出た料理に出合ってみて。


【お食事処 いちりん庵】
日替わり発酵玄米ランチ
(コーヒー付き) 1,100円
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夏だからこそ食べたいたっぷり野菜の冷製キムチ鍋

野菜がメインの料理を40種類以上も取り揃える創作ダイニング。このひんやりピリ辛のキムチ鍋は夏季限定メニュー。鍋料理に欠かせないレタスやもやし、さらにミネラル豊富なわかめ・体温を下げるトマト・高栄養のスプラウトなど、暑い夏に嬉しい野菜がたっぷり。鶏がら香るスープでさっぱりといただける。そのほか、イチオシの真狩村産のミニ長芋を使った米粉揚げは賞の獲得実績あり。


【畑とトモダチのキッチン 豆庵】
シャキシャキレタスの
冷製キムチ鍋 850円
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ありのままのおいしさを繊細な技が引き立てる

フランスで5年間の修行を積んだ斉藤さんが手掛けるのは、道内産地直送野菜を使った特製サラダ。ブロッコリーやトマトのほか、紫芽・赤からし菜・黒キャベツのようなあまり馴染みのない野菜も並ぶ。軽い塩味が食材の甘みとコクを際立てた上品な味わいで、お好みで赤ビーツのソースを絡めても◎。野菜に合わせて火の入れ方を変えているため、1つひとつの異なる食感が食べていて楽しいひと皿だ。


【2plats 〜ドゥプラ〜】
本日の野菜のサラダ(前菜)
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「今日はどんなお弁当?」と多くの人が連日通う

どんなに忙しくても食事の時間は楽しんでほしいとの思いから、この弁当には色とりどりの野菜が使われている。料理や味付けは仕入れた食材のほか、その日の天気などで変化するお客の体調を考慮して決定。内容も「例えば三つ葉なら、風味を最大限に引き出すため、今回は玉子焼きに入れました」という店主の言葉通り、すべてが野菜主体で作られている。おかず・ごはん・豚汁は持ち帰りも可能。


【ごはんとおやつの研究所 GO&Vege】
日替わりおかずセット(魚) 430円
酵素玄米ごはん(200g) 230円、豚汁 180円
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肉や魚を食べないベジタリアンの人や、野菜中心の食生活の良さを広めたい人、また、ベジタリアン対応店を増やす活動をする人たちに、やさいに関わる色々を聞いてみました。
※このページは、ベジタリアンを知っていただくことが目的であり、推奨するものではありません。

やさいを知る人にインタビュー

kutta合同会社 代表役員 尾崎 満範さん、執行役員 桜井 恵さん、執行役員 藤原 立人さん

“食のバリアフリー”を、ここ旭川で実現したい。

食に制限のある人向けに、対応店を増やす活動をすることを目的に創立したkutta合同会社。代表は『kutta』編集長の尾崎さん。最近はベジタリアン対応店を増やす活動を始めている。

Q.kutta合同会社設立のきっかけは?
尾崎さん:とあるセミナーで、ムスリム(イスラム教徒)の方が旭川に来られたときに、ホテルでカップラーメンを食べているという話を聞いて、ショックを受けたんです。ムスリムは豚肉やアルコールはNG、鶏肉や牛肉なども定められた方法で処理されたものしか食べられないのですが、旭川には対応店が少ないんですね。そこで、ムスリム対応のメニューを提供できる飲食店を増やしたいと思い、会社を作りました。
Q.ベジタリアン対応店を増やす活動を始めた理由は?
桜井さん:ムスリム対応の飲食店を増やす活動が成果を上げ、さらに窓口を増やしたい、と思ったんです。日本は雑食ですが、世界で見ると食は本当に多様化しています。ムスリムは16億人、ベジタリアンは9億人いるんです。そこで、ベジタリアン対応店を増やせば、食生活に壁のない“食のバリアフリー”の実現に近付くことができる。それに、食材からアルコールを抜くのは大変ですが、野菜の食事を作ることはさほど難しくありません。ハードルを下げて、食に制限のある人が気軽に行けるお店を増やしたいという思いで始めました。
Q.活動のなかで感じたことは?
尾崎さん:農家とつながった飲食店や家庭が少ないのがもったいないと感じます。野菜嫌いの子どもは、農家で収穫したての野菜を食べたらほとんどの場合食べられるようになりますから。旭川の野菜のおいしさを広める意味でも、この活動を続けていきたいです。
藤原さん:インバウンドもそうですが、私たち自身が家庭での野菜の保存環境を見直して、新鮮な野菜をもっと食べられる取り組みをしていきたいと思います。私たちの周りには新鮮な野菜が溢れていますから。

管理栄養士・調理師 高木 歩さん

野菜の自然な甘みを感じられる、やさしい給食を作っています。

在宅で認可保育園の給食のレシピを作る管理栄養士。旭川市緑が丘にある『藤原さんちの保育園』の給食を担当。ブログ(『心と体の元気を作るごはん』)ではレシピを公開中。

Q.給食に使用しない食材とその理由は?
A.卵・牛乳・乳製品・砂糖・お肉と、できる範囲で添加物と農薬が使われている食材です。理由は、乳幼児期のお子さんに多い食物アレルギーの原因食材を使わないことで、誰もがみんなと一緒においしく食べられるからです。また、砂糖のとりすぎは、虫歯や肥満だけでなく腸内環境を悪化させてアレルギーの原因などになりやすいです。そして、砂糖の甘さよりも素材が持つ自然の甘さを感じて欲しいため使用していません。
Q.それらの食材の代用には何を使いますか?
A.卵は『きび』、牛乳は『豆乳・ひえ』、チーズは『あわ』、砂糖は『野菜や穀類の甘み・甘酒・お酒・みりん』、お肉は『大豆ミート・お麩・きのこ類・高きび』を代用品としています。
Q.野菜中心の健康的な食事にはどんな効果があると思いますか?
A.毎年、保護者向けに給食試食会を実施していますが、「安心して食べさせられます」「子どもがパンよりもごはんを好むようになりました」という声が寄せられています。幼い頃から野菜中心の食事を意識することで腸内環境が整えられるので、元気な体と穏やかな性格になると思います。私もセミベジタリアンの食生活に切り替えてから、疲れにくく、体も頭もクリアになって、また、心が穏やかになった気がしています。これからも人や動物、環境にやさしいみんなが幸せになる食を、幼稚園・保育園給食を通じて広めていきたいです。

肉を車麩で代用した人気の車麩じゃが

大豆ミートで作る彩り豊かなタコライス

オーガニックレストラン0831 オーナー 田近 英子さん

身体は食べもので作られます。いい食材は心まで落ち着かせます。

昨年9月オープンのオーガニック専門店のオーナー。約10年にわたって、道新文化センターで食養料理の講師を勤めており、店では栄養たっぷりのランチを提供している。

Q野菜に目覚めたのはいつですか?
また、訪れた変化は?

A.約30年前です。息子がぜんそく持ちだったので、それを治すためにマクロビオティックなどの研究を始めて、食事を変えたのがきっかけです。それから肉や魚をほとんどとらなくなったことで、体重がかなり変わりましたね。子どもを産む度に体重が増えて、当時は65kgもあったんですが、子どもを産む前の52kgまで戻り、腰痛も治って、肌もキレイになりました。
Q.店を始めた理由は?
A.70歳を迎えて、最後に自分のできることをやりたいと思ったんです。身体にいいものを食べると心も喜ぶということを伝えたくて、約10年前から道新文化センターで食養料理の講師もしています。今は店で健康セミナーも行なっていますよ。
Q.店ではどんな料理が味わえる?
A.料理はどれも、無農薬・無添加はもちろん、肉・魚・卵・砂糖が不使用で、水は水素水を、調味料は自然塩や生醤油、生味噌を使っています。メインメニューは、旭川近郊の野菜を使ったランチセットですね。テイクアウトできるお弁当・おかずもありますよ。野菜のケーキセットも用意しているので、休憩にも使っていただけます。

オーガニックレストラン0831(おやさい)
旭川市4条通7丁目クロスビル1F
☎.090-5952-6809
営.11:30〜15:00(14:30LO)
休.日曜日・第1月曜日 P.あり(店舗前2台)

『一汁三菜ワンプレート/1,200円』
ベジースムージー・デザート・たんぽぽコーヒー付き

7月からの新メニュー
『本日のパスタ/980円』

市内在住のベジタリアン 彩杜さん

1年間の菜食生活で、食に対しての意識が変わりました。

旭川市在住。2017年1月から、肉・魚を食べることをやめ、ベジタリアンに。個人ブログでは、1年間の菜食生活の様子・感じたこと・ベジタリアン対応店などを紹介している。

Q.ベジタリアンになったきっかけは?
A.自分で肉や魚を調理することが嫌だったという理由と、食肉についての色々な情報を知ったことで、お肉を食べないという選択肢を考えるようになりました。その矢先、腸の病気にかかってしまったのですが、病気の原因のひとつに『食事の欧米化』がありました。もともと消化器系が弱かったので、肉や魚は自分の体質に合わないのだと思い、ベジタリアンになりました。
Q.ベジタリアンになって自身に訪れた変化は?
A.身体的には、疲れにくくなったと思います。ニキビや吹き出物の数が減り、急な腹痛もほとんどなくなりました。心理的には、以前に比べて穏やかになったと思います。逆に、菜食になっても変化しなかったのは体重ですかね…。糖質を摂取していれば体脂肪はそのままだし、たんぱく質を摂取してトレーニングをすれば、筋肉が衰えることもありませんでした。それと、色々な食材や食べ方を知ることができて良かったです。西洋野菜や京野菜、代替肉(植物性のたんぱく食品)などを知り、料理が好きになりました。
Q.自身の食生活で最も気を付けていることは?
A.たくさんあります。よく噛むこと・腹八分目でやめる・糖質をとりすぎない、など。栄養が偏らないように、野菜だけではなく、雑穀・豆類・きのこ・海藻・果物など、色々な食材を食べるようにしています。でも、何よりも“おいしくいただく”ことを心がけています。

店にて、ベジタリアン向けのココナッツカレー

自宅にて、玄米・大豆ミートの煮物など


せっかく旭川に住んでいるなら、夏の休日は遠出して新鮮野菜を買いに行かなきゃもったいない。まだ行ったことがない人も、直売所で採れたて野菜のおいしさとお得さを体感して。

やさいの直売所 デビュー

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