2026年09月15日
旭川の街中を歩いていると、普段は気づかなかったアートや、気になるお店に出会うことがあります。今回は、市役所エリアから七条緑道周辺をのんびり歩きながら、街中で見つけたアートや立ち寄ったお店をご紹介します。いつもの街歩きとは少し違う視点で、旭川の中心部を楽しんでみました。
先日、常磐公園を歩いたときに気になっていた緑の通りへ、今度は市民文化会館側から行ってみました。
市民文化会館の前からスタートすると、いきなり気になるものを発見。
水に浮いているように見える、大きな石の地球儀です。
子どもが触っても、くるくる回せるという不思議なモニュメント。
「これ、どうなってるんだろう?」と、しばらく眺めてしまいました。
これは「フローティングクーゲル」という作品で、水の力で石球が浮いているのだそうです。
市民文化会館の周辺には、ほかにも旭川市内の位置を表した緯度経度標や、「夢パズル」と書かれたベンチのような作品もありました。
Photo:ななかまど
旭川市民文化会館
住所:旭川市7条通9丁目
電話:0166-25-7331
※開館時間・休館日は公式HPをご確認ください。
そのまま市役所側へ向かい、七条緑道へ。
市役所から常磐公園方面へ続く「七条緑道」と呼ばれるこの通りは、「光の絵本通り」としても親しまれています。
両側を木々に囲まれた道が続いていて、ベンチや休憩できる場所もあちこちにあります。
Photo:ななかまど
歩いていると、文学碑や彫刻、モニュメントなどが次々と出てきます。
藤棚もたくさんあり、8月だったので花はほとんど終わっていましたが、少しだけ残っていました。
春には藤の花がきれいそうなので、また見に来てみたいです。
そして、歩いていると正面にずっと見えていた大きな塔が、少しずつ近づいてきました。
近くまで行って見上げると、とにかく大きい!
これは中井延也さんの「開拓のイメージ」という作品で、高さはなんと21m。
鉄でできた大きな作品で、よく見ると、開拓時代を思わせるような形がいくつも入っています。
下から見上げていると、かなり迫力があります。
Photo:ななかまど
さらに歩いていくと、木の下には「あべ弘士」さんによる「エゾオオカミ物語」のプレートがありました。
Photo:ななかまど
鉄のプレートにオオカミの絵と物語が続いていて、1枚ずつ見ながら歩けます。
「あれ?この絵、どこかで見たことがあるような……」
実は「あらしのよるに」は全巻読んでいて、あべ弘士さんの絵も以前から知っていました。
絵の雰囲気が好きで、作品も結構好きだったのですが、このときは作者の名前まで意識していませんでした。
このあと立ち寄った「こども冨貴堂」で、思わぬつながりに気づくことになりました。
七条緑道には、彫刻もいくつかあります。
私は芸術には詳しくないので、作品の意味まで全部わかるわけではないのですが、歩きながら「これは何を表しているんだろう?」と眺めるのも面白いものです。
七条緑道の彫刻の中でも特に気になったのが、「婦人像・着衣」と「母子像」でした。
『婦人像・着衣』は、衣服をまとった女性の像です。
腕が作られていないせいか、どこか「ミロのヴィーナス」を連想させるような、凛とした優美な姿が印象的でした。
Photo:ななかまど
もう一つの『母子像』は、母親が子どもを愛おしそうに抱き上げていて、二人の視線がしっかりと合っています。
なんだかとても優しい雰囲気が漂う作品で、思わずしばらく足を止めて見入ってしまいました。
Photo:ななかまど
ほかにもいくつか彫刻があり、緑の中を歩きながら作品を探すような感じで楽しめます。
七条緑道(光の絵本通り)
住所:北海道旭川市7条通8丁目
七条緑道を8丁目から端の5丁目まで行き、帰りがけに買物公園まで戻ると、「手の噴水」がみえました。
常磐公園へ行くときに通る道なので、前から斬新なかたちの噴水だなと気になっていた場所です。
「わーい」と手のひらを広げている間から水が出ていて、見ているだけでちょっと楽しい感じです。
Photo:ななかまど
周辺にはベンチやテーブルなど、休憩できる場所もあります。
街なかを歩いていて、ちょっと休める場所があるのはうれしいですね。
そして、このあたりにはペンギンのアートも。
『King Penguin』針金にLED 台座にマスキングテープでつくられていると紹介されています。
LEDが点灯されていたので、夜にまた見てみたくなる作品ですね。
Photo:ななかまど
こうして歩いていると、次から次へといろいろなものが出てきます。
手の噴水のすぐ近くにあるのが、和菓子のお店「お菓子 にちりん」。
お店の前を通ると、大福が目に入ってきます。
Photo:ななかまど
これはもう……
「大福買って食べよう!」
となってしまいました。
今回はごま大福と、シャインマスカットの大福を購入。
Photo:ななかまど
ごま大福は、外側に白ごまがたっぷり。
食べてみると、プチプチした食感があって、お餅のもちもち感ともよく合います。
しかも中のあんにも黒ごまを練りこんだ餡が入っていました。
ごま好きにはうれしい大福です。
甘さも控えめで、上品な味でした。
シャインマスカットの大福は、さっぱりした甘さのシャインマスカットと、こしあんの組み合わせ。
シャインマスカットの爽やかさで、あんこの甘さも重たく感じません。
お餅もしっかり弾力があって、おいしかったです。
和菓子好きの子供にも食べてもらったところ、「うまい!」とのこと。
これはまた食べたい大福でした。
Photo:ななかまど
住所:旭川市8条通7丁目右10(買物公園・手の噴水前)
電話:0166-22-2094
営業時間:平日9:00~16:00
HP:https://nichirin-asahikawa.jimdofree.com/
そして、今回の散歩の最後に立ち寄ったのが「こども冨貴堂」です。
Photo:ななかまど
木や葉っぱ、花に囲まれた赤い扉が目印の、絵本の世界から出てきたようなかわいい本屋さん。
中に入ると、絵本がたくさん並んでいます。
店内を眺めていると、ふと見覚えのある絵が目に飛び込んできました。
「あれ?さっき見かけたオオカミの作品の人だ!」
旭川の方にはおなじみなのかもしれませんが、市外出身の私は、このとき初めて「あべ弘士」さんという作者の名前を意識しました。
元旭山動物園の飼育員で、園内の看板やイラストなどもたくさん描かれている方なのだそう。
お店の方に本やあべさんについていろいろ教えていただき、以前から知っていた絵と名前がようやくつながりました。
Photo:ななかまど
こども冨貴堂では、年齢や好みに合わせて本を選んでくれる「1万円選書」も行っています。
子どもの本は種類がとても豊富で、その子の年齢や興味にぴったり合う一冊を見つけるのは、実はなかなか難しいもの。
こちらの「1万円選書」は、砂川の「いわた書店」さんから、子ども向けにもやってみてはと勧められたことがきっかけで始めたそうです。
お店の方とお話ししながら選んでもらえるので、自分では普段手に取らないような新しい本と出合えそうです。
子どもの本選びに悩んでいる方には、ぜひおすすめしたい素敵な取り組みです。
こども冨貴堂
住所:北海道旭川市7条通8丁目
電話:0166-25-3169
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし(年末年始を除く)
HP:https://sites.google.com/view/kodomofukido
今回歩いてみて、今まで車で通り過ぎていた場所にも、こんなにたくさんの作品や休憩できる場所があるんだなと気づきました。
市民文化会館から七条緑道を歩いて、アートを見ながら手の噴水へ。
そこから大福を買って、最後は絵本の本屋さんへ。
少し歩くだけで、いろいろなものに出会える散歩道でした。
この記事のキュレーター
Photo:ななかまど