子供には、大人に見えないものが見えているなんて話を聞くことがありますよね。純粋な心を持っているからこそ、見たり聞いたりするなどの不思議体験が多いのかもしれません。
ちょっと不思議な経験
子供って天井を見てブツブツ言っていることがあるとか、大人には見えていないものが見えているなんて話を聞いたことありませんか?私の友達の子供は、壁に向かって話をしているので誰と話をしているのか聞いてみると『おじいちゃん』と教えてくれたことがあります。友達曰く、亡くなったおじいちゃんと話をしているとか。子供の頃ってそんな不思議な経験をしたことがありませんか?
■子どもの頃のはなし
お盆の時期になると、ふと思い出す不思議で奇妙な経験。今でも鮮明に思い出すことができるので、かなり衝撃的で奇妙な経験でした。純粋な気持ちを持った子供時代ではなかったと思いますが、奇妙な経験はしたみたいです。
今からさかのぼること数十年、私が小学生高学年のころのできごと。私が小学生のころは、当然スマホやタブレットがあるわけでもなく、Switchやプレステなどというゲーム機もない時代。
友だちと遊ぶのは公園や、学校のグランドなど外で遊ぶのがあたりまえのことでした。夏休みのある日、その日も友達と3人で遊ぼうということになり、待ち合わせてちょっと広いY公園に遊びに行くことになりました。私とAちゃんは比較的、家が近所。もう一人のBちゃんは、ちょっと家が離れているので、私とAちゃんは、Bちゃんの家の近くで待ち合わせをして、旭川C地区にある、Y公園に行くことにしました。
待ち合わせ場所は、おたがいにわかりやすい場所にしようということで、その当時建ったばかりの立派な家で建物全部が真っ白、家を囲む塀も真っ白というちょっと話題になるような家の前で待ち合わせをすることにしました。その家は交差点の角にあって、交差点の角で待っているとBちゃんが来るのも見えるし、Y公園も近いので待ち合わせにはちょうど良い場所だったのです。
■不思議で奇妙なできごと
Bちゃんを待っているときに、ふと塀の方を見ると、おかしにジュース、ビンに飾られた花が置いてありました。でも、ビンが倒れて花がビンから出てしまってました。小学生ですから、何のために、花が置いてあるのかも知らずに、Aちゃんと『花をビンに入れなおしてあげよう』ということになり、ビンを立て、花を飾りなおしました。
その時です。すごい突風が吹き、花瓶はまた倒れてしまいました。Aちゃんと『今の風すごかったね。また、花が倒れちゃったね』と話をしていたら、すぐにBちゃんが来たので、『Bちゃん、今すごい強い風が吹いたね…自転車で転びそうにならなかった?』と話すと、Bちゃんは風なんて吹いていないって言うんです。
私とAちゃんには、すごく強く感じた風、そこから10mも離れていなかった場所にいたBちゃんには感じなかった風。そして再び倒れた花。
不思議だね~なんて、話しながら公園に遊びに行きました。
■真実は!?
家に帰ってから親に、『あそこの白い立派な家の塀のところに、花が置いてあって倒れていたから直した』って話をしたら、その場所では数週間前に交通事故で人が亡くなったとのこと。その話をきいて急に怖くなり、その後その場所で待ち合わせをすることはなくなりました。
■今でも不思議
あの突風は、花をなおしてくれて【ありがとう】だったのか、【余計なことはするな】ということだったのか、今でも不思議に感じてます。私は【ありがとう】の意味だったと信じたい!
写真はイメージです。