2021年02月04日
新年度を目前に迎え、何かと新しく準備が必要なこの時期。なるべく出費を抑えたいところですよね。例えばスマホ代なんかは家計への負担も大きく頭の痛い存在。とはいえ、月々のスマホ代を安いものに切り替えて不便になってしてしまっては困りますよね。そこで今回は格安SIMに関してのメリットとデメリット、そして大手キャリアのとの比較を徹底解説致します!
格安SIMとは、カンタンに言ってしまうとdocomo、au、SoftBankの3社以外の携帯電話接続会社のことを指します。
つまり、自前の通信アンテナ網を持っている会社が「キャリア」と呼ばれ、そこから電波を借り受けて小売りしている会社が格安SIMと呼ばれています。
最近では楽天モバイルが自社アンテナを普及させながら新規参入しているのでキャリアと呼べなくないのですが、まだ全国に行き届いていないところもあるのでここでは格安SIMとしてカウントさせて頂いています。
基本的にどこの格安SIM会社と契約しても使用する通信網はキャリア3社のものを使うことになりますので、全然繋がらなかったり全く使えなかったりするということはありません。
ですので、キャリアと格安SIMの両方を見比べることで、自分に合った携帯電話サービスを選ぶことが出来るのです。
毎月の携帯電話料金を少しでも節約したい、という気持ちはわかりますが、安くなればなんでも良いというものでもないと思います。
実際のところ、格安SIMに移行すれば月々8000円以上支払っていた携帯電話料金もうまく選べば2000円前後にまで抑えることができます。
しかし、格安SIMも良いことばかりではなく、デメリットも存在しています。
では、まず最初に、いったいどんな人が格安SIMに向いているのか、そこから調べていきましょう。
◎ ある程度スマホに慣れていて、基本的な設定操作ができる人
◎ あまり携帯電話番号で通話しない人
◎ 最新式のスマホ端末じゃなくても気にならない人
◎ 普段から店舗でのアフターサポートをよく受けている人
◎ 高速で質の高いデータ通信が必要な人
◎ 仕事などで携帯電話番号での通話が多い人
◎ どうしてもキャリアメールが必要な人
あなたがもし現在docomo、au、SoftBankの3大キャリアを使っているとしたら、間違いなく言えることは「非常に質の高いサービスを利用している」ということです。
通信速度や通話音質、店舗によるアフターサポートも含めて一番良いものを選んでいる状態だと思ってください。
格安SIMは、そこまで高品質なサービスは求めないので、その分料金を安くしたい、という人に向いていると言えます。
では、次に格安SIMのメリット・デメリットを解説していきたいと思います。
では、まず格安SIMのデメリットを紹介していきます。
◎ 通信速度がキャリアに比べて不安定
◎ 家族割や家族間通話無料などのサービスが少ない
◎ アフターサポートが受けにくい
◎ キャリアメールが使えない
◎ 乗り換え時にスマホが使えない期間が発生する場合がある
◎ 通信回線とスマホの相性などが初心者にはわかりづらい
◎ 一部テザリングが使えない場合がある
通信速度に関してはキャリアに比べるとどうしても不安定にありがちで、いつでもサクサク動く状態というワケにはいかないかも知れません。
特に利用者が多い時間帯などでは遅くなる傾向にありますので、これが許せない人は格安SIMへの切り替えはオススメできません。
また @docomo.ne.jp や @ezweb.ne.jp や @softbank.ne.jp などのキャリアメールは使えなくなります。
GmailやYahooメールなどへの移行が必要になりますが、こちらは一度切り替えてしまえば特に大きな問題にはならないかと思います。
店舗がない格安SIM会社と契約する場合は初期設定や故障時などのサポートが受けにくいので、ある程度の知識と準備が必要になってきます。
この他にも、現在使用中のスマホが切り替え先でも継続して使用できるのか、回線との相性わかりにくく、間違ってしまうと最悪使えないケースも発生しますので、こちらも注意が必要になってきます。
店舗がない格安SIMでの契約の場合は乗り換え時にスマホが使えない期間が発生することもありますので、こちらも注意が必要です。
格安SIMのメリットですが、
◎ 料金が安い
もう、これに尽きると思います。
このほかにも、
◎ 俗に言う解約に関する「2年縛り」がない
というメリットもありますが、格安SIM会社により契約内容が異なる場合がありますので一概には言えません。
格安SIMの場合、料金プランは各社とも本当に色々なタイプが揃っており、自分に合ったプランを選べるのがメリットの一つとしてあげられます。
逆に、プランがたくさんありすぎて、どれが自分に合っているのかわからない、といったことも起きるかも知れません。
そういったケースを含めて、オススメの格安SIMを紹介していきます。
実際には格安SIM会社は本当にたくさん存在していて、ネットで検索しても目が回るくらい溢れ出てくるほどです。
その中からここでは初めてキャリアから格安SIMに乗り換える事を前提に、ここでは 『旭川市内に店舗があり、契約の相談ができること』 を条件に安心して契約することができる格安SIM会社をご紹介致します。
イオンモバイルの店舗はイオンモール旭川西店1Fにあります。
契約・解約の手続きが簡単にできて、料金プランの相談等も親切に行って頂けます。
「格安SIM」というとネットでのオンライン契約が難しいとハードルの高さを感じてしまう人も多いかも知れませんが、イオンモバイルさんは身近なところもあり格安SIMへの切り替え初心者には非常に良いエントリーモデルだと思います。
料金プランでユニークなのは「シェア音声プラン」で、こちらは1契約で最大5枚のSIMカードを利用することができるという、特に家族などで複数のスマホを利用するときに便利なプランになっています。
他にもいろいろなプランがありますので、まずはお店でチェックしてみるのも良いかも知れませんね。
UQモバイルとワイモバイルについてはテレビCMでも皆さんご存知だと思いますし、旭川市内にも複数の店舗がありますので、もはや『格安SIM』と分類するには違和感があるほどの存在だと思います。
UQモバイルはauのサブブランドで、ワイモバイルはSoftBankのサブブランドとなります。
店舗の置き方もキャリア3社とほぼ変わらないので違和感なく訪問することができますので、どちらも安心して契約できるメリットがあります。
ただ、少し気になるのは広告として打ち出している料金プランの内容が意外とわかりにくいところです。
契約開始から数ヶ月の間だけ安い料金で利用できるものの、その後は結構高くなってしまったり、光回線や家族でセットにしないと安くならなかったりと思いのほか条件が複雑だったりします。
よく確認しないと今より料金が逆に高くなる可能性もありますので注意が必要になってきます。
最近旭川市内でもかなりエリアが拡充してきている楽天モバイル。
携帯電話業界に2980円の低価格で殴り込みをかけ、そのおかげで価格競争が一気に進み、全社一律2980円への流れができたという価格破壊の功績は非常に大きいと思われます。
料金プランがほぼ一つというわかりやすさも楽天モバイルのメリットと言えるでしょう。
現在楽天モバイルが持つ自社エリア以外ではau回線にてローミングサービス対応しています。
これによって楽天エリア外でも問題なくスマホを使用することができます。
今後楽天モバイルの人口カバー率が高まってくるとローミングサービスが終了する事になりますが、これからも楽天モバイルの頑張りには期待したいところです。
実店舗はケーズデンキ旭川大雪通店内にあります。
docomoの新料金プラン「ahamo」(アハモ)は、月額2980円でデータ容量は20GB、最新の5Gに対応していてサブブランドではなくドコモ本体のメインブランドで提供する、という非常にインパクトの強いプランとして発表されました。
これにより業界内には激震が走り、価格競争・サービス競争への流れが一気に加速したと言えます。
サービス開始は3月からの予定のようですが、業界最大手のdocomoからこういったプランが発表されたことは業界を揺るがす衝撃となりました。
我々消費者にとって価格競争が進むのはありがたいことですが、低価格を実現するためにdocomoの戦略としてオンライン契約に絞ってきていることは注目するべき点ではないかと思います。
つまり、大手キャリアが格安SIMのサービス形態に寄って来た、とも言えるとでしょう。
携帯業界が過渡期を迎えている、そんな雰囲気を感じます。
格安SIMは基本的に店舗を持たず、オンラインで完結させることによって会社運営のコストを下げ、その差額を契約料金を格安にすることに充てて顧客を獲得するシステムを取っています。
今回、docomoがahamoとしてそういった動きを見せた事により、今後オンライン契約がスタンダードなものになってくると考えられます。
では、ここからはオンラインでの契約がメインの格安SIM会社を紹介していきます。
LINEモバイルは、アプリの『LINE』が提供するサービスで、LINEデータフリーという実質LINEが使い放題になるオプションがついているのが特徴です。
その他別料金にはなりますがTwitter、Facebook、Instagramなどの主要なSNSが使い放題になるプランも魅力の一つだと思います。
キャンペーン期間中にベーシックプラン(データSIM(SMS付き)・500MB)を新規契約またはプラン変更すると、追加データ容量512MBを最大12ヶ月間特典をプレゼント!
mineoは関西電力のグループ会社である株式会社オプテージが提供するサービスで、顧客満足度が非常に高いことが特徴と言えます。
今現在使用中のスマホをそのまま使って切り替えたい人にオススメですね。
y.u mobileは、U-NEXTとヤマダ電機が合弁して設立したサービスで、「永久不滅ギガ」や「修理費用保険お客様負担ゼロ」などが特徴です。
IIJmioは株式会社IIJが提供するサービスで、格安SIM会社としては老舗のブランドです。
スマホ本体とセットでの契約もお得にできるプランが用意されています。
BIGLOBEモバイルはKDDIのグループ会社で、もともとインターネットプロバイダーということもあり通信には強いイメージです。
エンタメフリーオプションなどが特徴です。
「OCNモバイルONE」は、NTTコミュニケーションズが提供するサービスで、NTTが提供するという太い安心感が特徴です。
料金プランもかなり安めの設定なっており、スマホ本体とセットでの契約もかなりお得になっています。
NTTドコモのLTEとFOMAに対応したMVNO「OCN モバイル ONE」。音声通話対応のSIMカードと人気の格安スマホが一緒に届いてすぐ使える「らくらくセット」がおすすめ。MNP(ナンバーポータビリティ)でのお乗り換えも可能。Webで簡単お申し込み、送料無料でお届けします。
さて、月々のスマホ代は節約の目処がたったとして、例えばスマホ本体も追加で購入しなければならない時、新品で購入するのは結構手痛い出費になってきます。
しかも、買うべきスマホが格安SIMに対応しているのかどうかもわからないのではちょっと困ってしまいますよね。
そこで、今回はスマホの中古端末の購入をオススメしてみたいと思います。
旭川市内に複数店舗あるGEO(ゲオ)さんでは、スマホの中古端末を数多く取り扱っています。
以前僕がゲオ旭川大町店さんにお邪魔した時は、自分が使っている格安SIMが買おうとしている中古スマホに対応するか実際に通信確認までして頂けました。
SIMサイズや通信会社の関係で知識がないと結構選択が難しい中古スマホですが、ゲオさんで丁寧に対応して頂けて非常に助かりました。
中古の商品でも安心して購入できるのはありがたいと思います。
いかがでしたでしょうか?
4月からの新年度、子供の為にスマホ回線を増やしたり、新生活の為に新しく契約したり、これまでのスマホ料金を見直したりと色々と動きのある時期だと思います。
低価格大容量のプランも続々発表されていますので、チェックしてみても良いのではないでしょうか。
いやー、それにしてもahamoが与えた衝撃は格安SIM業界にも相当大きな影響があったと思われます。
今後各社から様々なサービスプランが発表されると思われますので、最新情報に注意しながら賢く選択して頂ければと思います。
それでは。
この記事のキュレーター