2021年05月09日

【読書の春?】家でじっくり読みたい。映像化された原作小説3選!!

冬の寒さがようやく和らぎ、春らしくなってきたなーと思う今日この頃。春の陽気に誘われてどこかへ出かけたいなーと思う人も多いはずです。しかしコロナ禍の昨今、自粛の波を受けて出かけたくても出かけられない…そんなあなたにおすすめなアニメ化・映画化した小説を3つ、ご紹介します!


有頂天家族

出典:ロールキャベツ

 

■ジャンル/コメディ・ファンタジー
■筆者/森見登美彦
■出版/幻冬舎
■発売日/2007年9月25日

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。

2013年にテレビアニメ化され、2017年に続編が放送された(制作 P.A.WORKS)

TVアニメ「有頂天家族」公式サイト

https://uchoten-anime.com

人気作家・森見登美彦原作の小説「有頂天家族」ポータルサイト

「四畳半神話大系」「夜は短し恋せよ乙女」など多くのメディア化した作品を手がけた森見登美彦さんの第六作目。
舞台は現代の京都、あらゆるものに化けるたぬきたちのすったもんだを描いた和風ファンタジー小説です。

現在『有頂天家族』、『有頂天家族 二代目の帰朝』の二冊が刊行されており、第三作目の予告がされています。

【おすすめポイント】

この作品のおすすめポイントはなんといっても「森見作品特有の小気味よい言い回しと、登場する魅力的なキャラクターたち」です。

森見さんの作品は少し硬めな文体で書かれていて、難しい言い回しなどもたびたび登場します。
しかしこの文体が読み進めていくとともにあら不思議、テンポの良い言葉回しと言葉遊びが面白く、どんどん夢中になっていってしまいます。

この作品「有頂天家族」に出てくるキャラクターは皆、良くも悪くも曲者揃いです。
普通の人などひとりとしていません。
そんな登場人物たちが織りなす奇想天外、笑いあり涙ありの人間(?)ドラマは必見です。

ハリー・ポッターシリーズ

出典:ロールキャベツ

 

■ジャンル/ファンタジー・ミステリー
■筆者/J・K・ローリング
■原題/Harry Potter
■出版/イギリス版 Bloomsbury Publishing
    日本版 静山社
■発売日/1999年12月8日(日本版)

両親の突然の死によって、おじおばの許で育てられたハリー。11歳の誕生日のプレゼントは、ホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証。紅の汽車に乗って着いたところは見たこともないような夢の世界だった。 死の魔法を浴びても生き残った主人公の7年にわたる冒険がいま始まる。

2001年〜2011年の間に全編映画化(配給 ワーナー・ブラザース)

言わずと知れた超有名作品であるハリー・ポッターシリーズ
最初の「ハリー・ポッターと賢者の石」の映画が2001年に公開されたというのだから驚きです。

【おすすめポイント】

ハリー・ポッターシリーズのおすすめポイントは「登場人物たちの人柄や関係性の緻密さ」です。
原作者のJ・K・ローリングはあるテレビ番組の中で「キャラクターたちにはあえて欠点を持たせている。」という趣旨の発言をしています。

なるほど確かに、言われてみれば
主人公のハリーは勇敢で正義感が強いところが長所ですが、転じて向こう見ずで無鉄砲な一面も併せ持っています。
友人のロンは優しいけれど臆病なのが玉にキズ、ハーマイオニーは真面目がすぎて自分にも他人にも厳しいきらいがあります。

そんないいところもあれば悪いところもあるキャラクターたちだからこそ、読み手は彼らに共感し、彼らの冒険を自分のことのように楽しむことができるのかもしれません。

人魚の眠る家

出典:ロールキャベツ

 

■ジャンル/フィクション・ヒューマンミステリー
■筆者/東野圭吾
■出版/幻冬舎
■発売日/2015年11月20日

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた――。病院で彼等を待っていたのは、〝おそらく脳死〟という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

2018年に松竹配給で映画化

人魚の眠る家

https://www.shochiku.co.jp/cinema/lineup/ningyononemuruie/

松竹株式会社の公式サイトです。当社配給の映画作品やアニメ・特撮の劇場作品、OVAおよびテレビ作品の情報をご紹介しています。

今まで数々の映画化、ドラマ化した作品を生み出してきた東野圭吾さんのデビュー30周年を記念して執筆された今作品。

2018年11月に篠原涼子さん、西島秀俊さんを主演とした映画が公開され、篠原涼子さんには第42回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」が贈られています。

【おすすめポイント】

この作品のおすすめポイントは「リアルな心理描写」です。
特に物語の主人公、薫子の心情の描写は文章を追っているだけなのに鳥肌が立つほど生々しく、情景が浮かぶようです。

作者の東野圭吾さんといえばガリレオシリーズなどのミステリーが有名ですが、この作品はそれらの探偵は一切登場せず、大きな事件も起こりません。

明確な悪者である犯人が存在しない、「不慮の事故」で娘の笑顔を失ってしまった薫子は、一体何を思い、どんな結論を出すのか。

必見です!

購入したお店

【ジュンク堂書店 旭川店】
住所:旭川市1条通8丁目108番フィール5階
電話:0166-26-1120
営業時間:10:00~19:30
定休日:不定休
駐車場:フィール旭川に順じた専用駐車場あり

【未来屋書店 旭川駅前店】
住所:旭川市宮下通7丁目2−5 イオンモール旭川駅前 3F
電話:0166-21-8622
営業時間:10:00~21:00
定休日:年中無休
( 新型コロナウイルス感染症対策の影響に伴い休業および営業時間の変更がございます。)

【TSUTAYA リサイクル旭川宮前店】
住所:旭川市宮前1条3丁目2番18号
電話:0166-38-3196
営業時間
10:00~20:00(TSUTAYA)
10:00~19:00(TSUTAYA買取)
定休日:年中無休
駐車場:あり

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はアニメ化、映画化した小説をご紹介いたしました。

映像化される小説はどれも名作揃いで話題性に富んだものばかりです。
今後、小説選びに迷った時の一つの基準としてみるのもいいのではないでしょうか。


この記事のキュレーター

美味しいものが好きです。