2021年07月04日
旭川は有名な酒所です。そんな旭川の酒蔵3ヵ所と銘酒をご紹介。自分用にはもちろん贈り物としても喜ばれる事間違いなしです!※この記事は過去に掲載したものです。掲載情報は記事公開当時のものになります
日本が世界に誇る文化のひとつ「日本酒」。
香り高い甘口やキレの良い辛口など、その種類はまさに多種多様。
人それぞれ好みも様々です。
そこで今回は、市内近郊の酒蔵とそこの銘酒をご紹介していきます。
まずはじめに高砂酒造株式会社に聞いた豆知識と美味しい飲み方をご紹介していきます。
日本酒が水より重いか軽いかで決まる、日本酒度・酸度・糖分の含有量により分けられる。
日本酒度の表記で判断でき、基本的に+なら辛口、-なら甘口となる。
基本的に賞味期限はなし。
ただし生酒の場合は冷蔵庫で保管し、3ヵ月以内に飲むことが推奨されている。
冷は香り高く繊細な味の大吟醸や吟醸酒。
燗はまろやかで奥深い旨みが引き立つ本醸造酒や純米酒がおすすめ。
ではここから旭川近郊の酒蔵とそこの銘酒をご紹介していきます。
海外からの観光客も多く訪れる、旭川を代表する酒造。
国内外の酒類コンクールなどで40年以上受賞し続けている「男山」を筆頭に、多種多様な酒を生産している。
隣接している酒作り資料館は観光スポットとしても人気で、毎年2月に行われる酒造開放では出来たての酒を味わおうと1万人以上が訪れる。
日本酒では世界初となるモンドセレクション金賞を受賞した看板酒。
穏やかな含み香、淡麗ながらも豊かに広がる上品な味わい。
アルコール度数:16%
米と米麹だけで醸した、深みのある芳醇な辛口酒。
冷ならスッキリ軽め、燗で飲むと味が膨らむ。
アルコール度数:15%
味の根幹となる大雪山の伏流水、醸造に適した北海道の気候風土、厳選した酒造りに向いた米と精米歩合から、キリっとした辛口淡麗の酒が生まれます。
米の旨みを感じつつ、口当たりはさっぱり軽め。
北海道の自然を感じられる、男山ならではの味を追い求め、毎日丁寧に酒を仕込みます。
工場見学
仕込みの時期であれば、2階と3階から窓越しに酒造りの様子を見ることができる。
壁には各工程の説明書きがあるため、どの道具がどの作業に使われているかわかるのも面白い。
酒造り資料館
男山に関連した歴史的資料が揃う2階にある展示室。
喜多川歌麿の「名取酒六家選」や歌川国芳の「誠忠義臣名々鏡」など、貴重な資料がズラリと並ぶ。
3階には昔の酒造りに使われていた道具が多数並んでいる。
映像資料もあり。
直売所
1階の直売所は観光スポットとしても人気で年間16万人ほどが訪れている。
限定酒も数多く販売。
試飲コーナーでは無料で酒の飲み比べができる。
家庭で甘酒を作ることができる復古酒の搾り酒粕が特に人気。
明治32年に創業した旭川の老舗酒造。
代表的な日本酒は昭和50年に誕生した淡麗辛口酒「国士無双」。
最近では新発売の「旭神威」や若手が主導で完成させた「若蔵 KURA challenge」なども注目を集めている。
日本酒はもちろん、酒粕を使用したチーズやソフトクリーム、スイーツなども販売している。
新たなブランド酒として一昨年3月に発売した日本酒。
兵庫県産の酒米「山田錦」を長期間低温発酵し、搾りたての新酒を氷温庫で貯蔵することで、生酒特有の華やかな香りを保っている。
口に含めばその香りがふわっと広がり、飲んだ後も華やかな余韻が残る今までになかった日本酒として、各方面から絶賛されている。
アルコール度数:15%
柑橘系のフルーティーな香りが漂う、国士無双シリーズの人気No1。
キリッとした爽快感で後味さわやか。
アルコール度数:15%
酒本来の旨味と酸味のバランスがとれているため飲みやすい。
スッキリとしたキレの良さが自慢の1本。
アルコール度数:15%
容量:720ml
価格:1562円
梅のエキスを配合した香り豊かな日本酒。
自然な甘みと程よい酸味が両立している。
炭酸割りがおすすめ。
アルコール度数:11%
女性に好まれる日本酒をコンセプトに、昨年2月に発売した。
米の旨味と甘みが強く、後味はすっきりとした1本。
アルコール度数:14%
弊社は雪中貯蔵などの気候を活かした酒造りや道産米にこだわった醸造に力を入れています。
地元の方々と造る『農家の酒』や企業とも連携し、新しいモノ作りにも挑戦しています。
今後も旭川を盛り上げるような企画を考え、おいしい酒をお届けできるよう努力していきます!
資料展示
入口からまっすぐ奥に進むと、高砂酒造にゆかりのある陶器や道具が展示されたスペースに着く。
1世紀以上の歴史に飾られる隠れ観光スポットとして親しまれている。
直売所
国士無双シリーズをはじめ、新商品や蔵元限定酒など40種類以上の酒を用意しており、高砂酒造の魅力を存分に楽しめる。
奥には休憩スポットもあり。
酒粕を使用したスイーツやチーズなどの食品類が最近のトレンド。
遊び心を感じるオリジナルグッズの数々は、お土産品にも最適!
試飲コーナーでは8種類の日本酒を味わえる。
工場見学
製造工程を間近で見られる工場見学は1回10人程度。
毎日10時と15時からの2回行なっている。
3日前までに電話かHPから予約を。
酒を寝かせる土蔵は歴史を感じさせる佇まい。
全国に生産拠点を持つ酒造。
米・水・気温に恵まれた旭川ならではの気候をいかした昔ながらの手法と、最新機械と高い技術力を合わせた酒造りを行っている。
代表ブランドは「吟風」や「彗星」などの道産米を100%使用した「大雪乃蔵(たいせつのくら)」と「北の誉」の2シリーズ。
道産米の吟風を使用した合同酒精のイチオシ商品。
低温で丁寧に仕込んだ品質重視の1本で、その名の通り、絹のようななめらかな口当たりが特徴。
柔らかな辛口で飲み飽きせず、日本酒でありながらワインのような感覚で味わえるのもポイント。
優雅でフルーティーな香りもその上品さに拍車をかけている。
アルコール度数:16%
香り豊かで飲みやすい自慢の1本。
瓶に詰める前に1度だけ加熱処理をした、フレッシュな味わいが特徴。
アルコール度数:13%
飲みやすさを重視した日本酒で冷で飲むと旨さが際立つ。
生貯蔵酒特有の豊かな風味も高ポイント。
アルコール度数:14%
北海道米を旭川の清冽な水で醸造した生貯蔵酒。
クセのない上品な味わいで米本来の旨味が引き立っている。
アルコール度数:13%
穏やかな香りとさわやかな味がする、東川米100%使用の酒。
スッキリとした飲み口で日本酒好きに好評。
アルコール度数:15%
弊社の酒は温度・湿度や衛星などの品質管理を徹底していますので、日本酒好きにも満足していただけると思います。
重要な工程を機械化することで、安定して酒を造ることができるのも特徴です。
また原料はすべて道産で、地元に根付いた酒造りを大切にしています。
蒸米室
巨大な蒸米機で精米や洗米を行っている。
酒造りにおける最初の段階を担うため、非常に重要な工程。
製麹室
麹造りに欠かせない製麹機。
蒸し暑い室内には独特の香りが漂っている。
監視室
細心の注意を払い温度や湿度を管理している監視室。
わずかな変化も見逃さない。
タンク室
米・麹・水が入った発酵タンクがずらりと並ぶタンク室。
ここで発酵させ、もろみを仕込んでいる。
発酵タンク
タンクの中にはコポコポと泡立っているもろみが大量に入っている。
発酵を終えた後、熟成や貯蔵など、いくつかの工程を経て日本酒が完成する。
この記事のキュレーター
40%まで磨いた道産米を100%使用し、時間をかけて丁寧に醸した「北の稲穂」シリーズの最新作。
華やかな吟醸香とフルーティーな風味、やわらかい旨味があり、雑味のない上品な余韻が心地良い注目の1本。
アルコール度数:16%