2021年07月21日
北海道の風物詩と言っても良いのではと思う『とうきび』。茹でたり、バーベキューで焼いたり、たまには生で食べてみたりと人気の高い『とうきび』のおいしさを堪能してみませんか?
子どものころから、結構な大人になるまで『とうきび』が方言だったとは知らなかった私。
正式名称は『とうもろこし』なんですよ。でも、ついつい『とうきび』って言ってしまいますよね?
旭川の人なら、札幌方面や留萌方面に行くときに神居古潭のトンネルを過ぎたあたりで目にしたことがあるはずの【ゆでとうきび】の看板。
立ち寄ったことがなかった私ですが、昨年、友人と留萌方面に遊びに行った帰りに『とうきび買って帰るから、あの店に寄ってほしい』と言われ、『ゆでとうきび』を購入。その友人曰く、自分で茹でたり、スーパーで買ったものとは絶対おいしさが違う!とのこと。
実際に食べてみると味が全然違うんですよ!!今年も【ゆでとうきび】の看板が見え始めたので、美味しい【ゆでとうきび】をgetしに行ってきました。
私が買いに行った日は、残念ながらまだ販売していなかった【竹村果樹園】。
せっかく買いに行ったので話をきいてみると、『まだ、実が入りきっていないから販売はしない』という徹底ぶり。
とうきびをおいしい状態で食べてほしいからと、時期をずらしながら植え、10月いっぱいくらいまでは、おいしい【とうきび】を食べられるようにしているという工夫を聞きながら、お忙しい中わざわざ【とうきび畑】を見学させてくれた優しさに感動です。
出典 はるすけ
販売している品種は【恵味ゴールド】で、茹で時間は6分、とうきびの大きさや茹で時間で実が固かったり柔くなったりしそうですが、6分って決まってるとのこと。
実の入り方や大きさなど揃えて茹でるからできるプロの技なんだろうと畑を見た後からなのか妙に納得。
とうきびを買うことはできませんでしたが、【とうきびの達人】からしっかりと話をきくことができたので満足しながらその日は帰宅。
いろいろな話をきいたので絶対買いに行かなくてはと改めて行ってきました。素材の甘みが活かされる塩味と茹で加減、絶妙です!!
恵味ゴールド
出典 はるすけ
店名 竹村果樹園
住所 旭川市神居町神居古潭110-20
電話 0166-72-2149
営業時間 9:00~販売終了まで(10月末くらいまで)
出典 はるすけ
私が見るときは、だいたい車が4~5台ほど停まっている【俺ん家のとうきび】。
私が買いに行った日も3人くらいの人が待っていて、みんな注文していく数が5本とか10本。
会話をこっそり盗み聞きしていると『食べ始めたらとまらないのよね~』なんて聞こえてきます。とうきび1本食べればそこそこおなかはいっぱいになるのに、とまらなくなるおいしさって興味深々になります。
出典 はるすけ
販売している品種は【恵味ゴールド】。こちらのお店も茹で時間は6分。
朝から大きな鍋に薪で水を沸かし塩の分量を量って茹でていくそうです。何回も茹でていくとお湯が減っていってしまうのでお水と塩を足していくそうですが、分量を量るのは朝の1回だけと聞いてビックリ!さすがプロ、同じ味を提供できることに感動です。
そして、もうひとつこだわりを発見!!茹で上がったとうきびに【追い塩】をしてるんです。この塩は茹でるときに使用する塩とは違うんですって。2種類の塩を使い分けおいしさを追及してるんですね。
恵味ゴールド
出典 はるすけ
店名 俺ん家のとうきび
住所 旭川市神居町神居古潭
電話 0166-72-2255
営業時間 9:00~販売終了まで(10月中旬くらいまで)
出典 はるすけ
その日の収獲によって販売される品種が変わる【増茂果樹園】。
聞いた限りでも『サニーショコラ』、『ゴールドラッシュ』、『未来』、『ピーターコーン』、『恵味ゴールド』と品種の多さにビックリ!聞いたことのない名前が多い。
【とうきび】と言ってもこんなに種類があって、さらに凄いことに茹でる品種や実の入り方によって、茹で時間、塩の調整を変えてるとのこと。またも【とうきびの達人】発見です。
出典 はるすけ
大きな鍋に大量の水を薪で沸かし茹で時間と塩の調整を変えるのは長年培ってきた経験があるからこそできる技なんでしょうが、とうきびの素材本来の味や、それぞれの品種の良さと風味などを出せることは凄いことですよね。
これだけの品種が食べられるのなら何度でも足を運び、全種類制覇したくなるお店です!年配の夫婦が営んでいるお店なので話を聞くといろいろ、とうきびのことを教えてくれました。とうきびを美味しく食べるためには茹で時間が重要みたいですよ。
出典 はるすけ
店名 増茂果樹園
住所 旭川市神居町神居古潭42
電話 0166-72-2437
営業時間 8:00~販売終了まで
ひとことに【とうきび】といっても奥が深いことが判明、同じ品種、同じ茹で時間でも食べると味が違う。
使用する塩や育てる環境によって味は違うことを知りました。
また【とうきび】は鮮度が勝負と教えてもらいました。朝収獲をしてその日のうちに茹でて販売してしまうから旨味が凝縮されておいしさが倍増してるんです!
3店のお店それぞれのおいしさや違いがあるので、いろいろと食べ比べてみてはいかがでしょうか?
この記事のキュレーター
出典 はるすけ