2019年12月04日

北海道と沖縄どちらの方が生活しやすい?移住マニアの評価はとは

現在までに居住を構えて生活してきたところはオーストラリア、ベトナム、ネパール、メキシコ。 国内だと沖縄の宮古島と、兵庫県の淡路島。地元北海道の旭川から比べて、多くの日本人が憧れる沖縄の生活は一体どうなのか?移住ジャンキーの僕が日本の北国と日本の南国を比べてみました。


沖縄宮古島

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ここ最近日本で一番のバブルと言われる沖縄県宮古島。

宮古島市が観光客誘致に成功し、特に外国人からの観光客も増え経済的な潤いはあるもののその陰では様々な問題も浮上しています。

東洋一美しい海と言われる理由は島に川がないことから余計な流水がないからとも言われています。

北海道民には理解できないかもしれませんが、隣にある石垣島から来る人ですら「宮古島の海は綺麗」と言うほどの透明度を誇っています。

南国で生活するということ

南国のメリットとしてはやはり暖かくのんびりしているところというのが実際のイメージ。しかし暖かい時期もありますが、基本的には外を出歩くのが厳しいほど暑い日が多い。 しかし冬を除けば海で毎日のように遊べるので海好きの人にはたまりません。 北海道民からすると、雪のない冬は生活がしやすいかもしれませんが冬場は雨が多いので日照時間が北海道よりも少ないのが現実です。 離島なので物価は多少高めで、梅雨の時期は食品はもちろん衣類までカビが生えるのは覚悟が必要です。 当たり前ですが、何かで用事がある時などは沖縄本島や内地まで出なければいけないので飛行機での移動が必須となります。

移住の状況

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土地の値上がり状況は現在、北海道のニセコと沖縄の宮古島が日本で一番値上がりをみせていますので、家賃の高騰が激しく、住居を見つけるのは簡単ではありません。 仕事を探すのは選ばなければ難しくはありませんが、職種は限られてくるでしょう。 また台風などの被害が出た時に停電は必ずします。 地域によっては数日間停電が続くことも理解した上での移住生活が必要です。 潮風もあるので塩害対策のために車の洗車はこまめに行わないと錆びが早くなります。

北海道の生活

北海道、もしくは旭川以外で生活がしたことがない。 そんな人も少なくはないでしょう。 それでは北海道の旭川で生活をするということのメリットデメリットを考えてみましょう。

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旭川の特徴

夏は気温30度から冬はマイナス25度と寒暖差が激しいのが旭川の特徴。 山で囲まれている環境の影響か、内向的な人が多く保守的な市民が多い印象です。 自然災害が少ないのは全国的に見ても安心できますし、安定的な地域かもしれません。 雪の多さには困りますが、そのおかげで水に困ることがないのが良いところでしょう。 住んでいると気がつきませんが、水不足などの問題で困る地域は今でも多くありますし、宮古島は残念ながら水道水があまり良くなく、飲料はおすすめできません。 これらのようなことは当たり前のように感じますが、様々な地域で生活して水が当たり前にあるありがたさや、水道水が飲めることの重要性は実はすごいことなのです。

移住に理想的な町か?

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もちろん移住を希望する人が何を求めるかによって違いはあるので一概には言えないのですが、安定的な生活を求めるなら比較的それに近い生活ができるのが旭川かもしれません。 自然災害が少なくそのおかげで停電などもなく、水は安心して飲める。 家賃の高騰なども今現在では起きていませんし、生活に困ることはありません。 しかし刺激的な生活を求める人であればそれらは難しいかもしれません。 都会的な地域でもなく、ニセコのように外国人がものすごく多いような町でもありませんので。

理想は二重拠点

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ここまで読んでしまうとネガティブなイメージが強くなってしまうかもしれませんが、僕個人としてはそれでも尚、宮古島はもう一度住みたい場所です。 やはり南国のあの雰囲気は好きですし、近所から流れてくる三線の音色や琉球ならではの空気感は他では味わえないものがありますので。 ただ僕が一番理想とする生活スタイルは、国内で生活をするなら北海道と沖縄の二重拠点の生活が理想的なスタイルだと思います。 「そんなの無理に決まってる!」なんて声も聞こえてきそうですが、自分たちのライフスタイルに制限をかけなければそれらを可能にしている家族も知っています。

夏は沖縄、冬は北海道

仕事の関係もあるのかもしれませんが、冬は宮古島を出て北海道で生活をしているとある家族。 冬は雨が多く島の生活が滅入ってしまう人は少なくなく、その時期は北海道でスキーのインストラクター。夏になると宮古島で観光ガイドなどをやって生計を立てています。 またネットで生計を立てている人も難しいことはないかもしれませんが、問題は台風が来た時に回線を確保できるかどうか。 ネットで生計を立てている家族を知っていましたが、やはり停電の時はかなりあたふたしていました。 逆パターンで、冬はサトウキビ農家やタバコ農家の仕事を宮古島で行い、夏は旭川の農家で仕事をするという生活もできなくもありません。

まとめ

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北海道の人だけに限らず沖縄の生活に憧れを抱く人は多いのですが、年間で2万5千人が沖縄に移住をして同じ数の人が沖縄での移住生活をやめて出て行っているというデータもあります。 どこまでの数が正確かは定かではありませんが、沖縄で理想の生活ができるのかと言うと何とも言いがたいところ。 個人的には先にも述べたようにもう一度住みたい島ではあるけれども、やはり梅雨のカビや台風時の停電、物価の高いことなどは避けては通れないことです。 いかがでしょう?沖縄への憧れの移住を考えているならば参考にしてみてください。

この記事のキュレーター

バドミントン元全日本ジュニアチャンピオン。20代半ばよりオーストラリアで生活後、アジア、南米、北米を1年半放浪。帰国後は沖縄の宮古島、兵庫の淡路島などで島生活を経てバドミントンネパール代表のコーチに就任。その後メキシコでジュニア代表もコーチし、マヤ族と一緒に生活。海外ではクリスタルやオパールなどの天然石の買い付けも行い、マクラメジュエリー、アトリエ「名もなき石屋」を幌加内で運営。著書にノンフィクション「旅を終えると君の余命は1年だった」を出版。英語、スペイン語、手話での会話が可能。