2021年10月05日

秋を和菓子で感じて@旭川の老舗和菓子店4つ

10月になり季節はすっかり秋めいてきました。温かなお茶と一緒にいただきたいのはやっぱり和菓子。旭川市内で秋を感じる和菓子を探してみました。美しい職人の技が光るお菓子、珍しいおはぎ、秋の味覚を味わえる大福、パケ買いしたくなるかわいい和菓子、4つのお店をご紹介します。


①菓子処まるきた

Photo:まみ

 

明治36年創業、旭町にある和菓子店「まるきた」は、いつも新しいお菓子の開発に挑む老舗店。中華まんじゅう、どらやき、もなか、ねりきりなどの昔ながらの和菓子から、ケーキや焼き菓子、マリトッツオなどの新しいお菓子まで、種類が豊富。

お店へ伺うたびに、こんなお菓子もあったんだ!と発見があります。

また、ツイッターで美しいお菓子や新作を教えてくれるのも楽しいんです。

Photo:まみ

 

今回お店の中でいちばん目を引いたのは、ねりきり。
秋の自然を模した美しいねりきりは、職人の技。

コスモス、ぶどう、イチョウ、もみじと、カラフルでグラデーションも美しく秋を感じました。

優しい甘さはあたたかなお茶にぴったり。
少しずつ口に運んでは、お茶をすする贅沢な時間になりました。
見ても食べても楽しいお菓子。
手が込んでいるのにリーズナブルなお値段で、すべて180円です。

Photo:まみ

 

もうひとつのおすすめは、どらやき。
まるきたを代表するお菓子のひとつがどらやきですが、こちらは新作の味わい「バターあんどら焼き わらしこのぼっこ」。風味豊かなバター入り粒あんを自慢の中皮生地でサンドした、優しくもコクのある味わいです。

パッケージには、
“まるきたに住む座敷わらしの福丸です。召し上がって一緒に笑いましょう。”
と書かれています。
たべたらきっとハッピーがあるはず♩

*Shop info*
菓子処 まるきた
・住所:旭川市旭町1条4丁目
・電話:0166-51-0780
・営業時間:9:30~18:00
・定休日:日曜日
・公式ツイッター:https://twitter.com/marukita1903

②にちりん

Photo:まみ

 

買物公園の一番はじっこ、8条通りにある老舗菓子店。
昭和34年創業のお店です。
にちりんのお餅は、旭川っ子の味。

昔から今も愛されるお菓子店です。

Photo:まみ

 

そのにちりんで、秋の味わいを探してみました。
大きな大きな大福の真ん中に「栗」のシールが。
焼き栗がまるごと1つ入っていると教えて頂きました。

栗好きとしては、買わずにはいられません。

Photo:まみ

 

毎日職人さんが手返しでつくお餅に包まれて、あんこと焼き栗がたっぷり入っていました。
1つ、180円。
香ばしい栗と甘さ控えめのあんこは相性ピッタリ、秋ならでは。
この時期だけの販売です。

*Shop info*
にちりん菓子店
・住所:旭川市8条通7丁目
・電話:0166-22-2094
・営業時間:9:00~16:00
・定休日:土日祝日

③壺屋総本店 なゝ花窓館

Photo:まみ

 

創業昭和4年の老舗店。
壺もなか、き花、雑木林、氷点と旭川市民なら誰もが知っている銘菓が揃います。

忠和にある「壺屋総本店 なゝ花窓館」へ行ってみました。

Photo:まみ

 

店内は秋の装いがステキ!
和菓子も洋菓子も季節に合わせ、秋の素材を使って作られたお菓子がたくさんありました。

「栗金時」は、ちょっとシナモンの風味がするボリューミーなお菓子。
お茶はもちろん、コーヒー・紅茶にも合う、洋菓子のような和菓子です。

変わらぬ味わいとさつまいものようなフォルムにほっとしちゃいます。

Photo:まみ

 

店内でひときわ目を引いたのは、とってもオシャレなパッケージのお菓子。

〇リンゴとスイートポテトのパイ
〇あんマドレエヌ 栗かんろ

のふたつ。

テーブルの上に載せておくだけで秋の雰囲気に。
味わいはとてもリッチ♩
ゆっくり時間をかけてお茶と一緒にいただきたいお菓子です。

*Shop info*
壺屋総本店 なゝ花窓館
・住所:旭川市忠和5条6丁目5‐3
・電話:0166-61-5182
・営業時間:9:30~19:00
・定休日:1月1日、ほか不定休
・公式サイト:https://www.tsuboya.net/

④一久 大福堂 旭川本店

Photo:まみ

 

創業大正13年。
買物公園でオープンし、昭和2年に今の場所へ移ってからずっとこの場所で営業している老舗店です。

子どもの1歳の誕生日は、こちらで一升餅を作っていただき、背負って歩かせました。
お赤飯も頂きましたが、とてもおいしかったです。
そのお赤飯は、事前に予約をしないと購入できませんが、この日はお赤飯を使ったお菓子を発見!

Photo:まみ

 

ショーケースにあったのは「赤飯おはぎ」。
お彼岸限定だったようです。

次の販売は3月の予定のようです。
通常のおはぎは販売していますよ。

Photo:まみ

 

お赤飯のほんのりとしたピンク色がかわいい!
もち米の味わいと食感がしっかりと伝わりました。
甘さ控えめのあんこが食べやすく、食べ終えるのがもったいないくらい…
時々口の中ではじける黒ゴマが香ばしくておいしいんです。

小さな赤飯おはぎの中に、たくさんのおいしさが詰まったお菓子。
もしも食べる機会があったら、ぜひおすすめしたいひとしなです。

*Shop info*
一久 大福堂 旭川本店
・住所:旭川市旭町2条3丁目11-103
・電話:0166-51-1932
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:無休・不定休
・公式サイト:https://www.daifukudo.co.jp/

秋のお菓子でほっこりしよ♪

旭川市内の老舗和菓子店を4つ、ご紹介しました。

・菓子処まるきた
・にちりん
・壺屋総本店 なゝ花窓館
・一久 大福堂 旭川本店

和菓子は秋にぴったり。
あたたかなお茶と一緒に、長い夜を楽しみませんか。


この記事のキュレーター

♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・たびらい北海道・いい眠りPress・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。