2019年12月02日

【特集】北海道民 いまさら聞けないけどホントは知っておきたい「冬道の歩き方」!

冬になってだんだんと増えるのが凍結した路面などでの転倒事故です。雪のある環境に慣れていない観光客が、転倒して動けなくなっている姿を見たことがある人もきっと多いはず。えっ? 「雪国生まれ、雪国育ちだから、私は大丈夫」って? いやいや、油断は禁物。より安全に冬を乗り切るためにも、雪道の歩き方を確認しておきましょう♪


まずは安全に歩くための服装をチェック!

帽子

防寒効果はもちろん、転んだ際に頭を守る冬の必需品。選んでほしいのは、頭部全体を覆うデザインで、生地が厚めのもの。風などで飛んでしまわないように、自分にあったサイズを着用しましょう♪

手袋

転倒した際、手をついて擦り傷を負ってしまうことがあると思いますが、手袋ひとつで様々なケガを防ぐことができるので、ぜひ着用を。丈夫さはもちろん、防水性能があればさらに安心です。

出典:asatan

 

リュックサック

手荷物でバランスを崩して転倒…なんてことを防ぐためにも、リュックサックは重要アイテム。両手があいていることで転ぶ際に身体をしっかり支えられるうえ、背中を守るクッションの役目も果たしてくれます。

コート

腰への衝撃も軽減する、コートなどの丈が長い服がオススメ。しかし、小さいサイズを選んでしまったり、過度な厚着をしてしまうと、動きづらくなってかえって危険なので注意して。

足裏に凹凸のついた冬用シューズは、雪国では必須アイテム。さらに金属のスパイクが付いていればベリーグッド! ヒールはバランスを崩しやすく危険です。

安全に冬を過ごしたいなら夏靴はNG。 asatan編集部には、年中夏靴だというスタッフがいました…/出典:asatan

 

転びやすい場所はこんなところ

雪解けなどによって濡れている路面や、傾斜のある道はもちろん、交差点などの【自動車が多く通る場所】は、氷がタイヤで磨かれてツルツルになっていることが多いのでご注意を。

また、【路肩】にはデコボコの氷ができ、歩きづらくなっていることが多いので、なるべくその上を歩かないことが望ましいです。

デコボコのある氷道も滑りやすくなっている可能性が。こんな道で転んだらひどいケガをしそうだ/出典:asatan

 

転ばないようにうまく歩く3つのポイント!

ポイントは
①足を腰幅くらいに広げる
②ひざを少し曲げる
③歩幅を少し狭めて歩く
の、簡単な3つ。

こうすることで重心がブレず、さらに足の裏全体を使って着地できるため、バランスを保ちながら歩くことができます。

また、目線は足元を見がちですが、少し先に視線を向けるように意識すると、あらかじめ危険な場所を察知することができますよ。転んだ際に受け身が取れるよう、両手はあけておきましょう。

冬場は転ぶことが多いという運動神経ゼロの編集部スタッフT。「たった3つのポイントだけで本当に歩きやすくなるの?」と不安げながら、試してみる/出典:asatan

 

「おお! サクサク歩ける!」と、思わず笑顔に/出典:asatan

 

歩き方NG例① 慎重すぎる歩き方

「滑らないよう、慎重に、慎重に…」と胸や背中などを緊張させた歩き方は、かえってバランスを崩しやすいそう。

夏靴のスタッフSが、慎重すぎる歩き方を実践。「体の重心が不安定で、今にも転びそう」/出典:asatan

 

歩き方NG例② 歩幅が広い

歩幅が広い歩き方は、かかと・つま先だけで体を支える瞬間が発生するため、転びやすい傾向に。足の裏全体を使うことは、バランスをとるうえで重要なポイント。

歩幅が広い歩き方。前後左右と、予測不可能な転び方をしそう/出典:asatan

 

前から見ると、かかとで着いていることがよくわかる。この場合は前方向にズルっといきやすい/出典:asatan

 

歩き方NG例③ 内股歩き

女性に多い内股での歩行は、バランスを保ちづらいため、雪道で転ぶ要因のひとつ。転倒の瞬間に足のつけ根を捻ってしまう恐れもあるので、冬場は避けておきたい歩き方。

足裏の外側の部分で体を支える内股歩き。歩こうと片足を上げた瞬間に横方向に滑りやすい/出典:asatan

 

歩き方NG例④ 歩きスマホ

一番やってはいけないのが、歩くことに集中しないこと。なかでも、歩く先を見ない、歩くことに集中しない、猫背になるなど、歩きスマホは危険な要素が盛りだくさん!

また、考えごとをしていたり、ボーっとしている時、急いでいる時も注意。飲酒後、はしゃいでいる時など、気分が高揚している時も転びやすい。

スマホ操作に集中してしまうと、転倒の際、瞬時に受け身が取れないことも。ポケットに手を入れるのもNG!/出典:asatan

 

スマホ画面をのぞき込むと、どうしても猫背の不安定な姿勢に/出典:asatan

 

雪道の安全な”転び方”

ここでは後ろから転ぶことを条件に、安全な転び方をスタッフ自ら実践して紹介します。

①「あ、転びそう」と思ったら、自分のヘソを見よう

ポイントはヘソを少しのぞき込むようにすること。こうすることで、次の瞬間に、地面に頭をぶつけるリスクがぐっと抑えられるのだ!

雪国で育った人たちは、自然と身についていることが多いみたい。

雪道で”ツルっ”とした瞬間。こう見えて、けっこう首を曲げてヘソを見てます/出典:asatan

 

②背中を丸めることで地面から受けるダメージを吸収

いよいよ転びます。

ここで絶対に避けたいのが、背中や腰の強打。ヘタをすると痛さのあまり、しばらく動けないこともあるので、受け身をとるようにしましょう。

受け身をとるポイントは、背中を丸めること。「ごろんっ」と後ろに転がるように倒れることで、背中全体を使って衝撃を吸収することができるんです。

腰の少し上のあたりで地面と接触し、そのまま「ごろんっ」/出典:asatan

 

すごい驚いた顔をしていますが、「全然痛くなかった」とのこと/出典:asatan

 

③不意に手をつくのは危険!

着地の際に不意に手をついてしまうと、手首を傷める恐れが。【手のひらから肘の辺り】まで、広い部位を使うようにすると比較的安全。

手をつく際のイメージ。これでも場合によっては肘や肩を痛める可能性があるので注意/出典:asatan

 

手のひらだけをつくのは危険/出典:asatan

 

おわりに

冬道の歩き方、転び方、オススメの服装を紹介しました。雪国に住んでいる方も、観光などで訪れる予定のある方もこの記事を参考に、より安全に冬を過ごしましょうね♪

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まさか、真冬の屋外で水遊びをするとは…!

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この記事のキュレーター

asatan公式アカウントです。
旭川とその周辺地域に関連するイベント、グルメ、観光、くらしに役立つ情報などなど、ドシドシご紹介しますのでお楽しみに!