2022年01月27日
最近、街なかで見かけるようになった極太タイヤを履いた自転車、「ファットバイク」。 ファットバイクがあれば冬でもサイクリングが楽しめ、雪国ではスキーやスノーボードに続く新しい冬のスポーツとして注目されつつあります。 そんなファットバイクによる雪上サイクリングがレンタルで体験できる施設をご紹介します。
ファットバイクとはオフロード走行を目的としたMTB(マウンテンバイク)の発展型の自転車で、MTBよりも2~3倍以上のタイヤ幅がある極太タイヤを履く自転車です。
発症はアメリカのミネソタ州で、冬期に雪と氷で閉ざされる地域でも自転車が乗れないかと開発されました。
その太いタイヤ幅により悪路でもグリップ力が高く、また安定感もありオフロード走行や雪道走行に適しています。
ブレーキもリムの影響を受けないディスクブレーキを採用し、悪路でも強力に作動します。
さらに太いタイヤによるエアボリュームの恩恵で、乗り心地がとても良い特徴もあります。
そんなファットバイクを使った雪上サイクリングがレンタルで楽しめる場所を以下に紹介します。
旭川駅中にある旭川観光物産情報センター。夏季は観光客向けにクロスバイクやシティサイクルのレンタルサイクルを実施していますが、冬期にはファットバイクのレンタルを行っています。
出典:sakura
料金は2時間が1500円。1日だと3000円。受付は旭川観光物産情報センター内で行います。
出典:sakura
コースは旭川駅裏で、日曜日に「雪列車」が走る特設コース。
天候状況にもよりますが、圧雪された雪道でタイヤの太いファットバイクなので想像以上にタイヤが雪を噛み、グイグイ進んでいきます。夏の自転車では体験できない不思議な感覚があります。
出典:sakura
また、タイヤが太く空気もかなり入るためサスペンションが無いにも関わらずフワフワとした独特の乗り心地が楽しめます。
そしてアスファルトよりも抵抗が大きいため雪上サイクリングはいい運動にもなります。
出典:sakura
コース幅も広く、歩くスキーの人と兼用ですが車が来ないクローズドコースのため安全に楽しめます。
雪道に応じて適切なギアで走りましょう(大きいギアでクルクル回すのがオススメ)。
住所 旭川市宮下通8丁目3−1
レンタル場所 旭川観光センター内(アクティビティセンター)
電話 0166-26-6665
実施期間 1月15日から2月13日
営業時間 10時から16時まで
定休日 日曜(雪列車運行のため)
駐車場 なし(旭川駅前有料駐車場などをご利用ください)
出典:sakura
パレットヒルズでは冬のアクティビティとして、クロスカントリースキー、スノーシュー、雪板、スノーチューブなどのウィンタースポーツに加えてファットバイクによる雪上サイクリングが体験できます。
出典:sakura
料金は30分150円。コースは短いので超超初心者向けですが、お気軽に雪上サイクリングが体験できます。
レンタル場所は駐車場近くの管理棟です。
出典:sakura
子供用ファットバイクのレンタルもあり、親子で雪上サイクリングの体験も可能です。
出典:sakura
コースはパレットヒルズの特設コースで、除雪&圧雪された車の往来がない完全クローズドコースです。
出典:sakura
子供から大人まで安心して雪上サイクリングを楽しめます。
出典:sakura
スノーチューブやスノーシュー、クロスカントリーなどとあわせて雪上サイクリングもお楽しみください。
住所 上川郡鷹栖町17線8号
レンタル場所 パレットヒルズ管理棟
電話 080-5580-0297
実施期間 12月25日~3月20日
営業時間 平日は13時から16時、土日祝は9時30分から16時まで
定休日 年中無休(年末年始や悪天候の場合は閉鎖)
駐車場 あり
東川町の道の駅内にあるレンタルサイクルでは、積雪期限定のファットバイクのレンタルが行われています。
ただし、この記事を書いた時には既に2022年の3月までレンタル予約が埋まっており、借りられるのは4月以降のみでした。
出典:ひがしかわレンタルサイクル
料金は1日2000円で、利用時間は10:00 ~ 15:00までです。
特に専用コースなどは無いため初心者向きではありませんが、自由に冬期の東川町サイクリングが楽しめると思います。
住所 北海道 上川郡東川町 東町1丁目1-15
レンタル場所 道の駅ひがしかわ道草館
電話 0166-68-4777
実施期間 積雪時期のみ
営業時間 午前9時から午後18時(自転車のレンタルは10時から15時まで)
定休日 不明
駐車場 あり
ファットバイクによる雪上サイクリングが体験できる施設を紹介しました。
冬のスポーツといえばスキーやスノーボードが主流でしたが、ファットバイクの登場により冬でも自転車が普通に乗れるようになり、新しいアクティビティとして道内各地の冬の観光資源として注目されつつあります。
サイクリングは基本的に屋外スポーツのためコロナの心配もさほどなく、誰でも乗れる自転車を使ったスポーツのため手軽に始めることができると思います。
家に引きこもりになりがちな冬の運動不足解消にも雪上サイクリングはいかかでしょうか?
この記事のキュレーター
出典:sakura