2022年03月14日

技能の世界 WORLD OF SKILL 特別編

 今年度の上川地方技能推進協議会と旭川市の優秀技能者表彰式が、昨年11月、市内で行われました。多彩な職種の18人が表彰され、業界団体や行政、職業訓練などの関係者が出席し、長年の実績や後継者育成への貢献をたたえました。【詳細】産業振興課 65・7047


上川地方技能推進協議会・旭川市優秀技能者表彰式

 
 
 
 

上川地方技能推進協議会優秀技能者

上川地方技能推進協議会優秀技能者

 

旭川市優秀技能者

旭川市優秀技能者

 

ものづくりは、人づくり。「好き」の心で

 旭川市や上川地方には、様々な分野の職人が多く活躍しています。今年度も、若手からベテランまで素晴らしい実績のある方が表彰されました。
 受賞者に伝えているのは、個人プレーよりも、職種全体で若い人をどう引っ張り上げるかを考えてほしいということです。ものづくりは人づくり。少子化もあり、若い職人が減少する中、教育機関や各業界で、興味を持ってもらえる「場」を広げることが大切です。
 教育現場では、社会にたくさんの仕事があるということを伝えてほしいです。プライドを持って働く上でも、素直な感覚を大切にする上でも、小さい頃から仕事の体験や見学ができるような環境づくりが大事です。子供は知らない世界に興味津々です。
 最近は女性の職人も増えてきました。男女問わず、かっこいい姿をPRしていきたいです。若い人が憧れるヒーローを各職種で育て、誰でも夢を持って働けることを示すことができれば良いですね。企業や情報が多い旭川は、働くには最高の環境です。
 これからは、よく知られた分野だけでなく、縁の下の力持ちのような職種や、埋もれている若手を発掘し、裾野を広げていきたいです。
 何事も、長く続けるために一番大切なことは「好き」という気持ちです。ものづくりは想像であり、最終的な形をイメージする力が問われます。好きという気持ちがあれば、困難も自然と乗り越えられます。
 今は技術に加えて、働く環境も重要です。若い人が飛び込める環境は、ベテランがつくります。まずは3年頑張って、好きになれるかどうか。皆さんの挑戦を待っています。

上川地方技能推進協議会会長
桑原 義彦(くわばらよしひこ)さん

昭和42年、第16回技能五輪(家具)の全国大会で金メダル、同国際大会で銀メダル。昭和54年に家具メーカー「匠工芸」を創業し、現在代表取締役会長

 

こうほう旭川市民「あさひばし」のご案内

こうほう旭川市民「あさひばし」は、毎月15日までに市内全戸配布しているほか、市HPや電子書籍版でも公開しています。
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