2022年08月17日
水田をキャンパスに見立てて色の異なる稲を使って巨大な絵を描くプロジェクト「田んぼアート」。東鷹栖地域の田んぼアートは見ごろを迎えています!
「田んぼアート」とは、水田をキャンパスに見立てて色の異なる稲を使って絵を描くプロジェクトです。
東鷹栖地域の田んぼアートは、JAたいせつ青年部が中心となって取り組んでおり、大きさはタテ40m×ヨコ170m。
8月中旬頃まで、稲の葉色の違いを利用した緑・黄・紫・赤・橙・白の6色が鮮やかにくっきりとした色彩で彩られ、水田に巨大な絵を浮かび上がらせます。
5月上旬。
まず最初に、種まき作業を行います。
田んぼアートに使われている品種は6種類。
各品種の稲がそれぞれ、緑色、紫色、黄色、赤色、白色、橙色を描きます。
6月上旬。
田んぼに下絵を描くため、測量作業を行います。
毎年約4,000点の測量を行っています。
6月上旬。
測量作業の後、各農業関係団体の協力を得て、手作業で田植えを行います。
今年は、約230名の協力によりアートを完成させることができました。
また、旭川市内小学生にも田植え作業を協力いただき、食農教育の場にもなっています。
10月上旬。
セピア色に変わった田んぼアートの稲を刈り取ります。
一部は来年の種用に手刈りし、残りはコンバインで一気に刈り取ります。
緑色担当のななつぼし以外は食用品種ではないため、堆肥として再利用されます。
旭川市は今年、市制が始まって100年の節目を迎えます。
今年の田んぼアートは、旭川市市制施行100年を記念したデザインとなっています。
田んぼアートは見ごろを迎えています。
高さ約8mの見晴台から、想像を超える大迫力のアートを眺めることができ、また、見晴台に併設された直売所では、地域でとれた新鮮な農産物を購入することもできます。
カメラでは収まり切らないアートをぜひご自身の目でお楽しみください!
JAたいせつ田んぼアート実行委員会
この記事のキュレーター