2023年02月07日

旭川近郊【無料】で楽しめるロープリフトのあるスキー場3選

スキー場というとリフト料金が気になる方も少なくないと思います。でも、もし無料で楽しめるスキー場があるとしたらどうでしょう?それが「もし」ではなく本当に実際に存在してしまうのがこの世の面白いところですね。今回はそんな無料で楽しめてしまうスキー場を3つご紹介いたします!


とうま山スキー場

Photo:らくださん

 

当麻町にあるとうま山スキー場はセンターハウスがとても立派で、「本当に無料なの?」と疑いたくなるほどです。

駐車場も広く、ゲレンデまでの距離も近いので、荷物運びもそれほど苦になりません。

Photo:らくださん

 

以前は有料だったのでしょうか。

センターハウスには券売所が残っていました。券売所右の階段を登ると、奥にトイレがあり、右手に無料休憩所があります。

Photo:らくださん

 

休憩所内は結構広く、椅子とテーブルがありますので、持参したお弁当類やおやつを食べたりすることも可能です。

自販機が1台あり、飲み物も購入できます。

Photo:らくださん

 

ロープリフトの長さは約240mで、ゲレンデは幅も広く山頂から山麓までほぼ一定斜度なので、スキーの練習が非常にしやすい環境が整っています。

初心者はもちろんですが、非常にちょうど良い斜度の緩斜面ですので、上級者の方が「板を踏む練習」をするのにも向いています。

とうま山スキー場は人気があり週末などは混雑する事が多いので、滑走する際は周囲に気を配りながら楽しむようにしましょう。

Photo:らくださん

 

スキー場ゲレンデの横には小さな子供さんとそり遊びができる「ボブスレーコース」もあります。

ただしこちらではスキーを履いて遊べませんので注意して下さい。

Photo:らくださん

 

駐車場の奥側には「歩くスキー」のコースもあります。

Photo:らくださん

 

歩くスキーのコースは3キロほどあるようです。機械を使ってコースを作っているようです。

Photo:らくださん

 

駐車場入口には分かりやすい看板が設置されています。

出入口も広めに作られているので安心ですね。

ゲレンデ情報

住所:上川郡当麻町市街6区
電話番号:0166-84-2698
営業期間:12月下旬~3月上旬頃(予定)
営業時間:午前10時00分~午後4時00分
定休日:なし
駐車場:あり
利用料金:無料

上川町営中山スキー場

Photo:らくださん

 

上川町にある上川町英中山スキー場は、上川の市街から少し山手の場所に位置しています。

上の写真を見るとすごく奥までゲレンデがあるように見えますが、実際は手前の斜度が緩やかなところまでしかロープリフトでは登ることができません。

ロープリフトの長さは約240mほどですが、ゲレンデは山頂から山麓までほぼ一定斜度で降りて来れるので初心者でも安心して練習することができます。

Photo:らくださん

 

まだ新しいセンターハウスは監視室と一体型で、手前の入口から無料休憩室に入ることができます。

トイレも綺麗で安心です。

Photo:らくださん

 

無料休憩所内はそれほど広くはありませんが、ベンチや荷物を置く棚などが用意されていてとても便利です。

自販機などがありませんので、飲み物や食べ物は持参する必要があります。

Photo:らくださん

 

ロープリフトで移動する場所とゲレンデがネットによって分けられていますので、安心して利用することができます。

Photo:らくださん

 

ロープリフトは「とうま山スキー場」や「伊の沢スキー場」と同じタイプのもので、写真にある赤いバーを腰にあてて押し上げてもらう格好になります。

バーを掴んで引き上げてもらうワケではありませんので注意して下さい。

Photo:らくださん

 

そして、このスキー場の最大の特徴はナイター設備があることです。

無料なのにナイターがあるなんて、ほんと凄いですね!

火曜日木曜日土曜日と週3回ですが、夜9時まで存分に楽しむことができます。

スバラシイ!

ゲレンデ情報

住所:上川郡上川町東町1番地3
電話番号:01658-2-2683
営業期間:12月下旬頃~2月下旬頃(予定)
営業時間:
 水曜日・金曜日・日曜日 午前10時00分~午後4時00分
 火曜日・木曜日・土曜日 午前10時00分〜午後9時00分
定休日:月曜日
駐車場:あり
利用料金:無料

ぴっぷスキー場

Photo:らくださん

 

最後にご紹介するのは比布町にあるぴっぷスキー場です。

え? ぴっぷスキー場はリフトのある本格的スキー場だから、リフト料金がかかるのではないか? ですって?

いえいえ。ロープリフトは無料で利用できるんです。

Photo:らくださん

 

もちろん、他のリフトに乗るにはリフト券が必要になってきますが、センターハウスの目の前にあるロープリフトのところまでツボ足(徒歩)で歩いて登れば無料で楽しむことができます。

係の人に怒られたりしませんので、安心して滑りましょう。

Photo:らくださん

 

センターハウスから30歩くらいでしょうか? ロープリフト乗り場に到着します。

Photo:らくださん

 

ロープリフトの長さは約150mほどです。

ゲレンデ自体が若干片傾斜気味ですが、ロープリフト近くは問題ない程度にほぼ平らですので、初心者でも安心して滑ることができます。

Photo:らくださん

 

ぴっぷスキー場のロープリフトは写真のように太いロープがグルグル動いているタイプですので、手でグッと掴んで引き上げてもらう格好になります。

最初は引っ張られる時にグンとなりますのでビックリしますが、すぐに慣れちゃいます。

Photo:らくださん

 

センターハウスの休憩所は綺麗で、トイレも清潔です。

ほくれいロッジさんが食事を提供してくれますし、自販機も揃っていて大変便利です。

そこはさすが本格派スキー場といったところでしょうか。

ゲレンデ情報

住所:北海道上川郡比布町北7線17号
電話番号:0166-85-3056
営業期間:12月下旬~3月下旬頃(予定)
営業時間:午前9時00分~午後3時30分(ロープリフト)
定休日:なし
駐車場:あり
利用料金:ロープリフトのみ無料

そもそもロープリフトって、なに?

ロープリフトはロープトゥ(rope tow)とも呼ばれ、スキーを履いたままロープの巻き上げるチカラでスキーヤーをゲレンデの上へ引っ張り上げる装置のことです。

ですので、ゴンドラやリフトのように椅子(搬器)に乗って移動するものと違い、利用するのにはちょっとコツが必要になってきます。

Photo:らくださん

 

上の写真はサホロにあったTバーですが、理屈は同じでロープの巻き上げるチカラでスキーヤーをゲレンデの上の方へ引っ張り上げます。

立っての移動ですから、変に踏ん張ったり腰が引けたりすると転んでしまいますので利用する際は注意してください。

最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れれば結構平気になりますよ!

索道マメ知識

スキー場などで見かけるゴンドラやリフトが「鉄道」の仲間だって知ってましたか?

リフトなどロープを使って運搬する装置を「索道(さくどう)」といい、くくりでいうと鉄道の仲間ということになります。

お客さんを乗せて移動する乗り物ですから、法律的にもキチンと分類されていて、どのスキー場でも鉄道事業法に則って運行されています。

出典:pixaboy

 

ところが、ロープリフトは簡易な装置という位置付けの為、鉄道の仲間に入りません。

鉄道事業法に含まれるリフトやゴンドラの類は運行するにあたり管理責任者をおく必要があったり、定期的に行う点検など、運行に必要となる適切な対応が求められます。

ロープリフトにはそのような法的なハードルが低く、そういった兼ね合いから維持管理費が比較的安く抑えられるので、無料での運行が可能になってくるのですね。

とはいえ、ゲレンデの整備や係員の配置、施設の維持管理には少なからずコストがかかっています。

無料で楽しませてもらえることを当たり前だと思わず、できれば町内で楽しく買い物をしたり美味しい食事をしたりして還元していきたいものですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お子様連れの方や初心者の段階の方で、スキー場に行くのはちょっと、と悩んでおられる方でも、無料なら気軽に滑りに行けると思います。

ロープリフトを無料開放して下さっておられるスキー場の方々もスポーツ振興を望んでおられると思いますので、是非ウインタースポーツを満喫して頂ければと思います。


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