2023年03月28日
この春、道路交通法の一部改正により自転車のヘルメット着用が努力義務化されます。え?努力義務って何すか?ってなりますけど、その努力義務化という聞きなれない言葉や道路交通法が改正された背景などについて、旭川市民目線で解説したいと思います!
道路交通法の一部改正により、4月1日から自転車を運転する際は年齢に関係なく乗車用ヘルメットの着用が努力義務化されます。
つまり、お母さんがママチャリで買い物に出かける時もキチンとヘルメットを着用しましょうね、ということになります。
しかし、現状ではまだ「努力義務」の段階ですので、今のところヘルメットを着用をしていなくても特に罰則があったりするわけではありません。
ですが、今後本格的に義務化へと進んだ際は罰則につながる可能性がでてきます。
自転車のヘルメット着用が努力義務化となった背景には、近年自転車と自動車との接触事故が増加しているだけでなはく、歩行者との接触事故も多発しているという現実があり、自転車の運転とマナーについて問題視されるところが多くなったという事が挙げられます。
道路交通法(道交法)上では自転車は「軽車両」という扱いとなり、自動車と同様に交通ルールが正式に定められています。
自転車の場合は子供から大人まで免許を取得しなくても気軽に利用できるという側面から、あまり道路交通法を意識しないで乗る人も少なくないのですが、実際には道路交通法に違反をすると自動車同様に罰則の対象になる場合があります。
出典:pixaboy
出典:pixaboy
旭川市では自転車に乗る際に守べきルールのうち、特に重要なものを取り上げた「自転車安全利用五則」があり、こちらも昨年秋に少し改正されました。
中央交通安全対策会議交通対策本部が定めた自転車安全利用五則は以下の通りとなります。
① 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
② 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
③ 夜間はライトを点灯
④ 飲酒運転は禁止
⑤ 乗車用ヘルメットを着用
今回は⑤の乗車用ヘルメットの着用が努力義務化されたことで注目されましたが、これに限らず自転車を利用する際は基本的なルールとマナーを守って安全に乗車するように心がけましょう。
案外見落としがちなのが①にある「自転車は車道を走るのが原則」というところでしょうか。車道左側を走っている自転車に対して「邪魔だ!歩道を走れ!」と怒鳴るドライバーさんも居るようですが、それはトラブルの元ですのでお互い誤解のないようにしたいですね。
旭川市防災安全本部のリンクを下に貼っておきますのでご確認ください。
自転車用ヘルメットは街の自転車店やホームセンターあるいはネット通販など様々な場所で購入する事ができます。
ここでは比較的在庫が豊富な旭川市内の代表的な店舗を2店ご紹介します。
Photo:らくださん
永山の国道39号線沿い、男山酒造さんの向かいにあるスポーツデポ旭川永山店さんは、自転車用品以外も各種スポーツ用品等の取り扱いのある大型店舗として知られています。
Photo:らくださん
サイクルコーナーは入り口を入って一番奥にあり、自転車本体の在庫も含めサイクルパーツも数多く取り揃えられています。
もちろん自転車用ヘルメットに関しても、写真の通り大人用から子供用まで幅広く取り扱いがあり、好みに合った商品を選ぶ事ができます。
実際に私が以前子供用にヘルメットを購入した際も、商品を見ているとスタッフさんから声をかけられ、用途やサイズなどについて詳しく丁寧に説明して頂けましたので、非常に助かった記憶があります。
Photo:らくださん
購入したのはcannondaleのヘルメットでしたがスタッフさんの説明通りサイズの調整機能がしっかりしていたので、子供の成長に合わせて常にフィットした状態を保てています。
また、欲しい商品の在庫がない場合もスタッフさんが丁寧に対応して頂けますので、安心して購入する事ができます。
住所:北海道旭川市永山3条7丁目2番3号
電話:0166-47-2073
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
Photo:らくださん
イオンモール旭川西の1Fにあるイオンバイク旭川西店さんは自転車の在庫が豊富なことでもよく知られていますね。
イオンでのお買い物のついでに覗きに行ける気軽さがウリとも言えるでしょう。
実は私もついついプラっとお店を覗いてしまうクチでして、以前も何気なくパーツコーナを見ていたら、ちょうど良いボトルケージ(自転車用のドリンクホルダーのようなもの)があり衝動買いしてしまった記憶があります。
Photo:らくださん
その時買ったのが写真にあるTOPEAKのボトルケージだったんですが、安価な割に500mlのペットボトルにも対応していたりと思った以上に使い勝手が良く、今でも重宝しています。
Photo:らくださん
大人用のヘルメットは入り口奥の角に展示されています。
品数も種類も豊富に取り揃えられていて、お好みに応じて商品を選ぶ事ができます。
Photo:らくださん
写真の通り子供用のヘルメットに至っては在庫量がハンパじゃない状態で、色やデザインもたくさんありますから安心して選んで頂けます。
また、この他にもサイクルパーツの取り扱いもありますので、自転車のことで何か困った事があればスタッフさんに相談してみるのも良いかと思います。
なにしろ西イオンの1Fというとても立ち寄りやすい場所にありますので、まずは気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所:北海道旭川市緑町23丁目2161-3
電話:0166-59-7826
営業時間:09:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり
これから暖かくなると、日常の足としても自転車が活躍する季節になってきます。
転倒時の頭部へのダメージを軽減する意味もありますが、別の見方をすれば「走行マナーを守る行為の第一歩」とも言える事ですので、安全運転を意識しながら乗車するように心がけましょう。
この記事のキュレーター
出典:pixaboy