2023年08月26日
小林酒造の敷地内にあります、創業者の旧宅「小林家」にて明治を感じながらいただく甘酒は格別でした。
「小林家」は栗山町にある「小林酒造」の創業者が明治30年(1897年)に自宅として建築し、
今年で125年目を迎える日本家屋です。
このお宅、平成25年(2013年)まで現役で使われていたようです!!!
1階のホール、畳のお部屋で甘酒などの喫茶を楽しめ、
有料で小林邸の内部を説明付きでご案内してくれるサービスも!
内部の案内は前日までの予約とのことで、この日は喫茶店のみの利用。(次回ぜひ見学してみたい)
明治蔵元の生家小林家を「守りびと」がご案内
※要事前予約(0123-76-7228)
●文化財保存協力費
おひとり様 1,500円
●ツアー開始時間:①10:50 ②12:30 ③14:00
所要時間1時間20分ほど
ご案内後、抹茶・干菓子・ミニ甘酒がいただける
※10名を超える団体様はお早めにご予約ください
いくつかある席のうち、私はカウンター席を選び、
趣のあるお庭を眺めながら、明治〜昭和の時を思う
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
明治時代に2代目の奥様が大事に使われていた器に
お抹茶がかかったバニラアイス、白玉、あんこ、もなか、玄米フレークが添えられ
熱々の甘酒を注いで頂きます。
大吟醸の酒粕で作った小林家特製の甘酒。
歴史ある器、酒蔵でいただく甘酒はやはり特別感があります。風味が豊かで味わい深い。
合間で昆布茶を挟むことで、甘酒の味を再確認できるのも良き。
出典:浅井未歩
ちなみにお冷は、北の錦のぐい飲みで提供されます。笑
お水のおかわりはこちらから〜と出てきたのは徳利!
なんだか日本酒を飲んでいるような気分になります。
北の錦大吟醸のラベルは伝票になっており、このラベルを持ってお会計。粋ですね!
出典:浅井未歩
奥の方には囲炉裏のお部屋が!!!!
貴重ですね・・・
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
この布は、2代目小林米三郎の奥様チノさんが
明治の終わり頃に、破れたり擦り切れたりした着物のまだ使える
部分を切り取って縫い合わせたもの。
商家の華やかさの中にも「もったいない」を貫き、質素な生活で家を
守ったチノさんの忍耐が伝わってきますね。
小林家の建設中、初代米三郎の前に1匹の白蛇が現れ、蛇たちの住処を
奪ってしまったことに心を痛め、この社に
白蛇をお祀りしました。
それ以来、弁天さまの使いでもある白蛇に商売繁盛を願い手を合わせ、小林家のシンボルをして今も存在しています
出典:浅井未歩
小林家、白蛇の社は屋根のついた通路の門を越えた先にあります。通路には、昔お酒を運ぶために使っていたトロッコのレールが残されています!
門を越えるとこんな感じ!
奥に進むと大きな中庭が
北の錦記念館
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
試飲コーナーが!
さらに敷地内には、昭和元年建設の古民家で手打ちそばが楽しめる『錦水庵』がございます。
出典:浅井未歩
明治30年に建築された日本家屋で本格的な甘酒を楽しみながら
タイムトリップはいかがですか?
出典:浅井未歩
出典:浅井未歩
■ 小林家
【住所】北海道夕張郡栗山町錦3丁目109(小林酒造敷地内)
【アクセス】
●車でお越しの方
札幌、新千歳空港から約40km、約40分。
道央自動車道「江別東インターチェンジ」「岩見沢インターチェンジ」から約20km、約20分。
●バスの場合
北海道中央バス「高速くりやま号」札幌~栗山間約1時間。
●JRの場合
JR室蘭本線栗山駅、岩見沢~栗山間約23分。
*栗山駅から約1km(徒歩約15分
【営業時間】
4月〜10月 10:00〜17:00
11月〜3月 10:00〜16:00
【定休日】水
【問い合わせ(TEL)】0123-76-7228
【公式HP】
https://www.kobayashike-maruta.com/
この記事のキュレーター
出典:浅井未歩