【旭川市】から車で約2時間【紋別市】流氷を見るなら今がチャンス？アザラシにも会いに行こう！

流氷観光船ガリンコ号の乗船場「もんべつ海の駅」～海洋交流館～

今年は流氷が流れるのが早く2月の後半にはもう無いという情報。ところが、ニュースで風の影響で戻ってくるかもしれないと聞いて「行ってみるだけ行ってみるか!」と紋別に。しかし、ガリンコ号の運行状況の案内板では朝の便では流氷は見られなかった様子。せめてガリンコ号の写真だけでも1枚．．．と思いましたが、ガリンコ号も出航済みでいなかった(笑)
でも、館内から外を眺めていたら流氷の残り!?が見られました!
ちなみにこの辺で野生のアザラシがひょっこり顔を出していたそうです。

オホーツクとっかりセンター「アザラシランド」

流氷はダメでしたが、今回は他に目的があるんです！海洋交流館前にアザラシを保護、飼育している「オホーツクとっかりセンター」。ここには2つの施設があり、まずは「アザラシランド」へ。小さな施設ですが、間近でアザラシたちを観察することができるんです。

柵の目の前で日向ぼっこしている姿は旭山動物園より距離が近い。毛が生えているのでまだ子供のアザラシでしょうか？時々顔をあげてくれます♪

ここはアザラシの保護施設なのでショーなどはありませんが、えさやりを見学できます。飼育員のおねえさんが声をかけるとプールから駆け寄る？アザラシ達の姿がとても可愛い。この日はなぜかナオミ（アザラシの女の子）がなかなか来ず、「ナオミ～ナオちゃんだよ～」と何回も呼びかけていました(笑)。

■トドの滑り台

オホーツクとっかりセンター「アザラシシーパラダイス」

アザラシとより触れ合ってみたい方は「餌やり体験」はいかがでしょうか？「アザラシランド」では餌やりの見学だけですが、「アザラシシーパラダイス」では、アザラシに直接餌やりができます。トドの滑り台を挟んで反対側にある、もう一つの施設で木製のログハウスの建物が目印ですよ。

■えさやり体験

【時間】12：00、14：00、15：30の3回（それぞれ先着5名まで）
【参加受付】施設入ってすぐの受付にて、餌やり時間の40分前から整理券配布。（時間より前に並ぶ場合は受付前のベンチに並びます。）
【所要時間】30分程度（ガリンコ号に乗船予定などがある方は時間に余裕を持ってくださいね。）
【料金】餌やり体験は無料ですが、「アザラシシーパラダイス」の入場料大人500円小人（小中高）300円はかかります。（幼児無料）

私は「アザラシランド」の方で餌やり体験ができると勘違いをしていて、直前で場所が違う!と判明して焦りました。(なんとか受付人数ギリギリに滑り込めてよかった。)みなさんは、ご注意くださいね。

休憩室もあるのでこちらで餌やりの時間まで待つこともできます。園外にでてもOK。ここにはアザラシに関する本などがありました。（絵本は少なめ）。ストーブもありますが、「アザラシランド」の休憩室に比べるとちょっと寒いです。

本日の餌やり体験担当は35才の男の子アザラシの「アグちゃん」です。人間年齢にすると９０歳相当のおじいちゃんだそうです。お年ですが、食欲が旺盛で「腹太鼓」が得意芸だそうです(笑)
餌やり体験の後、希望者はアザラシと一緒に写真撮影もできます。1組1台までですが、スタッフさんにシャッターのお願いもできますよ。

写真撮影の順番を待っていると「キョロちゃん」（10才女の子）が乱入してきて雪の中に顔を突っ込んでました。やっぱり雪が好きなのかな？足元でみれてラッキーでした。

流氷は見られなかったけど、可愛いアザラシに癒されて大満足。帰りにまた海洋交流館に立ち寄り、ガリンコ号の運行情報の電光掲示板に目をやると午前の便では見れなかった流氷帯が12時の便では「見れた」とのこと!!!!
どうやら風の影響でまた流氷が近づいてきているらしい!
しかし、次の便に乗ると帰る時間が遅くなるので今回はガリンコ号はあきらめることに。
しかし、海岸沿いで流氷を見られるところがあるらしい！？

オホーツク・ガリンコタワー株式会社
【住所】北海道紋別市海洋公園
【TEL】050-1743-5848（ガリンコ号クルーズの予約受付）
【TEL】0158-24-8000（その他お問い合わせ）
※海洋交流館、オホーツクとっかりセンター（アザラシランド、アザラシシーパラダイス）は同じ敷地内にありますのでＭＡＰは1つで掲載

間近で流氷が見れるかも？「流氷岬」

海洋交流館から約20分の「流氷岬」。ここでも接岸した流氷がみられるらしい!?期待して海沿いを興部方面へ走ると海が凍ってるー？流氷？

砂浜には白い流氷の塊がゴロゴロ打ちあがっています。ピークにはこれが海岸を埋め尽くしまるで陸が続いているかのようになるようです。この時は砂浜はくっきり出ており、海水のラインが凍っている状態。これが海氷と呼ぶのか流氷なのかよくわかりませんが、凍った海を見るのは初めてです。不思議なのは海なのに波の音がしないこと。とてもとても静かな海です。耳を澄ますと聞こえるのは流氷がザーッと流れていく音だけ。透明な蓮の葉の様な薄い氷の塊が静かに北の方へ流れていました。

旅の最後にこんな光景を見ることができて感激でした。これから数日は紋別で流氷が見られるチャンスがあるかも？「NHK　流氷カメラ」や「国土交通省　海氷予想図」などで検索すると、流氷の状況がわかるので良ければ調べてみてくださいね。
※流氷の接岸状態により陸との境目がわからなくなります。海に流されることもありますので、決して流氷の上には乗らないようにしてくださいね。

流氷岬にあるオムサロネイチャービューハウスの駐車場に車を停めましたが、ここでは「キタキツネ」が出現!道民なので何度もキタキツネは見たことはありますが、人に慣れているのか自然に寄ってきました。とっても可愛いけどエキノコックスが怖いので見るだけに。餌もあげちゃいけません。

流氷岬
オムサロネイチャービューハウス
【住所】北海道紋別市渚滑町
【営業時間】９：３０～１７：３０
【TEL】0158-23-4231

旭川から紋別までのアクセス～車、公共交通機関～

旭川から意外と近い紋別。旭川から紋別までのアクセス方法は車か高速バスでの移動になります。今回は車で旭川から旭川紋別自動車道を走り、浮島ICで降りて滝上を経由し紋別市まで2時間ちょっと。2月末時点では雪はまだ降っていますが、かなり道路は乾いているので走りやすくなっていましたよ。道路も空いていました!

公共交通機関で訪れる場合は、紋別にはJRの駅がありませんが（1989年に廃駅）、旭川からは紋別までの直行バスがありますよ！
・『高速バス特急オホーツク号』〈旭川←→紋別〉を約3時間で運行。
・料金　片道3600円/往復6800円（400円お得）
・ただし、旭川発の便は12：45、15：05、18：15の午後のみで、紋別発の便は6：45、9：45、12：45。観光して日帰りはちょっと難しく宿泊を伴います。（時刻表は2024年2月現在）
【問い合わせ】　「道北バス」TEL　0166-23-4161　

紋別は海鮮を食べたり冬は流氷、夏場は海水浴など見るところ遊ぶところも沢山あるので、泊まりで来るのもいいかもしれませんね。