みなさん、東川町でサイクルイベントが毎年行われていることはご存知でしたでしょうか?
サイクルイベントというと何だか「特殊な趣味」なように感じられてしまうかも知れませんが、実は全然そんな事ないんですよ。
どなたでも気軽に参加できて楽しむ事ができる、そんなコンセプトで開催されているイベントなんです。
2024年06月18日
旭川市の隣りにある東川町では毎年サイクルイベントが開催されています。今回そのイベントに参加してきましたので、その様子をレポートしていきたいと思います。
みなさん、東川町でサイクルイベントが毎年行われていることはご存知でしたでしょうか?
サイクルイベントというと何だか「特殊な趣味」なように感じられてしまうかも知れませんが、実は全然そんな事ないんですよ。
どなたでも気軽に参加できて楽しむ事ができる、そんなコンセプトで開催されているイベントなんです。
Photo:らくださん パンフレット兼申込み用紙
「キトウシ国際サイクリング」は東川町で毎年行われているサイクルイベントです。
第7回に当たる本年は、先日6月9日に開催されました。
サイクルイベントと言っても競争や競技ではありませんので、特に順位や速度を競い合うものではありません。
イベントの主旨は【主峰「旭岳」を望む大雪山連峰のふもと「写真の町」東川町でサイクリングを楽しみながら、交通安全のルールとマナーを守り、更に健康促進を目的に、キトウシ国際サイクリングを実施します。】となっており、実際今回も小さな子供さんから年配の方まで幅広い年齢層の方々が参加されていました。
北海道東川町の大自然を味わいながら、楽しく参加できるイベントになっているんですね。
さて、そんなキトウシ国際サイクリングですが、いったいどんなコースを走るのでしょうか?
イベント参加は初めて、子供と一緒に出たい、そういった不安をお持ちの方もおられるかと思います。
でも安心してください。こちらのサイクルイベントでは参加する人の体力や技量に合わせて下の3つのコースから選択することができるんです。
Photo:らくださん パンフレット近影
Aコースは「天人峡を往復しよう!チャレンジコース」とされていて、その名の通り大雪山のふもと天人峡まで走り、折り返してくるコースになります。
Bコースは「旭岳を眺めながら!忠別湖一周コース」となり、忠別湖を周回して起点に戻るコースです。
Cコースは「家族で田園風景を満喫!東川町周遊コース」とされていて、遠くに大雪連峰を望みながら東川の町を周遊するコースになっています。
コース選択の一つの目安として、距離ではなく各コースに設けられた「設定時間」を基準にして、例えばCコースなら1時間半の間自転車を漕げるかどうか、そうした視線で判断すると良いかも知れません。
また、もしも制限時間内に完走できない場合はサポートカーが用意されていますので、こちらに乗車する格好になります。
Photo:らくださん
大会会場にあたる東川町キトウシの森駐車場には、受付を済ませるために多くの参加者が集まっていました。
参加している方々の自転車はそれぞれで、もちろんロードバイク、ちょっとズル目のEバイク、そして案外普通のクロスバイクやシティサイクルもあり、また自転車を持っていない人のためにレンタルサイクル(有料・要事前予約)も用意されていました。
スタート前の緊張感、というよりは皆さん終始和やかで、イベントを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。
Photo:らくださん
私は完全に個人参加、1人での申し込みでしたが、周囲を見ると家族単位やグループでの参加の方々が多く、みんな楽しそうに仲間同士ワイワイと賑わっている様子でした。
走行時の混雑を避けるため、複数の班に分かれての出走となりますが、これだけの人数にも関わらず皆さんマナーよく待たれていたのも印象的でした。
Photo:らくださん
ややドキドキしながら、とはいえ楽しく走るイベントですので、スタッフさんの先導のもと各班に分かれて順次スタートして行きます。
参加している自転車の半分以上がロードバイクでウエアーもバッチリの方が多いのですが、そんな見た目の脳筋自転車っぷりとはウラハラに皆さんガシガシ立ち漕ぎすることもなく、ワリとゆったりしたペースでの走り出しでした。
Photo:らくださん
私が参加したのは一番長い距離のAコース。こちらのコースが参加人数も最多でしたが私のようなクロスバイクでの参加は少数派で、それでもペース的には問題ない様子で進んでいきます。
スタートして数キロも進むと隊列もまばらになり、自分のペースで走れるようになります。
最初の目標地点は忠別ダム管理棟のところにあるエイドステーション。
田園地帯の平坦路を過ぎると山岳路に入りますので、とにかく疲れないようにペース配分を考えながら走るようにしました。
Photo:らくださん
そんなワケで忠別ダム管理棟にあるエイドステーションに到着しました。
スタートから20キロ弱くらいの距離でしょうか。予想はしていましたが道道1160号線の分岐からここまでの上り坂がなかなかキツく、エイドステーションについた時には少しホッとしました。
参加者は一旦ここで全員ストップし、約20分程度の休憩をとる事になります。
Photo:らくださん
エイドステーションでは補給食を受け取る事ができます。
大きなバナナや大きくてアンコたっぷりのお饅頭が用意されていて、ここまでの疲れを吹き飛ばしてくれます。
私も家を出る前に普通に朝食を摂ってきていましたので「食べれるかな?」と少々不安に思いましたが、美味しそうなのでバナナ1本とマンジュウ1個を頂きました。
Photo:らくださん
東川町の天然水や牛乳まで用意があり、十分な補給を受ける事ができました。
体力も気力も十分養えたので後半戦(まだ半分も来てないけど)のスタートに備えます。
Photo:らくださん
エイドステーションでしばらくの休憩をとった後、再スタートが切られました。
忠別ダムの上を走り、反対岸へ回り込むのですが、景色は最高。左手に大雪山と忠別湖を見ながらの走行は休憩の後ということもありとても清々しく感じました。
Photo:らくださん
東川市街地から忠別ダムのエイドステーションまでが結構な上り坂だったのでソコソコ体力を削られたのですが、再スタート後ダム対岸へ移動するとしばらく下り坂が続くルートになり、爽快に進むことができました。
このあと天人峡への登り坂を迎えることになるんですが、この区間での気持ちと体力のリセットは本当に素晴らしく、コース設定の秀逸さを感じる場面でもありました。
Photo:らくださん
ルートは忠別湖を離れ天人峡へ向かいますが、休憩をとったせいか登り坂なのに体力的にはそれほどキツさもなく、いやひょっとするとエイドステーションで食べたアンコたっぷりのお饅頭が良かったのか?比較的良いペースで進むことができました。
このあたりになると先に出走した班の人達が続々と折り返してきてすれ違っていきます。
天人峡までもう少しですね!
Photo:らくださん
そして天人峡の折り返し地点までやってきました。
例年だとここに足湯があり、人によってはそこで疲れを癒してから後半戦に向かうという方もおられるという事なんですが、今年は廃ホテルの解体作業に伴い足湯の利用はできませんでした。残念。
さて、ここからはほとんどが下り道。スピードの出し過ぎに注意しながら折り返したいと思います。
Photo:らくださん
自転車で来るのは半年ぶり、1年で1ヶ月間しか開通しない事で有名な「チョボチナイゲート」を横目に見ながらコースを下って行きます。
忠別ダムを超え、平坦路に入ればもうほとんど坂はありません。
あとは自分のペースでしっかりとゴールに向かいます。
Photo:らくださん
Photo:らくださん
そして出発地点でもあるキトウシ森林公園のゴールに戻ってきました。
だいたいコースマップ通りの制限時間内で戻ってこれました。
いやぁ、達成感もあり気持ち良かったですね。
体調も崩さず怪我もなく戻れたので良かったと思います。
Photo:らくださん
さて、このサイクルイベントのもう一つのお楽しみ。それが「交流会」と称したBBQ大会です。
8時30分にスタートして自転車に乗り、12時30分からの交流会。そりゃお腹も空きますよね!
も〜遠慮なくモリモリ食べちゃいましょう!
Photo:らくださん
まー、なんと言っても道民ならジンギスカンですよね!
運動したあとだからコレまたウマいウマい!いくらでも食べれますよ。
さっきまで一緒にコースを走っていたという仲間意識からか、知らない人同士でも楽しく交流できました。
Photo:らくださん
そして、さらにお楽しみが続きます。それがコチラの「抽選会」です。
イベント参加時に割り振られた番号が、そのまま抽選番号になるんですね。
約500人の参加者に対して約120個の景品が用意されていました。
東川町産のお米やお酒、きとろんの入浴券など景品は本当に盛りだくさん。
だいたい5人に1人は当たる計算ですから、太っ腹ですよね〜♪
え?私ですか?いや、こういうのは参加することに意義があるんですよ(笑)
ちゃんと参加賞の「名前入りオリジナル缶バッジ」は頂きましたから気持ちは十分です。
そんな感じで大盛況の中イベントは終了しました。
スタッフのみなさん、参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。
Photo:らくださん
自転車で旅行などをする時、あると便利なのが「お湯の沸かせるコップ」です。
人里を離れた場所で景色を見ながら休憩したい時、湯沸かし用のクッカーがあるとホント便利ですからね。
でも、ちゃんとしたクッカーを持って歩くとかさばってしまうので、クッカー兼コップとして持ち歩けるものがあると荷物が減ってコンパクトになります。
私はスノーピークさんのチタン製マグカップをよく持ち歩いています。
手のひらサイズのコップの中に湯沸かし用具であるアルコールストーブやカトラリーなどもスッポリ収納できますので、ショルダーバックなどに入れても邪魔にならないところが良いんですよね。
直接火にかけてお湯を沸かせますので、コーヒーやスープなどを飲んでリフレッシュしたり。カップ麺を持参した時などもこれでお湯を沸かして山で作って食べたりします。
Photo:らくださん
旭川市内では「スポーツデポ 旭川永山店」さんでスノーピークさんの商品を購入できます。
アウトドア用品なので季節によって品揃えは変わりますが、今の時期はかなりのラインナップが用意されています。
Photo:らくださん
写真のようにコップ類のコーナーも非常に充実しています。
チタン製のマグカップに限らず、シェラカップなども豊富に用意されていますので、ご希望の用途に合った商品とサイズを選ぶ事ができるんですよね。
お店ではスノーピークさんの商品以外のものも多数用意がありますので、色々と見比べてみるのも良いかも知れませんね。
店名:スポーツデポ 旭川永山店
住所:北海道旭川市永山3条7丁目2番3号
電話:0166-47-2073
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
Photo:らくださん
さっきの湯沸かしに関して補足的なお話になりますが、山や旅先でお湯を沸かすのにはコンロと燃料が必要になります。
登山用のガスコンロが一番便利なんですが、コレが結構かさばります。自転車だとそこまで本格的な自炊をしないので、私は普段コップの中に収納できるサイズのアルコールストーブを使っています。
アルコール燃料はドラッグストアなどで普通500mlくらいの容器で販売されていて、そのまま持って歩くと大き過ぎますから、小さな容器に移し替えて持ち運びます。
が、この小さな容器というのが数年前までなかなか良いのがなかったんですよね。
Photo:らくださん
最近ではキャンプ需要の増加もあってダイソーさんでも写真のように季節が来るとコーナーを設けて様々な小物類が販売されています。
商品をチェックしてみると、燃料を入れるのに適した容器が色々と並んでいるので、コップに入るか、何回お湯を沸かすか、そんな事を考えながら適したものを選ぶ事ができるんですよね。
Photo:らくださん
最近利用頻度が高めなのがこの容器。ダイソーさんでは30ml容器が2個入りワンセットで販売されていて、合計すると60ml。それだけあると持ち運ぶアルコール燃料の量としては日帰りなら十分ですし、サイズ的にもコンパクトになるのでとても便利です。
キャップの口が小さ過ぎないので、買ってきたアルコールをこの容器に移し替えるときも注ぎやすいところが良いですね。
その日に湯沸かしする量と回数によって1個持っていくか2個持っていくかを考えながら使っています。
店名:DAISO MEGAドン・キホーテ旭川店
住所:北海道旭川市春光1条8丁目1番65号MEGAドン・キホーテ旭川店2階
電話:080-4124-0095
営業時間:10:00~21:00
定休日:年中無休
駐車場:あり
サイクルイベントというと競技性が高いイメージがありますが、この「キトウシ国際サイクリング」は本当に大人も子供の男性も女性もみんなが楽しめるイベントになっていると感じました。
決してハードルの高いイベントではありませんので、来年はぜひ気軽に参加して頂ければと思います。
この記事のキュレーター
Photo:らくださん