2024年07月30日

日本最北の地、稚内市周辺を楽しむ♪【旭川発】てんぽくドライブ(前編)

稚内というと旭川からはずいぶん離れた遠くにある街ですよね。仕事にしろ遊びにしろ、なかなか立ち寄る機会も少ないのではないでしょうか。今回はそんな旧国鉄天北線のあった地域を「てんぽくドライブ」と称して2回に分けてご紹介していきます。


稚内への道

旭川から稚内へは国道40号線1本で到着します。
なにしろこの国道の起点が旭川市4条6丁目の交差点で、終点が稚内市中央2丁目の交差点なんですから、二つの都市を繋いだ国道といって間違いないでしょう。
その距離はおおよそ250km。途中には合計7つの道の駅があり、要所で休憩を取ることができます。
途中名寄周辺と稚内周辺には高速道路の無料区間もありますので、利用しながら進むと便利です。
時間にゆとりを持って安全運転で移動しましょう。
それでは本編スタートです。

軽食•喫茶 デノーズ

Photo:らくださん

 

旭川を朝8時半に出発して、途中休憩を挟みながら稚内に到着したのは午後1時前。
いやもうお腹も減りますからグーキュルル状態でお店に飛び込む格好になっちゃいますよね。

そうして、やってきたのは鉄道最北の終着駅である稚内駅近くにあるデノーズさんです。

Photo:らくださん

 

このデノーズさんはハンバーガーのボリュームが凄いということで有名なお店で、過去に雑誌などの取材も受けているような名物店なんですよね。

アメリカンなサイズを求める腹ペコ状態の我々にとっては、まさにピッタリのお店なんです。

Photo:らくださん

 

お店の雰囲気は、昔ながらのいかにも喫茶店という感じで、落ち着きがありゆったりできます。

お店の方もフレンドリーな感じで、明るく対応して下さいました。

Photo:らくださん

 

コチラがメニュー表になります。
お店の名物がメニュー表中央一番上にある「スラッピージョー」で、とにかくボリュームがハンパないと評判。ですので、今回もちろんコチラをオーダーさせて頂きました。

Photo:らくださん

 

というワケでやってきましたスラッピージョー(1800円)。
アツアツの鉄板の上にデカいハンバーガーがのせてあり、その上から大量のトロットロチーズが溢れんばかりに、いや、実際ちょっと溢れていますが、これでもかという勢いでフルにのっかっております。

えええぇぇええぇ?ちょっとこれ中どうなってんの??と思いながらハンバーガーにナイフを入れてみると‥‥

Photo:らくださん

 

ナイフ入れたそばから大量のトロトロチーズが覆い被さってきて(笑)、ちょっとグイッとよけたんですけど、やっぱりすぐに覆い被さってきちゃって‥なかなか切れ目がお見せできません!

ハンバーガー自体が直径18〜20cmくらいありそうなサイズで、もちろん肉もガッツリ入っております。
いやこれ絶対にカロリーの事を考えてはイケナイとてもアメリカンなハンバーガーですよ。

Photo:らくださん

 

もう一回カットして小分けにして、ようやくスラッピージョーの断面をお見せすることができました。
一般的なハンバーガーとは一線を画しておりますが、お味の方はそりゃもう美味しくないハズがありません。

ただ、これを一人で楽々完食できる人は、相当なオリンピック級の胃袋を持った達人か、満腹中枢のネジをどこかに置きわすれた人でないと無理なような気がします。それくらい凄いボリュームなんですよね。

Photo:らくださん

 

ちなみにコチラは米軍チーズバーガー。(1200円)
写真ではわかりにくいですが、コチラもバンズの直径は18〜20cm級のドデカクラスなんです。
スラッピージョーに比べるとチーズの量が抑えられているので、ペロッと完食とはいかなくても食べきれないほどのものではありません。
とはいえ、これまたなかなかのボリューム。名前に「米軍」と付いているのでなんとなく想像がつきますが、アメリカ人の兵隊さんが食べるようなサイズなんでしょうね。

Photo:らくださん

 

中身をお見せしようとナイフを入れてみましたが、トマト・レタス・ミート・チーズその他色々な具材が惜しげもなく投入されているので、断面がエライコッチャになってしまいました。

こんなボリューム感なので味はさぞかし大雑把なのでは?と思っていると、良い意味で裏切られます。
バンズが丁寧に焼かれているのでナイフを入れるとパリパリと音をたてて切れていきます。
挟み込まれた具材のバランスが良く、加えられたソース類の味付けが絶妙なので、全体的に非常に整った美味しさに仕上がっているんですよね。

稚内というと海産物がとても有名ですが、デノーズさんのハンバーガーも実にオススメ。是非訪れてほしいお店です。

店舗情報

住所:北海道
稚内市中央2丁目11−8
電話:0162-22-6910
営業時間:11:00~15:30 (食材無くなり次第終了)

定休日:不定休
駐車場:あり

御菓子司 小鹿

Photo:らくださん

 

稚内市の銘菓というと、コチラの子鹿さんで提供されている「流氷まんじゅう」が有名です。

稚内駅から歩いて7分くらいの位置にありますので、徒歩でも訪問できる気軽さがありますよね。

Photo:らくださん

 

店内には流氷まんじゅうの他にも色々なお菓子が並んでいて、個包装のものはバラでも買って帰ることができます。
自分用のお土産として、少数ずつ買っていくのも悪くないと思います。

Photo:らくださん

 

もちろん職場や親類の皆さんへのお土産としても箱で購入することもできます。
結構喜ばれる美味しさなので、ついつい多めに買ってしまったりしちゃいますね。

Photo:らくださん

 

今回は自分用に1個と職場の皆さん用に1箱購入させて頂きました。
こうした購入時の自由度の高さも嬉しいところではありますよね。

Photo:らくださん

 

袋を開けるとこんな感じで、ケーキの上にホワイトチョコがかけられていて、確かに流氷をイメージすることができるお菓子になっています。
そして、ちょっと嬉しくなるのがこのお味なんですよね。

Photo:らくださん

 

おおよそ「まんじゅう」という和風な名前から想像できないくらい洋風な仕上がりで、ふわりとした甘さが心地よく、しかもその甘さがキツ過ぎないところがタマラナイんですよね。

コーヒーや紅茶にとても合う美味しさで、本当にオススメのお菓子です。

店舗情報

住所:北海道
稚内市中央1丁目3-35
電話:0162-23-5275
営業時間:9:00~19:00

定休日:不定休
駐車場:あり

ノシャップ岬

Photo:らくださん

 

稚内駅からほど近いところにあるのがこのノシャップ岬です。
周囲にはお土産物屋さんや海産系の飲食店もあり、ツーリングライダーや周遊ドライバーさん達の聖地にもなっていたりします。

Photo:らくださん

 

せっかく稚内まで来たのなら、チョット寄ってみたくなりますよね。
青い海と青い空、潮の香りが心地よい岬なので、旅の記念にオススメです。

岬情報

住所:北海道
稚内市ノシャップ2丁目
駐車場:あり

Photo:らくださん同行者

 

日本最北のMということで色々話題の彼ですが、彼についてはまたいつか別の記事で紹介してみたいと思います。

宗谷岬

Photo:らくださん

 

稚内駅方面から国道40号線に乗り、回転寿司の花いちもんめ稚内本店さんのある交差点から国道238号線に乗り換えて約30km程進むと、日本最北端の地「宗谷岬」に到着します。
ここはライダーやチャリダーさん達の聖地。天気が良ければ遠くに樺太を望むこともできます。
観光シーズンには駐車場も混み合い、モニュメントで写真を撮る順番待ちが発生するようにもなりますので、時間と心に余裕を持って訪れるようにしましょう。
周囲にはお土産物屋さんがあり、レストランなどもあります。
また、宗谷丘陵や次にご紹介する「白い道」への起点にもなりますので、大きな意味でもランドマークになっています。

岬情報

住所:北海道
稚内市宗谷岬3
駐車場:あり

白い道

Photo:らくださん

 

先程の宗谷岬では「白い道」への道順を示した看板を目にすることができます。

宗谷岬駐車場前から「白い道」までは少し距離がありますが、要所要所に看板が立っていますので迷うことなく、それこそ美しい宗谷丘陵をゆったりと縫うようにしばらく進んでいくと「白い道」スタート地点に到着します。

Photo:らくださん

 

「白い道」はホタテの貝殻が敷き詰められた道で、文字通り本当に白い道になっています。
大きな木や遮蔽物のない丘陵地帯に白い道がありますので、なんとも言えない非日常感を味わうことができます。
いやー、ここへ来ると本当に爽快な気分になりますね。他にはない貴重な体験を得ることができますよ。

Photo:らくださん

 

ただ、「白い道」は道路の幅が狭く車が2台で行き合うことが非常に困難になります。
道路としては一方通行ではないので違反にはなりませんが、宗谷岬側からスタート地点へ向かい、案内看板に従ってマナーを守ってゴール地点へ向かうようにしましょう。

道情報

住所:北海道
稚内市宗谷村

前編を終えて

今回は稚内からおおむね宗谷岬までのドライブ部分をご紹介しました。
次回はこのまま国道238号線で猿払村へ向かい、浜頓別までのドライブ部分を紹介致します。
浜頓別では砂金掘り体験など楽しいイベントもありますので、後編も是非ご覧下さい。


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