2019年10月21日
旭川マミーズバンドをご存知ですか? 旭川マミーズバンドは、子育て中のママたちによる吹奏楽の楽団です。 先日記念すべき10回目のファミリーコンサートが大雪クリスタルホールで開かれました。 団体に入っているママ友にコンサートについて教えてもらいました。 小学生と幼稚園児の子どもを連れて家族で聴きに行ってきたので、今回はそのレポートをします!
旭川マミーズバンドは、今年で結成10年目を迎える社会人吹奏楽の団体です。
旭川には吹奏楽の社会人団体はいくつかありますが、こちらの旭川マミーズバンドは団員がすべて子育て中のママというのが特徴。
母親になると、自分のやりたいことが制限されてしまうもの…。
ママになっても楽器を演奏したいけれど、子どもを預ける場所がないし…と自分のやりたいことを諦めてしまうことって多いですよね。
でも、マミーズバンドなら大丈夫!
公民館で行われる練習には、子連れで行っても問題なし。
中には赤ちゃんを抱っこしたまま演奏する人もいます。
子どもがいると何かと周囲に気を遣わなければならないことは多いですが、マミーズバンドでは団員がみんな子育て中のママなので子連れでも気がねなく過ごせます。
音楽の活動だけではなく、ママとしての悩みを相談したり、子育てについての情報交換をしたりできるコミュニケーションの場でもあるのです。
旭川マミーズバンドは、週2回、旭川市内にある公民館で練習を行っています。
練習日は、毎週火曜日と土曜日、時間は、10:00~12:00です。
定期演奏会(ファミリーコンサート)の他、保育園や幼稚園、福祉施設などで演奏をしています。
結成当時からずっと常任指揮者として団員の指導をされていた荒木関守先生が今年の1月に他界されました。
荒木関先生の熱い想いを継いで、田村元一先生が今年度から常任指揮者としてマミーズバンドの指導にあたっています。
令和元年10月13日(日)に旭川マミーズバンドによるファミリーコンサートが開かれました。
毎年定期演奏会を開いていますが、大雪クリスタルホールで演奏をするのは今回が初めてのことです。
会場へはたくさんの親子連れが足を運びました。
光が差し込む解放感のある建物のあちこちには、小さな子どもたちの姿がありました。
吹奏楽に限らず、音楽のコンサートでこれだけ小さな子どもを見る機会はあまりないので新鮮に感じましたね。
というのも、旭川マミーズバンドのファミリーコンサートは、
・0歳児からも入場可能
・曲の途中でも会場に出入が自由
という音楽のコンサートとしては珍しい小さな子でも入ることができるという特徴があるからです。
吹奏楽に限らず音楽のコンサートは曲の途中で会場に入ることができません。
シーンとした中で演奏されるので、話すことはもちろん咳やくしゃみをすることも控える必要があるのです。
泣いたりぐずったり、ウロウロと歩き回ったりするのが当然の幼児を連れて行けるコンサートは貴重です。
私には、7歳と4歳の子どもがいますが、「静かにしなさい」と何度も注意する必要もなく、リラックスして演奏会を聴くことができました。
小さな子を連れて音楽を楽しみたい方にはおすすめですよ!
コンサートは2部制で行われました。
第1部の楽曲は、映画も「もののけ姫」の曲を含む4曲。
第2部は、おかあさんといっしょ、パプリカなどの子ども向けの曲から、シクラメンのかほり、UFOなどの70年代の名曲が演奏されました。
子どもから年配者まで幅広い年齢に対応した選曲が会場を盛り上げました。
子どもたちが飽きないよう、演出にもさまざまな工夫が!
ただ楽器を演奏するだけではなく、踊りあり、仮装ありの楽しいステージでした。
子どもたちが体を動かすことができるように、受付でリボンを配って曲の途中で一緒にリボンを振って盛り上がれる場面もありました。
私自身、中、高、大学時代に吹奏楽部に所属してきましたが、自分たちの演奏会でここまでサービス精神あふれる演出はしてきませんでした。
ママの細やかな心遣いは演奏だけではなく、会場のいたるところでも見られましたよ。
例えば、入口にある素敵なウェルカムボード。
布地にフェルトで文字が書かれていて、心温まる看板です。
その他にも会場には、子どもが記念撮影できるようなクマのボードが置いてあったり、素敵な装飾がしてあったりしてサービス精神をいたるところで感じられました。
なんといっても家事や育児で毎日忙しいなか、演奏の練習のみならず演出や運営を手掛けることに同じ母として尊敬します。
小さな子どもを連れて行けるコンサートはなかなかありません。
音楽が好きなママはぜひ子連れで聴きに行ってはいかがでしょうか。
演奏途中で赤ちゃんが泣くこともありましたが、全然気になりませんでしたよ。
「昔、吹奏楽をやっていてママになったけれど久しぶりにまた演奏したいな」という方は、思い切って旭川マミーズバンドに入団するという手もあるかも知れませんね。
気になる方は、旭川マミーズバンドのFacebookをのぞいてみてください!
この記事のキュレーター
手作りのウェルカムボード