2020年04月19日

そうだ! 飛行機を見に行こう 【旭川空港】 乗るだけじゃない飛行機の楽しみ方

春、レジャーシーズンの到来。何か面白いことはないかしらとお探しのアナタへ贈る、ワクワクの飛行機観覧の世界。さあ、旭川空港に出かけよう!


気分は大空へ

偶然、飛んでいるのを見つけるといつまでも目で追ってしまう。ジェット音が聞こえるとつい上空に機体を探してしまう。
そんなアナタはきっと飛行機好き。ならば休日は時間を取って、ゆっくりと飛行機に戯れてみてはいかがだろうか。

その1 グリーンポートから見る

撮ったのは4月上旬。まだ芝生がキレイじゃないのが心苦しいが・・・
ここがターミナルビル横の丘にある旭川空港公園グリーンポート(通称グリーンポート)。

Photo:KOTA

 

丘の上には、ベンチ、屋根のついた展望シェルターなる施設がある。
このポイントは滑走路が一望できる上に、向かって左手側には大雪山、右手側には旭川市の街並みと景色も抜群。

Photo:KOTA

 

Photo:KOTA

 

これを撮ったのは4月上旬。ベンチがシートに覆われているのは冬支度のままだから。

で、シェルターからは以下のように飛行機を観覧できる。

▼まず遥か大雪山に機影を発見
ちなみに機種は763(ボーイング767-300)

Photo:KOTA

 

▼飛行機は滑走路に向かってさらに降下

Photo:KOTA

 

▼着陸。ドラマのシーンなんかでもお馴染みの、タイヤ摩擦による白い煙が上がる

Photo:KOTA

 

▼滑走路から平行誘導路へ移動しターミナルへ向かい走行

Photo:KOTA

 

▼機体はエプロンと呼ばれる駐機スポットへ

Photo:KOTA

 

▼当機は只今旭川空港に到着いたしましたと機内アナウンスが流れている頃。
やがてボーディングブリッジ(機体の出入り口と空港をつなぐ橋みたいなもの)が装着され、乗客は飛行機を降りる

Photo:KOTA

 

▼ようやく北海道の翼はひとやすみ。荷物の搬出や給油など機体に係る様々な作業で周りは忙しくなる

Photo:KOTA

 

・・・という具合。

多くの場合、山側から飛んできて着陸、旭川に向かって離陸する(風向きによって逆になる)。天気が良ければ、離陸後、右旋回をしながら上昇し遥か南へ向かう様子が長く見られる。

ピクニックにも

飛行機もいいが、何といってもここは公園。夏場は広い芝生が気持ちよく、ベンチが数多く設置されているので快適。

Photo:KOTA

・グレーの建造物がユニバーサルトイレ
・その上が/VOR/DME施設(ざっくり言うと航空機の位置情報などを支援するレーダー基地みたいなもの)
・右の白いのは燃料タンク

 

芝生の合間には舗装されたなだらかな誘導路が。これならベビーカーや車いすも安全だ。きれいなユニバーサルトイレがあるので、ちょっとゆっくり過ごすのに安心(トイレ利用は夏季のみ)。
ほか、子ども向けの遊具(アスレチックネット1基)があり、子どもたちが楽しそう。

犬の散歩をしたり、簡単なスポーツ具を持って来て遊んだりと、とかく快適な場所だろうと思う。

空港夜景も

飛行機が運航している間はグリーンポートを利用できるので、夕暮れの様子も観ることができる。

▼丘から見る駐機場

Photo:KOTA

 

▼夕暮れの空に向かう飛行機

Photo:KOTA

 

滑走路ほか地面には飛行機を誘導する様々な明かりがついていて、これもきれい。
ちょっとした非日常的空間ってとこか。
なのでデートにも。

Photo:KOTA

 

グリーンポートの利用期間は特に定まっていない。が、冬は除雪していない。
※トイレも冬季使用不可

問い合わせ
旭川空港ターミナル
上川郡東神楽町東2線16号98番地
TEL:0166-83-3939
※ 開館時間帯:7:30~20:30

その2 空港ターミナル 展望デッキ

場所はターミナル3階。飛行機の乗降に関わらない一般の方も利用できる。
以前は有料でしたが、現在は無料となり有難い限り。

Photo:KOTA

 

前掲のグリーンポート同様、滑走路での離着陸はもちろん眺めることがでるが、ここの魅力は何といっても、ごく間近に駐機場が見られること。着陸した機体が徐々に近づいてくる様子は圧巻だ。
大きなエンジン音、飛行機はすぐ目の前というド迫力。その距離はパイロットの姿が見えるほど。

Photo:KOTA

 

飛行機の到着直後から離陸までの束の間は、忙しく動き回る専用車両も見もの。
荷物の積み下ろしを行うリフト車や、コンテナを運ぶトラクター、滑走路に向かうために大きな飛行機を動かすトラクターなど、「働く自動車」に男の子はウキウキ(実は筆者も大好き)。

▼大雪山側には、前掲のグリーンポートが

Photo:KOTA

 

▼おっと。そうこうしているうちに東京行きAirDoが離陸のために動き出した

Photo:KOTA

プッシュバックといって、トーイングトラクターという専用車両が機体を誘導路に押し戻す

 

▼定位置に

整備員が直立し、いってらっしゃい、ありがとうと手を振るちょっと心が温まるシーンも見られる。これ、中に乗ってるときに目にすると、なんかウレシイんだよね

Photo:KOTA

 

▼で、飛行機は無事に飛び立ちましたとさ。めでたし

Photo:KOTA

 

▼一眼レフで撮ろうとするなら、たぶん、それ用かと思うのだが金網がそれっぽく空いているところにレンズを突っ込んで。
興奮してカメラを傷つけないようにね

Photo:KOTA

 

フライト情報

で、飛行機は何時に飛んでくるのかって?
フライト時刻の最新情報は、旭川空港ターミナルのHPが分かりやすいが、ご時世の影響で運休となっている便があるので、事前に各社のHPも併せて確認されたし。

例年であれば、国内3社の他、アジア諸国からの乗り入れもあるが、新型コロナウィルスの関係で現在は国内線のみとなっているようだ。

問い合わせ
旭川空港ターミナル
上川郡東神楽町東2線16号98番地
TEL:0166-83-3939
※ 開館時間帯:7:30~20:30


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター