2026年06月12日

ひと皿で二度美味しい【あいがけカレー】沼る3杯

カレーが美味しいと評判の、お店が選抜した2種のカレーがお皿の上で夢の共演。さあ、ひときわ濃厚なカレー沼にはまってみませんか。


ハルニレカフェ

 

七条緑道のくつろぎスポット、ハルニレカフェはカレーも人気。
長年親しまれている「カボチャのココナツカレー」と「チキンカレー」が一緒になったのが『2種あいがけ』(1,300円)だ。
どちらも美味しそう。どっちを食べようか迷うことなく、一度の機会で味わえるとは何とも贅沢。

 

上が、2者の勢力図(笑)。
それぞれが醸し出す風合いは、豊かな味わいを想像させる、これぞ競演。

加えて言うなら、付け合せのピクルスなどが、いつも素晴らしい。

 

上、まずは「かぼちゃのココナツカレー」から頂く。
まろやかにスパイス香るマイルドなテイスト。
かぼちゃは柔らかく炊いてあって、とてもなめらかな口当たり。
カボチャの滋味に、ココナッツミルクのまろやかなコクと甘みという組み合わせは絶妙だ。
ココナッツカレーというと、タイカレーのようなさらっとした感じを思い出すが、頂いているのはとろっとした家庭的な日本のカレー。そういった意味でも親しめる味わいだ。

 

上、そしてチキンカレーを。
先程のひと口と比べ、断然にスパイシー。頬張れば、スパイスに包まれた鶏の旨味が引き立って美味。
無水で仕立てたものか、濃厚な味わいが印象的だ。おかげで玄米の滋味が膨らんで、実に美味しく頂ける。
また、そうした深い香味は、スペシャルな薬膳を頂いているような優雅な気分にも。

という具合に、両者を交互に味わうで、ひと皿の楽しさはまさに倍増。
こんな刺激、カレー好きには堪らない。

お店情報

 

店名:ハルニレカフェ
住所:旭川市7条通8丁目
電話:080-8294-7670
営業時間:11:30〜15:00
定休日:火曜日、水曜日
駐車場:なし
※価格や臨時休業などは公式Instagramや店舗でご確認ください。

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ランデブーダイナー

カレーをはじめオムライスやカツレツなどを提供する、日本でいうところのいわゆる洋食屋的なお店。
であるが、筆者の印象としては、何を食べても美味しい。
味の調えに迷いがないというか、どの料理もピタリと来る、そうした味わいに筆者は感服だ。

 

同店のカレーは2アイテム。「特製スパイスカレー(中辛)」と「特製マイルドカレー(甘口)」だ。
※中辛は辛口へ変更可
で、店の推しはというと、どちらでもない(笑)。
どっちも食べて、というのが上の、スパイス&マイルドなあいがけカレー(850円)だ。店の看板メニューを自称する。

 

上が、2者の勢力図(笑)。
整然と置かれたライスを境に、両者の力が拮抗している。
また、色調で何となく辛さの違いが想像できる。
が、同店のカレー、香辛料の多い少ないで辛口甘口としているわけではない。
以下の食べ比べにご注目。

 

上、まずは特性マイルドカレー、甘口の方を頂いてみると、おおっ、確かに甘い。
が、その甘さは砂糖など甘味料によるものでなく、巧みに効かせたフルーツの香味によるもの。
これをスパイスで調えることで、爽やかな甘味を楽しめるようになっているようだ。
いわゆるお子様用の甘さとは違う。

 

そして、上が辛い方(特性スパイシーカレー)。
口に含めば、じわじわ~っと来る辛さ。その味わいは濃厚で奥深く、ゆっくりと語りかけて来るような旨さだ。

とりわけ、口には、先に食べたカレーのフルーティーな余韻が残っていたから、その刺激はひときわだったかも知れない。
逆に、スパイスの余韻感じながら甘い方を口にしたら、これまたフレッシュな風味が鮮烈。
これぞあいがけマジック。単品では到底味わえない刺激的美味しさがコレだ。

 

また、あいがけの美味しさは、2種を混ぜて味わえる点にもある。
両方をスプーンですくって味見してみれば、足して2で割ったような味?
という予想に反して、1に1を足したら3になったような、甘辛な旨味が増幅したような味わいになるから面白い。

それにしても、マイルドな方。改めて、こんなに美味しいとは知らなんだ(近年はスイーツなんかも好むようになり味の間口が広がったのかな)。
元来、辛口好みの筆者。「あいがけ」というきっかけがなかったら、一生この美味しさを知らずにいたのかも(笑)。

お店情報

 

店名:ランデブーダイナー
住所:旭川市4条通11丁目マキタビル1F
電話:0166-74-8148
営業時間:11:30~14:00 17:00~21:00
定休日:火曜(不定休の場合あり)
駐車場:なし
※価格や不定休は公式Instagramなどや店舗でご確認ください
公式HP:https://rendezvousdiner.jimdosite.com/

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福吉カフェ

常磐公園の程近く、ノスタルジックな建物のカフェはすっかりおなじみ。
ラテやトキワ焼きといった看板メニューのほか、カレーや肉料理も評判のよう。
そんな中、人気カレー2種を組み合わせたメニューが、下の『あいがけカレー』(1,150円)だ。

 

あいがけを成すアイテムは『たまねぎカレー』と『キーマカレー』という、福吉カフェ内カレー界隈のまさに2大勢力。

 

上が、2者の勢力図であるが、両者の争いが激化しないよう、店主はその境に頑丈な城壁を築いたものと思われる(笑)。

 

上は、たまねぎカレー部分。
札幌特産の「札幌黄」なる品種を使ったというこのカレー。玉ねぎの甘いイメージ(筆者の思い込み)とは違い、おもいのほかスパイシーな仕上がり。
タマネギそものもは、煮込んでとろとろかと思いきやシャキッとした歯ごたえも。うんうん、玉ねぎ本来の風合いを生かしてるということか。
いい意味で期待を裏切ったさらさらカレー。フレッシュな風合いのテイストは印象的。

 

一方、上はキーマカレー部分。
どちらかといえばマイルド系。使うお肉は、近年こちらでもしばしばお目にかかる名寄の「ひまわりポーク」。
これと、カレーのほんのりとした酸味は相性もよく、肉の旨味を引き立ている。

ふと、ほっこりとした口当たり。穀物感?大豆かな?豆カレー要素もある?
スタッフさんに尋ねると、なんとつぶあん(トキワ焼きに使うやつ)。
甘味とコクを加えたということ、かどうかは確認できなかったが、同店のシェフ、なかなかの手練れと見た。

その後は、途中で2種をプレンドして味見したが、果たして意味があったかどうかは不明(笑)。
そういう意味で、両者の境に城壁があったのかな(笑)。
ともかくは、このひと皿、総じて味わい濃いめなので、じっくり、ゆっくりと楽しむことができた点では秀作。 

お店情報

 

店名:福吉カフェ
住所:旭川市常盤通2丁目
電話番号:0166-85-6014
営業時間:10:00~21:30
定休日:不定休
駐車場:あり

あいがけ後記

いかがでしたか。

あいがけって面白いですよね。なんたってひと皿で2つの料理が食べられるんですから。
ラーメンだったら、醤油と味噌が一緒になってるようなもの(いや、それはムリ)。
シチューだったら、ドミグラスソースとクリームソースが・・・(いや、それもないな)。
丼ものだったら、カツ丼と天丼が一緒に・・・(ありそうだけどゴハンの味はどうなっちゃう)。

ほらね、カレーだからできるこの展開。
いろいろ食べたいカレー好きのアナタにおすすめです。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター