2020年09月23日
ラーメンの魅力は麺・スープ・具の三位一体となった美味しさにありますが、とりわけ、スープは食べる者の印象を大きく左右するもの。そこで筆者が食べたまちなかラーメンの中から、特に記憶に残る3杯をご紹介。食べれば完ツユ必至、アナタも病みつきになるかも! ※画像はすべて筆者の撮影による
そりゃそうだとご同意くださる貴兄も多いと思う。
ロータリー近くの有名店。人気の的は生姜ラーメンだ。
そこはかとなく香る生姜の風味が堪らない。
生姜を楽しめるラーメンは醤油味のみ。
醤油と生姜の風味が相まって、得も言われぬ美味しさ。
元来、同店のスープはまろみある穏やかな口当たり。だから飲んでも飲んでも腹に応えない。
店名:生姜ラーメンみづの
住所:旭川市常盤通2丁目
電話:0166-22-5637
営業時間:10:30~14:00・17:00~18:30 日曜11:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:なし
おおむね醤油味が人気の旭川ラーメンにあっては、とりわけ異彩を放つこの塩ラーメン。
塩ラーメン(750円)
ただのお湯じゃないの?味ついてんの?と言いそうになる、何という透明感。
沈んだ麺が奥まで見える、この澄んだ様は摩周湖のごとし。
しかもレンゲが白いから、スープをすくっているか分かりづらいほどに透明(笑)
だがしかし、味はしっかりついている。そしてそれは想像以上に濃厚だ。
まずスープ自体の旨みはしっかりとしていて、それに塩が程よく溶け込んでいるものだから、鮮烈!
基本、醤油派の筆者であるが、ここのは別。たまに塩が食べたいなと思ったら、暖簾をくぐるのは大概ここだ。
塩ならすがわらと言うラーメン党は多い。
店名:ラーメン すがわら 本店
住所:旭川市7条通7丁目七福ビル1F
電話:01166-22-4710
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日
駐車場:あり
「病みつき」という言葉が似あう、有名老舗にして極めて特徴的なラーメン。
その決め手は焦がしラードだ。
醤油ラーメン(800円)
スープの表面をご覧あれ。一応、解説すると、淡い茶色が同店のスープ元来の色。これを覆うように浮いている濃い茶色が焦がしラード。
ラーメンを注文すると店員さんが、これの濃度を尋ねてくる。脂は濃くしますか、普通でいいですか、てな感じで。
上の画像は筆者がいつもの「普通で」だ。「濃く」と言ったならもう大変。スープが見えないくらいにたっぷりと加えてくるので、客はスープが真っ黒!と驚愕する。
脂が直に見えるから、脂っこいように感じるが、口当たりはさらりとしている。これが焦がしラードの技か。
濃いか普通かは、風味とかコクの濃度の違いと思っておけばよいだろう。
とにもかくにも、ただでさえ旨い魚介のコクが効いたダブルスープに、焦がしラードがいい意味でひとクセもふたクセも付けてくれるものだから、このラーメン、クセになること間違いなし。これが多くのファンが病みつきと絶賛する所以だ。
当然、完ツユ必至。
完ツユした者だけが得られるメッセージ(笑)
そして、さらにひとクセプラスしたいなら、特製ニンニクはいかがだろう。
あまりの旨さに昇天しても、責任持ちませんけどね(笑)
店名:蜂屋 五条創業店
住所:旭川市5条通7丁目
電話:0166-22-3343
営業時間:10:30~19:50
定休日:不定休
駐車場:あり
おつゆをズルズルッと。
そして、はぁ~っとため息。
うまいラーメンってシアワセですよね。
おつゆの最後の一滴まで味わいたい、そんな気持ちをレポートしましたが、いかがでしたか。
お気に召したら、どうぞお出かけを。
有名店だもの、知ってるよという方には、美味しさを改めて実感できるような機会となりましたら幸いです。
この記事のキュレーター
生姜ラーメン(700円)