2020年10月10日
大雪山はすっかり色づき、紅葉はそろそろ里に降りて来る頃。公園で、撮影を楽しみながら秋の風情をたっぷりと満喫しませんか。※掲載の写真は昨年のものです
公園は自然の野山とは違う、あくまでも都市施設。
公園を撮るなら、樹木や小道、展示物を含めたレイアウトで美しさを演出することがまず第一歩でしょう。
いかにも教科書的、という感じの写真ですが(笑)、以下がその例。
▼作例1.ありがちな風景(笑)
木製のベンチ、アンティークな街路灯を入れ込んで、ちょっとノスタルジックなムード漂う1枚になりました。
▼作例2.題して『枯葉の小道』
芸のないタイトルですね(笑) カーブする小道、ベンチ、向こうに池とくれば、もう公園ムードてんこ盛り(笑)だが、確かに降り積もった枯れ葉は情緒満点です。
▼作例3.紅葉黄葉三兄弟
行儀よく並んだ木。でもそれぞれが個性を発揮し色の競演、という1枚を狙ってみました。
▼作例4.秋に黄昏れるネコ
運が良ければネコのキャスティングも可能。紅葉と何の関係があるのって?
うーん、あくまで個人の趣味かな(笑)
▼作例5.上川神社頓宮と黄葉
あえて頓宮と黄葉を重ね合わせたように撮ってムードを演出した。
・・・つもりですが両者がかぶり過ぎてる感(分かりにくい)も否めません(汗)
園内にある「モノ」を生かして公園らしさを演出しよう。
▼ベンチはお約束アイテム
これを写真内のどこに置くかで作風が様々に変化します。立ち位置を変えたり、ズームで距離感を変えたり工夫してみるとより面白いカットが撮れるかも。
▼小山にある東屋(休憩用の小屋)
東屋は園内に数か所あります。情緒ある和風な造形物は侘び寂び感たっぷりに撮れますね。
今日は雨だから出かけるのはよそう、というのは勿体ない。
情緒的なシーンは雨の中にあります。
▼目線を下にずらしてみれば
ぬれ落ち葉というのも、なかなか絵になるモチーフのひとつです
雨上がりといえば水たまり。撮影の格好の材料になる、これがご褒美です。
いざ、狙うは水たまりに映り込んだ紅葉の様子。
▼歩道に見つけた映り込み
自分の立つ位置を少しずつずらすと、その見え方は様々に変化します。コレ、青空も入ってるとなお良かったんだけど・・・
▼またネコかよって?
いえ、紅葉の写真です(笑)
という気持ちで撮ったのだが、ちょっと紅葉部分のボケが強すぎた。
ネコとの遭遇はとっさの事なので、カメラの細かな設定が追い付かないのが悩み(という言い訳)
趣きに変化をつけるのに有効なのがローアングル。
膝を少し折る、しゃがむ等、カメラの位置を下げるということです。
▼枯葉のじゅうたん
公園の広さのほかに、枯葉の表情も入れたい。そんな時はローアングルも試してみて。
立ったまま撮ったのと、姿勢をかえてみたのとをあとで見比べて、雰囲気の良い方をチョイスしよう。
▼降り積もる枯葉
上の作品よりも、もっともっとローアングル&アップ。
葉っぱにぐぐっと寄って臨場感を出した1枚。カメラを近づけるかレンズを望遠にして撮るかによっても風合いが違ってきます。
秋深し。ぐっと寒くなってくると公園も冬支度を始めます。
そこにもシャッターチャンスが。
▼植木の冬囲い
手慣れた職人たちの造形美をテーマに撮ってみました。
▼巧みな縄結び
これ1枚だけでは何の写真か説得力に乏しいが、秋の情景を語る複数枚の中の1枚としては、ストーリーに抑揚がつくと思います。
不肖、筆者の写真で束の間の公園散歩をお届けしました。
常磐公園は、いい意味で年季が入っていてそれなりに情緒も豊か。筆者お気に入りの散歩コースでもあります。
いかがでしょう、アナタもぜひ公園を散策し素敵な1カットを撮ってみませんか。
紅葉の見ごろはもうすぐですよ。
※駐車場もあり(マップをご参照ください)
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