2020年10月13日
これからの季節、リンゴの収穫が最盛期を迎えますね。旭川にはたくさんの果樹園があって、リンゴ狩りが楽しめるのははもちろん、直売所では新鮮で美味しいリンゴが買えます。今回は、神居町にある山中果樹園の直売所でおいしいリンゴを買ってきたのでご紹介します。
「山中果樹園」の直売所があるのは神居町西丘。市内から12号線を走り、旧神居古潭小中学校の信号で左折、カムイスキーリンクスの前を通り、芦別方面に抜ける道路沿いです。
国道12号線から、かなり入るので旭川市民のからでも知らない方が多いかもしれませんね。
今回は、山中果樹園の直売所で3品種のリンゴを買ってきたのでご紹介します。
旭川市民でも、リンゴといえば青森をイメージする人が多いのではないでしょうか。
旭川では、リンゴの他にも、サクランボやブドウ、ナシ、プルーンなどの果樹が栽培されてますが、それほど生産量が多くないため、あまり市場に流通することがありません。
「さんさ」は、ニュージーランド生まれ、岩手県育ちのリンゴの品種です。
ニュージーランド国立科学産業研究所で、岩手県から送られた「あかね」という品種の花粉と、「ガラ」という品種を交配させて生まれた品種。
「さんさ」という品種名は、岩手県盛岡市の「さんさ踊り」に由来しています。
やや小ぶりのリンゴで、シャキシャキとした食感で果汁が多く、適度な酸味とさっぱりとした甘みのバランスが良いおいしいリンゴです。
収穫時期が早い品種で、旭川での収穫時期は9月中旬から9月下旬。そのため山中果樹園では、10月2週目で販売は終了とおっしゃってました。
気になる方は、ぜひ来シーズン味わってみてください。
「つがる」は、その名前の通り青森県で育成された品種です。
今では懐かしい「ゴールデンデリシャス」と「紅光」を交雑させて誕生しました。
青森では、袋をかけて栽培したものを「つがる」、袋をかけずの栽培したものを「サンつがる」として出荷しています。
旭川では最も多く生産されている品種で、酸味が少なくジューシーで甘みが強いのが特徴です。
旭川での収穫時期は、9月下旬から10月上旬と「さんさ」と同様に早生の品種で、山中果樹園さんでは今年の販売は終了しています。
美味しい品種なので、ぜひ来シーズン食べてみてください。
「トキ」は、2004年に青森で登録された比較的新しい品種で、「王林」と「ふじ」を交配させた品種です。
黄緑色の果皮が特徴で、太陽に当たった部分はうっすらと赤みが入りますが、昼夜の寒暖差が大きい旭川では、青森産より赤みが入りやすいそうです。
「トキ」は、糖度は標準的ですが酸味が少ないのが特徴、果肉がつまっていてシャキシャキとした食感とジューシーさを感じます。
旭川の収穫時期は、10月中旬から10月下旬で今がまさに最盛期です。
旭川市内の果樹園のリンゴを色々と食べましたが、個人的には山中果樹園のリンゴが一番品質が高く美味しいと感じています。
ぜひ直売所に行って、山中さんや山中さんのお母さんのリンゴの話を聞きながら、買って欲しいのですが、行けないって人は、神楽の農産物直売所「あさがお」や市内のコープさっぽろで販売されています。
店名:山中果樹園
住所:旭川市神居町西丘191-1
電話:0166-72-2457
りんごやさくらんぼを北海道旭川市神居町で育てている『山中果樹園』のホームページです。リンゴ狩りやサクランボ狩りなどの果物狩りの情報や、webページで林檎やさくらんぼをお買い求めいただくことも出来ます。
今回は、神居町西丘の山中果樹園のリンゴ、「さんさ」「つがる」「トキ」を紹介しました。今後は、「旭」「紅将軍」「ふじ」「ぐんま名月」「シナノゴールド」などの品種が直売所に並びます。みなさんもぜひ食べ比べしてみてはいかがですか。
この記事のキュレーター
旭川の果樹園の多くが、もぎ取りや直売をメインとした観光果樹園のため、少量多品種を作っているのが特徴です。
リンゴは30種類以上が栽培されているそうです。