2020年11月21日

旭川市内で三浦綾子作品「氷点」にゆかりのある5つのこと

旭川が生んだ作家・三浦綾子。その代表作「氷点」は、旭川の街中で様々なエピソードを持つものとして旭川市民の身近にありました。旭川市内で氷点にゆかりのあるもの・場所を探してみました。


三浦綾子記念文学館

 

まずは三浦綾子記念文学館へ。
インターネットで前もって電子チケットを購入しました。
通常の入館料は700円ですが、電子チケットだと600円。しかもカフェのおいしいコーヒーを1杯いただける特典付きなんです。
有効期限は購入から半年間。
入館したら受付の方にこの画面を見せると、コーヒーチケットをくださいます。

 

日曜日の午後だったこの日、お客さんはわたしと次男を含め4名ほど。
ゆっくりと見学できました。

 

館内には、三浦綾子文学の中に出てくる縁のある地名と、その裏側には小説の一説が書かれているカードがありました。
美瑛川は小説「氷点」に、神楽岡は小説「銃口」に登場します。

わが子は、行ったことのある川湯温泉のカードも見つけて感激していました。
他にも多くの地名や名所のカードがありました。
探すだけでも楽しく、どのような小説に登場したのかを知ることができ、さらに三浦綾子作品が身近になります。

このカードは記念に持ち帰ることができますよ。
とっても嬉しいお土産になりました。

文学館・別館へ

 

もともとあった記念文学館のお隣に、分館がありました。
こちらは、全国の三浦綾子文学ファンの寄附と、ふるさと納税によって建てられ、2018年9月にオープンしたとのことです。

入り口近くには小さなカフェが、奥は氷点のあらすじと、三浦綾子夫妻が夫・三浦光世と共に口述筆記をしたお部屋が再現されていました。
今にも三浦夫妻が現れそうな、そのままの雰囲気にしばらく浸っていました。

 

カフェラウンジでは、ここでしかいただくことができないクラフトビール「氷点地ビール」がありました。
大雪地ビール館と三浦綾子記念文学館との共同開発されたビールは、青い瓶が美しく、お土産にもぴったりですね。

 

初めに購入していた電子チケットについていた、コーヒー無料券を利用できるのは、こちらのカフェ。
ステキなマグカップにたっぷりと注がれたおいしいコーヒーを頂きました。
ここでは飲み物のほか、デザートやオムライスなどのランチもいただけます。

*Spot info*
三浦綾子記念文学館
・住所:旭川市神楽7条8丁目2-15
・電話:0166-69-2626
・開館時間・休館日:6/1~9/30:無休 10/1~翌5/31:月曜(祝日の場合は翌日休館) 年末年始(12/30~1/4)
・駐車場:有り、30台
・公式サイト:http://www.hyouten.com/

氷点橋

 

三浦綾子記念文学館からJR旭川駅へ向かうまっすぐの道を走ると、神楽と駅前をつなぐ橋が見えてきます。
この橋の名前は「氷点橋」。
北彩都橋とつながったこの橋からは、美しい大雪山系の山並みや、神楽岡公園、北彩都ガーデン、富良野線、JR旭川駅など、美しい景色がよく見渡せます。

 

この旭川駅の東口から見本林までの約1,4キロメートルの道のりは「氷点通り」という愛称で呼ばれ、三浦光世氏の直筆で書かれたサインがありました。
氷点の街・旭川のシンボルロードのようです。

Espresso Lounge 氷点

 

東光にあるカフェ・氷点。
名前の由来は、旭川にこのお店をつくるにあたり、旭川のお店なのだから、旭川にちなんだ「氷点」という名前を付けたいというオーナーさんの深く大切な思いがあってのことなのだとか。
氷点という店名にまつわる経緯や素敵なエピソードをゆっくり伺い、ますますこのお店のファンになったわたしです。

 

手づくりの洗練されたメニューがいっぱい。
食事やデザート、おいしいコーヒーのすべてが、素敵な食器で運ばれてきます。
ゴージャスで和洋折衷な店内に、オーナーさんの着流し姿がとても粋でステキです。

オススメメニューは、「海鮮焼き」。シーフードとお野菜が絶妙な味わいのソースにからまり、ご飯がすすみます。何度いただいても飽きず、またすぐに食べたくなるメニューは、大人気。ランチタイムは多くの人がオーダーしていました。

 

喫茶店のプリンが好き!手作りの味を食べられるお店3つ | asatan

https://asatan.com/articles/1520?page=1#outline1

卵と牛乳の味が伝わってくる幸せなデザート「プリン」。柔らかかったり固めだったり、盛り付けや器も楽しみ!おうちでは安い3個セットのプリンで十分うれしいんだけれど、お店のプリンは特別。手作りの味がするおいしいプリンのお店をご紹介するのは2回目♪3つのお店をご紹介します。

以前「氷点」のおいしくて美しい手作りのプリンアラモードをご紹介しました。こちらもご覧ください。

*Shop info*
Espresso Lounge 氷点
・住所:旭川市東光11条2丁目1-26
・電話:0166-31-2900
・営業時間:9:00~21:00
・定休日:無休、不定休

壺屋 登録銘菓「氷点」

 

小説「氷点」にちなんで作られたお菓子、登録銘菓「氷点」は、旭川の名店・壺屋のお菓子。
雪の結晶がデザインされたパッケージがとってもステキです。

 
”やさしい甘さの白こし餡を北海道バターを使ったしっとりミルク生地で包み上げました。表面にはメレンゲと松の実で氷雪を表しました。 旭川出身の女流作家・三浦綾子さんの名作小説「氷点」に因んでつくられたお菓子です。
まろやかな舌ざわりにゆたかな風味、お口に広がるミルクの甘い香りはふる里の味。北海道の氷雪の厳しさ、美しさを表した食感と風味をお楽しみください。” 出典:壺屋総本店公式サイト 初めて「氷点」というお菓子があると知って頂いてみましたが、本当に優しい甘さがおいしくてお茶にぴったり。温かなお部屋でゆっくりといただきたい、旭川のお菓子です。

*Shop info*
壺屋総本店 なゝ花窓館
・住所:旭川市忠和5条6丁目5‐3
・電話:0166-61-5182
・営業時間:9:30~19:00
・定休日:1月1日、ほか不定休
・公式サイト:https://www.tsuboya.net/

旭川探訪してみませんか

旭川が生んだ作家・三浦綾子の「氷点」の世界を巡ってみよう | asatan

https://asatan.com/articles/1838

旭川で生まれ育ち、作家として活躍した三浦綾子。その代表作・氷点は世界でも有名な小説です。氷点の舞台は旭川。見本林を中心に様々なスポットが小説の中に登場するのをご存知でしょうか。読書の秋。旭川の風景やスポットを感じながら読み進める「氷点」はその世界に引き込まれる魅力がいっぱい。今回は氷点に登場する市内のスポットをご紹介します。

「氷点」は昭和40年に書かれた小説。
50年以上経った今も、旭川の地を初め多くの人に大切にされている作品です。
その小説にちなんだ、たくさんの「氷点」を探してみました。
氷点に登場するスポットについての記事もぜひ見て頂き、旭川を大切に思って頂けるとうれしいです。


この記事のキュレーター

♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・北海道Likers・おやこのくふう・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。