2021年01月01日

和み空間で味わう卓越の料亭ランチ3選

さて、今回紹介する3店。宴会や会食での利用というイメージがあるかもしれませんが、お昼の営業も評判です。たまに足を向けてみませんか。きっとランチタイムを幸せにしてくれるはず。


日本料理 たま川

 

ふぐ料理やかに料理をはじめとする本格日本料理で、多くの食通を魅了するたま川。
多彩なコース料理で客を迎える夜の部同様、昼もリーズナブルなコースが用意されている。

 

手頃なところで【かにランチ】の月コースと雪コースを頂いてきた。

まずは、どちらも簡単なサラダから食事がスタート。
同店は料理が一堂に盆に載って供されるのでなく、一品ずつ供される。

そして、雪コースより一品多い月コースにはお造りが。
その次が茶碗蒸し(両コースとも)と続く。

 
 

いつもこの茶碗蒸しには感心させられる。
限りないほどに淡い出汁。そこにゆずがほんのりと香る逸品。
こんなところからさりげなく日本料理の価値を伝える、さすがたま川。

続いては、雪コースには甲羅揚げ、月コースには焼き魚が。

 
 

甲羅揚げは、よくあるグラタンタイプではなく、バラ身をつめて揚げたもの。
筆者は断然こっちの方が好きだ。

それぞれの料理を賞味したら、中居さんが頃合いを見計らって締めのかに釜飯を出してくれるという流れだ。

 
 

釜飯はもちろん炊きたてのあつあつだ。
おだやかな風味がほんわかとしていて、おこげの具合もよろしく実に美味。

逸品ずつゆっくりと味わったせいか、この辺りでお腹はかなり満足。
そして最後はデザート(両コースとも)を頂いてご馳走様。

 

お店情報

店名:日本料理 たま川
住所:旭川市3条通5丁目
電話:0166-22-0865
営業時間:11:30~14:00/17:00~23:00
定休日:不定休
駐車場:店舗横に数台

天金 本店

 

海鮮から寿司、天ぷら、うなぎまで和食のデパート的存在感を放つ天金本店。
ランチタイムの『昼御膳』は3品が用意されている。

本記事ではAランチとBランチを紹介しよう。

 
 

上がAコース。
惣菜は月替わりとなっている。このお弁当箱のほか茶碗蒸しと味噌汁がつく。
また、同店のランチはドリンク付き。コーヒー、ウーロン茶、オレンジジュースの他、グラスワインかグラスビールも。
はい、もちろんビール呑みましたけど何か(笑)

そして下がBコース。

 

こちらは寿司、天ぷら、吸いもの、茶碗蒸し、デザートのセットとなっている。
天ぷらは野菜天のほか、エビ、ホタテ、キス、イカから好みのものを2品選んで注文。
寿司はメニューでは握り寿司となっているが、これを生ちらしに変えることができる。

どちらのコースも、とにかく品数が多いので食べ応えは満点だ。

お店情報

店名:天金 本店
住所:旭川市3条通7丁目左5号
電話:050-5457-1415
営業時間:11:30~14:30/16:30~22:30
定休日:不定休
駐車場:指定駐車場あり(要問合せ)

和三條 かた岡

 
 

小洒落た佇まいのある外観。
産地直送の厳選素材による、美味しさあふれる日本料理に定評のあるかた岡だ。
中庭を眺めて過ごせるカウンター席は、ちょっと非日常的でもあり筆者もお気に入り。

ランチタイムのメニューは4品。下の画像をご参照あれ。

 

うーん、どれを選んだらいいか迷いますなぁ。
各限定10食とのこと。売り切れの場合もあるかも。
ちなみに、ランチタイムは上記の他、お昼用のコース料理も用意されている。

ということで、まずは鯛かぶとあら炊き定食を注文。

 

鯛のあら炊きだなんて、この手のお店ならではの献立。
大阪の料亭で修行した店主らしいというところか。
膳にはあら炊きのほか、小鉢、刺身が添えられている。

 

ともかくは、よく炊けていて美味。
食べやすく包丁が入っているのも良い。
この手の料理、地元で食べるとけっこう甘辛な味が濃い場合が多いが、同店はそうじゃない。
思いのほかさらりとした上品な味。

次の画像が天婦羅定食。

 

食後はコーヒーも(料金に含む)。
料理は比較的は早く出てくるので、例えば会社の昼休みも安心。ゆっくりと寛ぐこともアリだ。
中庭を眺めながら食後のコーヒーでゆったり気分。格別である。

お店情報

店名:和三條 かた岡
住所:旭川市3条通8丁目左6
電話:050-5457-9434
営業時間:11:30~14:30(月~金)/17:00~23:00(月~土)
定休日:日曜・祝日
駐車場:なし

たまにはゆっくりとお昼でも

いかがでしたか。
ちょっと敷居の高そうな店も、ランチなら気軽に利用できるのがお分かりいただけたかと思う。

今回の料理はどれも1,000円以上だが、近頃はラーメン1杯もちょっと手の込んだものになると1,000円超も珍しくないことを思えば、このクオリティは、案外お手頃と受け取れる。

何よりのメリットは、ゆったりと身をゆだねくつろげるということ。
お腹を満たすだけじゃない、満足度の高いお昼を、どうぞお気軽にお過ごしください。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター