2021年01月23日
旭川から車で1時間半ほどの場所にある名寄市。冬はサンピラーで有名な名寄市ですが、意外と冬場は足を運ぶ機会が少ないように感じます。そこで今回は夏と違った冬ならではの名寄の楽しみ方をご紹介させて頂きたいと思います!
まず最初に向かったのは名寄市にあるピヤシリスキー場。
とはいえ道中は結構な道のり。
旭川から国道40号線を北上して約1時間半くらいでしょうか。
途中には『絵本の里けんぶち』と風連に『もち米の里☆なよろ』という大きくて綺麗な道の駅があるのでトイレ休憩に困らないのがメリットですが、冬道は色々と気を使いますので安全運転で移動します。
到着して駐車場からすぐのところにセンターハウスがあります。
センターハウス内には休憩室があり、荷物棚などが用意されています。
少し狭い印象はありますが、比較的自由に使うことができるので特に困るようなことはありません。
同じくセンターハウスには食堂があり、軽食をとることができるようになっています。
センターハウス向かいの第一リフト乗り場。乗り場まで坂を登るのが少々キビシイ。
センターハウス前が第一リフト乗り場になっています。
まずは券売所でリフト券を買うことになるのですが、このリフト券が結構良心的な価格設定なので嬉しくなってしまいます。
旭川からの移動と帰宅時間を計算すると僕の場合は4時間券くらいが妥当なところなんですが、この4時間券2400円にプラス200円で隣の「なよろ温泉サンピラー」さんの入浴券が付いてくるというので今回はそちらを選ばせて頂きました。
普通に良心的なリフト料金なのに子供が無料なのは我々家族連れにとっては本当に助かります。
そして、子供といえばこちらのキッズパークも楽しそうに見えました。
キッズパーク。3歳以上1人300円です。
リフトは縦に三本連なっているような構造で、下から第1リフト、第2リフト、第3リフトの順に山頂に向かって登って行きます。
第2リフトから下はコース幅も広く、斜度もそこまでキツくはないので非常に滑りやすく楽しむことができますが、第3リフトまで上がると結構な斜度が待っているので、初級者は注意が必要かも知れません。
また、山頂からくるっと迂回した「林間コース」があり、比較的緩やかながらゲレンデベースまで一気に降りれるロングコースも用意されています。
第3リフト降り場すぐのところにある九度山山頂標識。九度山はピヤシリ山西麓の山。
ピヤシリスキー場はパークと呼ばれるジャンプ台などの設備の整備に力を入れておられることで有名で、遠くは稚内からも練習のために足を運んでくるスノーボードキッズが居ると聞いています。
もちろん地元名寄市からも多くのプロスノーボーダーが輩出されていて、その技術の高さは日本国内でもかトップクラスとされています。
そういった環境が名寄にはあり、その中心がこの名寄ピヤシリスキー場で、今もその歴史が脈々と受け継がれていると考えると、思い深いところがあります。
第3リフト横の「チャレンジCコース」。未圧雪部分は本当にチャレンジングなコースでした。
ピヤシリスキー場を滑っていて「ここが良いな」と感じるところは、中規模クラスの大きさを誇るスキー場らしく、ゲレンデのコース幅が結構広く滑りやすいところだと思います。
コース自体も変化に富んでいて、初級者に優しく、なおかつ上級者も十分に満足させることができる優れたコース設計がなされている点が特徴と言えるでしょう。
圧雪され綺麗に整備されたゲレンデも魅力的ですが、オフピステ(未圧雪)でフカフカの斜面が開放されているところは本当にニクいところだと思います。
どれだけ滑っても飽きることのない魅力がピヤシリスキー場にはあります。
さて、スキーを楽しんだ後は温泉へ。
まぁ、そう考えるとなんとも贅沢でリゾートな気分ですが、サラリと気軽に行けてしまうところがピヤシリスキー場の凄いところ。
移動はもちろん「徒歩」です(笑)
何しろ温泉施設が併設されているようなもんですから、ここまで来たら入らないのはもったいないですね。
ピヤシリスキー場センターハウス。奥に見える建物が「なよろ温泉サンピラー」。
入浴券はフロント前の券売機で購入できます。
今回は入浴券付きのリフト券を購入しているので、リフト券売所でもらった引換券を持ってフロントに向かいます。
ですが同伴の子供達はリフト券が無料なので、入浴券は別に購入する必要があります。
『なよろ温泉サンピラー』フロント
浴室には小さいながらサウナもあり、ボディーソープやシャンプーも完備されています。
また、和室の休憩所が用意されていますので、風呂上がりにゴロリとくつろぐこともできます。
では、いよいよ本題(?)のラーメンです(笑)
名寄ピヤシリスキー場からは車で10分くらい。
名寄市街から見ると少しはずれた場所にあるのが「亀きん」さんです。
位置的にはスキー場から一番近くにあるラーメン屋さんだと思います。
大きな亀の看板が目印になっています。
店内はちょっとレトロな雰囲気
お店の中は昭和チックなレトロな雰囲気。
手元にはメニューはなく、壁にビッシリと貼り付けられていました。
ちょっと大きめのレンゲが気になります
今回は定番メニューの正油ラーメンを注文しました。
ちょっと自己主張の強いレンゲが特徴的ですが、もちろん味に関しては間違いありません。
シンプルな風味で麺にスープがうまく絡み、絶妙な美味しさを生み出していました。
チャーシューには味が染み込んでいて、メンマもしっかりしていて食感にアクセントがあり味を楽しむことができます。
これを食べに来た、といってもおかしくない美味しさでした。
ただし、亀きん食堂さんは営業時間が短いのでスキーと絡めて立ち寄る場合は注意が必要です。
確実にラーメンが食べたい場合は、先に亀きんさんに立ち寄ってからスキー場に向かわれるか、一日券購入の場合は中抜けで食べに来るのがベストかも知れません。
いかがでしたでしょうか?
今回は冬の名寄の魅力のほんの一部ですが紹介させて頂きました。
旭川から日帰りで行ける距離にあるので、是非お楽しみ頂ければと思います。
それでは。
この記事のキュレーター
やや地面にメリ込み気味に見える券売所。すぐ奥にはキッズパークが見えます。