2021年02月18日
旭川で活動している「表現者」のお2人にインタビューしました。三線奏者、玉田基さんと、ユーチューバーとして活動をしている西森菜月さんです。ぜひ、ご覧ください♪
沖縄の伝統的な楽器、三線をご存知ですか?
旭川を拠点に活動している、三線奏者の玉田基さん(たまだもとき)さん。琉球民謡師範免許をもつほどの腕前で、旭川で開かれる数々のイベントに出演経験があります。
先日、ミニアルバム「この空の下で」をリリースしました。「この空の下で」には5曲を収録し、すべて玉田さん自身が作詞・作曲を手がけています。
三線の心温まる音色と、玉田さんのやさしい歌声が魅力的。このミニアルバムには、音楽活動を応援してくれているさまざまな方々への感謝の気持ちがこめられています。
高校時代は、バンドでベースギターを弾いていた玉田さん。沖縄出身のバンド、THE BOOMの曲を聴き、三線という楽器に興味をもったのもその頃。
時は過ぎ、会社員だった28歳の正月。夢の中に、三線の神様が登場し、「三線やったらいいさ~」とお告げ(?!)を受けます。
「ビビッときたら、すぐ行動する」という玉田さん。2泊3日で、沖縄の三線屋さんへ行き、三線を購入。漢字だらけの楽譜を手に悪戦苦闘しながら、3日目には、「島唄」を弾けるようになりました。
三線を購入した2年後。転職のために退職。次の仕事に就くまでの間の1カ月、沖縄で本格的に三線を学びます。師匠は「沖縄の人の5年分に匹敵する内容を1カ月で習得させる」といい、稽古はかなり厳しいものだったそう。
スパルタ指導のもと、技術を磨き、琉球民謡教師免許を取得。その7年後には、師範免許を取得しました。
「芸事で食べていこうなんて考えるな」という師匠の教えを守り、現在は会社員と三線奏者という2つの顔を持ち活躍しています。
「歌と演奏を聴いてみたい!」という方は、玉田さんのFacebookページをチェックしてみてください。イベント情報やCD販売スポットの情報が載っていますよ。ちなみにCDはメルカリにも出品しているのだそうです。
【玉田基さんFacebookページ】 https://www.facebook.com/motoki.tamada
『「お母さんだから○○じゃなきゃならない」ではなくて、まずはお母さん自身、自分を大切にして欲しいです。周りに頼れる人が増えて、お父さんお母さんが笑顔になって欲しいです。』と西森さん。
保育士、幼稚園教諭の資格をもち、現在は療育支援員の仕事をしている西森菜月さん。3人のお子さんを育てるお母さんでありながら、ユーチューバーとしても活動しています。
ユーチューブのチャンネル名は「口から生まれたマグロ野郎」。もともと、話すのが好きという西森さん。仲間の間では、「マグロちゃん」とも呼ばれています。
動画では、子育てのヒントや、夫婦円満のコツ、旭川で活躍する起業家やお店の紹介など、幅広いテーマを扱っています。
可愛くても疲れたな、少し離れたい、そんなときに励みになるように、お父さんお母さんに向けて描いた絵本。
子育てをしていると、つい親は子どものためにと頑張ってしまいがち。けれど、「お父さん、お母さんが余裕をもつことで心が満たされていれば、こどもたちの幸せにつながる」と西森さんはいいます。
動画には、お母さんが家事を楽にできる方法や、お父さんに育児に関わってもらう方法などを紹介。
実際、西森さんの旦那様は、積極的に育児に関わり、それを楽しんでいるようです。
そんな旦那様のサポートもあり、ユーチューブへの投稿にくわえ、親子向けイベントの開催や、本の出版など幅広く活動しています。
「おもしろそう!」と思った方は、ぜひユーチューブ動画をご覧ください。
西森さんのユーチューブチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCjJ_HAsVyZJ1p2qQ-Qng3Kg
お話を伺ったお2人に共通するのは、「自分の興味のあることはやってみる」という姿勢です。
直観に素直に従って、三線を始めた玉田さん。さまざまな挑戦を続ける西森さん。
お2人とも、自分らしく輝いている姿が印象的でした。
「失敗したらどうしよう」なんて考えず、「やりたいことをやればいいよ」と背中を押された気がします。
この記事のキュレーター
高校時代、バンドを組んでいたころの玉田さん。ご本人いわく、「いまは別人です」と。