2021年04月29日

まちなか【カレースポット】タイプ別4店

中心街でカレーが食べたくなった、そんなお方にお役に立つカレー情報。タイプ別にまとめましたので、どうぞご参考になさって下さい。


スパイスカレー『ナマステネパール』

 

2015年開店。もうすっかり1-6角の顔に。
店内ではネパールからやってきたスタッフが切り盛りし、異国情緒たっぷりにスパイスカレーを楽しむことが出来る。

カレーはざっと24アイテム。ほか、チキン料理なども色々。
さて、どのカレーを食べましょうかと悩むなら、ランチメニューが手軽で便利。

 

ランチは3コース。他に小学生向けのコースもある。

筆者はいつもカレーが二つ味わえてお手頃なBコースをチョイス。

 

な、な、ナンが大きい。しかもターメリックライスも。もうこれを目にするだけでお腹いっぱい。

本日のカレーはシーフード。選べるもう1品はやっぱキーマを注文(好きなんだな)。

 

激辛好きではないが、辛さはいとわない筆者には程よくスパイシー。
食感はさらりとしているが、ソースには色んなものが溶け込んでる感によるコク深さがあって食べ応えは相当にアリである。
旨味があるので、辛くても辛すぎと感じないあたり、旭川人の口に合わせてあるのかな。
本場はけっこう辛いとか。日本人がイメージする辛い!とは別物と聞いたことがある。

できれば3種類くらい味見したいのであるが、別な機会にはぜひとも誰かと来店、あえて違うものをオーダーしてみようと思う筆者なのだった。

お店情報

店名:ナマステネパール
住所:1条通6丁目
電話番号:0166-26-6588
営業時間:11:00~22:00
定休日:不定休
駐車場:指定駐車場あり

スープカレー 『こま弦』

 

さて、お次はスープカレーの登場だ。
以前の記事「居酒屋ランチ」でも紹介した人気店。昼は「スープカレーの店」として今や認知率もアップ。

Menuはチキンスープカレー・ホルモンスープカレー・13種の野菜と季節の野菜のスープカレーが各1000円、サバ缶ミルクスープカレーが1100円となっている。

 

上はチキンスープカレー。
カレーはどれも辛さとライスの量を好みで選ぶことができる。

辛さはさておき、ベースとなるスープはコクがあり実に味わい深い。具との相性も良く、最後まで飽きずに美味しく食べられるのがウレシイ。

 

さらには、こま弦特製・燻製ナッツがいい仕事してる。
他にはない香味が病みつきになること必至。スープカレー好きには是非ともお試しいただきたい。

お店情報

店名:こま弦
住所:4条通8丁目
電話番号:050-5869-7420
営業時間:スープカレーはランチタイムのみ[月〜金]11:30〜14:00
駐車場:なし

 

超オーソドックス日本のカレー 『自由軒』

数年前にテレビで紹介されときは、観光客が引けも切らない状態だったが、近頃はずいぶんと落ち着いている。
まあ、このご時世そうなるが、地元民にはありがたい。

 

で、ここのカレー。ファンはそれを普通のものと別格と称賛する。
筆者が思うに、日本でカレーが広まり始めた明治の頃のカレーってこんなんじゃないかな、というのがここのカレーだ。
カレー粉の香味が痛快。シンプルながらも味がある、そんなカレーを作れるのはやはり老舗の業か。

カレーライスは680円。
であるが、同店はトンカツでも有名、というかトンカツが旨い。

 

だから筆者が頼むといつもこうなる。カツカレー(1080円)。

かかっているカレーには、ちょっと食感の残った玉ねぎがたっぷり。そうした点でも味わいはシンプルなので、カツともよく合うこと請け合い。脂ののったロース肉の旨味が引き立つことこの上ないのである。

余談だが、筆者がちょっと気分がへこんだ日や、何か勝負に出るうようなそんなタイミングの時、無性に食べたくなるのが、このカレーだ。

お店情報

店名:自由軒
住所:5条通8丁目
電話番号:0166-23-8686
営業時間:11:30~14:00/17:30~21:00
定休日:日曜
駐車場:なし

古き良き喫茶店のカレー 『ブラジル』

アジアンテイストなスパイシーカレー、日本の新定番スープカレー、昔ながらの日本のカレーと明確なコンセプトで展開してきたわりに、次はどうもカテゴリーがちょっと曖昧で恐縮。
だが昭和育ちの筆者としては、外せないカレーがこの章です。

 

地下店舗へと続く階段。何百回降りたことだろう。
ひと頃は隆盛を誇った店であるが、地域の環境の変化もあり、ちょっと営業時間を短くして営業を続けている。
それにしても筆者が生まれる前からあるなんて。

 

筆者が若い頃からよく食べていたポークカレー。今は700円。
昔は380円とかそんなんだったかな。長い歴史の中、食器類は更新もされているので皿は違う。

 

こういうサラダなど、ちょっとした添え物にこだわるのが、喫茶店の品格。
昔は中心街には喫茶店がたくさんあって、それぞれにカレーやスパゲッティに個性を発揮していた。誰にもお気に入りの店があって、仕事をサボりに、いや休憩のために喫茶店に居ついていたもんだ。
ブラジル周辺にも、自分のお気に入り喫茶店が何軒もあって、毎日ヘビーローテーションで通っていたが、今はブラジルだけになってしまった。

年を取ると昔話が多くて困るね ^^;

 

で、お味はというと・・・
喫茶店のカレーは独特だ。

大衆食堂や専門店とは違い少量生産。だそれだけに、その店秘伝の小ワザが数々あって、その仕上がりは家庭的のようで、逆にハイカラだったり。だけど、いつ食べても同じ味に仕上げてあって飽きがこないところがさすが。
だから皆、その店の常連になる。逆をいえば、カレーが客をつないでいたともいえる。
その頃は、ちょっと腹を満たすものって、カレーかナポリタンがトーストくらいだったもんね。

お店情報

名:ブラジル
住所:3条通8丁目
電話番号:0166-26-3517
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:なし

EPILOGUE カレー好きなアナタへ

さて、お好みのタイプはありましたか。
明確にタイプ分けするつもりが、こだわりが強くて喫茶店カレーなんてカテゴリーが加わってしまいました(笑)
でも、昭和を知るご同輩には分かっていただけるかと。
ピンと来ないよという、平成生まれ様にあっては、ぜひ一度、老舗喫茶の味をお試しあれ。
専門店じゃない、ましてやファストフードでも、スーパーのフードコートでもないカレーは、格別な味わいがすると思います。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター