2022年03月13日
3回目の追加接種が始まりました。2種類のワクチンの有効性や違いなどについて、教わりました。【詳細】新型コロナウイルス感染症対策担当 代表 26・1111(内線5661)
ワクチン接種には、感染予防、発症予防、重症化予防など様々な有効性があります。旭川市で使われているファイザー社製と武田/モデルナ社製ワクチンは、両方ともmRNAワクチンという新たな技術が用いられています。臨床試験等のデータによると、どちらのワクチンも有効性が高く、安全に免疫を獲得できるものであると考えられます。
アメリカの研究結果では、初回接種がファイザー社製の場合、追加接種をファイザー社製ではなく武田/モデルナ社製で行うことにより、中和抗体の量が多くなるといわれています。しかし、この違いについては不明な点も多く、今後さらなる研究が必要です。
武田/モデルナ社製ワクチンは、ファイザー社製と比較すると、副反応の発生頻度がわずかに高い傾向にありますが、過度に恐れる必要はありません。主な症状は発熱や頭痛・筋肉痛、疲労感で、両者に大きな違いは見られず、数日中に軽快するため、どちらのワクチンを接種しても、解熱鎮痛剤の使用や職場のスケジュール調整などで、十分に対処が可能です。
多くの市民にとって、武田/モデルナ社製ワクチンは初めての使用になり、不安や疑問を抱く方が多いと思います。「追加接種ではモデルナの接種量が半分になるってニュースで聞いたけど、どうなの?」「変異株には効かないってインターネットの記事に書いてあったけど本当」など、不安や疑問がある方は、イオンモール旭川駅前の集団接種会場に開設している「薬師相談コーナー」で事前にご相談ください。また、旭川薬剤師会では、公式TwitterやFacebookのダイレクトメッセージ機能で相談を受け付けています。スマートフォンなどからいつでも相談できますので、お気軽にご利用ください。皆さんが納得して接種できるよう、薬剤師がお手伝いします。
一般社団法人 旭川薬剤師会, Asahikawa, Hokkaido. 344 likes · 17 talking about this · 18 were here. 旭川薬剤師会のFacebookファンページです。 地域に向けた薬や健康に関する情報をすばやく正確にお届けします!
mRNAワクチンの効果は、初回接種完了から時間が経つにつれ、低下していくことが分かっています。追加接種には、低下した免疫を再度高める効果があり、感染症の収束にとても重要です。また、オミクロン株に関しても、ワクチンによって獲得できる免疫は、実際の感染で得る免疫に比べて効果が高いといわれています。
特に重症化リスクが高い方、就業上の感染リスクが高い方、他の感染防止対策を徹底できない小さなお子様などには、追加接種に限らず、初回からのワクチン接種をお勧めします。
2つのmRNAワクチンは、どちらも十分な有効性が示されています。ワクチンの種類にこだわらず、より多くの方が早期に追加接種を受けることを推奨します。
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この記事のキュレーター
薬剤師 長塚健太(ながつかけんた)さん