2022年04月28日

【美味しい!】が見つかる「さんろく」グルメスポット3選

何か美味しいもの食べたい!と迷えるアナタに、きっとハマる美味しい「何か」をご提案。旭川は「さんろく街」から、人気のグルメスポットをご紹介いたします。見つけたい「何か」のご参考にどうぞ。 ※料理の内容や価格は取材時のものであり、その後変更されている場合があるのでご了承ください


桜肉と創作イタリアンはいかが

ダイニング SAMAZAKURA (さまざくら)

 

桜肉とは「馬肉」のこと。江戸時代、獣肉を食べることを禁じられていた時期、それらを肉と呼ばず隠語で呼ぶ習慣があった。例えばイノシシは牡丹(ぼたん)、シカは紅葉(もみじ)。それに習い馬が桜(さくら)になったとか。また、茹でると赤かった生肉が桜色になるからという説も。今でも郷土料理として獣肉を珍重する地域では、隠語が正式名称のように使われるそうな。

現代。桜肉は、高タンパクで、カロリーや脂質が低いヘルシーな食材として、大きく注目されているところ。「馬刺し」なら、聞いたことはあるよという方は多いかもしれない。
だが、人気の理由は、何より美味しいことにあると筆者は確信する。

その専門店として、同店には馬刺しなら約20種もの部位がラインナップ(仕入れ状況により提供部位が変わる場合あり)。
ちなみに「ブリスケ」は首の下の部位で、霜降りの具合が良く、歯応えと脂の旨みが絶妙。
主要産地からあまり外に出ない希少な品だとか。

 

もし、あまり親しんだことがない。あるいは、ものは試しにということなら、まずはモモが良いかも。
もっちりと柔らかな触感で味わうクセのない深い旨みは、桜肉を理解するのに打ってつけかと。
盛り合わせメニューもあるので相談してみるとよい。
ちなみに画像のブリスケは2,380円、モモは1,480円。

 

上は桜もつ煮込み(1,300円)。桜肉はモツでさえクセが少なく味わい深い。
下は、とろ~りモッツァレラの桜ボロネーゼ(2,100円)。

 

これを見れば、桜肉の汎用性は想像がつくと思う。

ここまでご覧いただくと、店内メニューは桜づくしというイメージに思うかもしれないが、必ずしもそうでないイタリアンメニューも豊富で、かつ魅力的だ。

 

店はビルなか。通称さんろく交差点の角、1階に酒屋があるカワイビルの2階に。

 

お店情報

※料理の内容や価格は取材時のものであり、その後変更されている場合があるのでご了承ください

店名:ダイニングさまざくら(SAMAZAKURA)
住所:旭川市3条通6丁目カワイビル2F
電話番号:050-5872-3633
営業時間:18;00~24;00
定休日:不定休
駐車場:なし

和食・郷土料理ならコチラ

めいじ家 大舟

 

ここで待ち合わせをすると、セブンビルの1階だよと言っても見つけられないヒトがたまに。
ビルのセンター入り口から中に入っても店にはたどりつけませぬ。
店の入り口はビルの外。3条と4条の仲通りに面しております。

あるいは3条通7丁目と伝えたのに、3条通6丁目の「大舟」に行っちゃう人も。そこは本家。
何かで検索するときは「めいじ家」の文字をお忘れなく。

無事お店に到着したら、さあ!飲むべし!

 

なにか酒に合うもの、ということなら同店に不安はない。
まず、アン肝(880円)。いつも安定のクオリティで酒との相性を楽しませてくれること請け合い。
画像の向こう側、ありゃ確かワカメとネギのヌタのようなものだったかな(記憶が不確かですいません)。とまあ、そうした酒肴にも事欠かないわけで。

 

生牡蠣(まるえもん@480円)も鮮度抜群。
「牡蠣=肝臓に良い」的な思い込みがあるせいか、牡蠣は飲み始めのルーティンなのだ(笑)
いえ、お酒を召さない方にもおすすめ。何たって剥きたてだもの。

 

山菜の天ぷら盛り合わせ(880円)。
旬の味覚。ほろ苦さが堪りませんな。

 

同店で、筆者はこれを欠かさない。
その名も「ジンから」(750円)。ジンギスカンのから揚げだ。
甘辛なタレに漬かった羊肉をカラッと揚げた逸品。その美味しさはクセになる。
ジンギスカンは鍋ばかりじゃないよ。こういうのも絶対におすすめ。

お店情報

※料理の内容や価格は取材時のものであり、その後変更されている場合があるのでご了承ください

店名:めいじ家 大舟
住所:旭川市3条通7丁目ヨネザワセブンビル1F
電話番号:050-5596-3705
営業時間:17:00〜24:00(日曜23:00)
定休日:月曜
駐車場:なし

アボジの韓国料理を堪能するなら

韓国料理専門店 コリアエン

 

活動はもっぱらお昼、というヒトには残念ながらあまり知られていないが、グルメには知られた名店。
同じ「さんろく」の路面店から、数年前、ビルなかに移転し現在に至る。

場所は変わっても、気さくなアボジ(お父さん)の味は変わらない。

 

ときは夜。
なので、まずは飲みましょうと始まる、乾杯はマッコリで。
さすがに、ロードサイド店とは雰囲気が違う。
この、甕から取り分けて飲むマッコリがまた旨い(1リットル売り1,500円)。
横のつやつやと黒いのは韓国海苔。お通しで出てくるが、これをツマミにいきなりマッコリが進むこと(笑)

 

ごま油の香りが堪らない。
牛肉と春雨を甘辛で味わうチャプチェ(1,000円)は、韓国では人が集まると出てくるお馴染みの大皿料理とか。
筆者を含む数人、ぺろりと完食(笑)

 

一方、こちらは冷食などでも日本人にも馴染みあるチジミ(にらチジミ 800円)。
とうがらしチジミも、かなり気になるところ。

 

たまたま、この日のメインディッシュはコレになった。
コプチャンチョンゴル(2,000円)。コプチャン=ホルモン、チョンゴル=鍋料理。いわゆる韓国のモツ鍋といえば分かりやすいか。
蜂の巣、牛ホルモン(小腸)、餅(これがウマイ!)などが入って美味。また、辛いのが病みつき。
小鉢に取り分け、おおっ蜂の巣だ~というのを撮ったはずなのだが・・・
なにせマッコリがおいしくて。

お店情報

※料理の内容や価格は取材時のものであり、その後変更されている場合があるのでご了承ください

店名:韓国料理専門店 コリアエン
住所:旭川市4条通6丁目ヨシタケビル5号館3F
電話番号:0166-27-5755
営業時間:18:00〜27:00
定休日:日曜
駐車場:なし

5号館はこんなビルです。
ヨシタケビルはたくさんあるのでご案内。

 

おわりに

ジャンルの違う3店を紹介しましたが、いかがでしたか。
さんろくは様々な趣向で満喫できる、多彩なグルメスポットということは感じていただけたかと思います。
楽しいおでかけ、美味しいお食事のヒントにでもなれば幸いです。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター