旭川で盛んなパラスポーツの紹介で登場した【ボッチャ】。旭川には誰もが一緒に楽しめるボッチャのクラブチームがあるんです。
2019年12月18日
「ボッチャ」というスポーツをご存知でしょうか。ヨーロッパで発祥した重度の障害があるひとのために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。2016年のリオパラリンピック大会で、日本代表チームが史上初の銀メダルを獲得したことで日本でも注目を浴び、この旭川でも盛んに楽しまれています。「ボッチャ」ってどんなスポーツ? その魅力に迫ります。
旭川で盛んなパラスポーツの紹介で登場した【ボッチャ】。旭川には誰もが一緒に楽しめるボッチャのクラブチームがあるんです。
2020パラリンピックはもうすぐ!旭川のパラスポーツチーム知ってる? | 旭川のことならasatan
https://asatan.com/articles/303東京オリンピック&パラリンピックの開催まで1年を切りました。オリンピックの競技以上にパラリンピック競技も大変注目されていますね。パラリンピックで行われる競技もそうではないスポーツも総称して【パラスポーツ】と呼ばれています。旭川はパラスポーツが盛んで、たくさんのチームが存在するのをご存知でしょうか。障害のある人も、ない人も一緒にスポーツを楽しんでいるチームばかりです。たくさんあるチームの中からいくつかピックアップしてご紹介します。
今回は【ボッチャ】の魅力に注目してみました!
ボッチャは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
ルールはカーリングに少し似ていて、的になっているジャックボールの近くに自分のカラーのボールがいくつあるかで勝敗や点数が決まります。
カーリングとの違いは、的になるジャックボールを動かして、試合の局面を変化させることができるということ。負けていても、ジャックボールを動かすことで試合がひっくり返る面白さもボッチャのルールのひとつです。
ボッチャは椅子に座ってのプレイもOK! また、手や肩が不自由であれば、足でボールを蹴ってプレイすることも可能です。手も足も動かしにくければ、ランプという勾配具を使ってボールを転がすこともできます。
障害や麻痺のあるひとでも楽しくプレイできる用意やルールがあるのがボッチャの特徴でもあります。多くのパラリンピックスポーツは健常なひとのスポーツを障害者向けにアレンジしたものであるのに比べ、ボッチャは障害のあるひとのために考えられたスポーツだから、誰もが楽しめるんですね。
簡単なルールは一度プレイすればすぐに覚えられるから、障害の有無はもちろん、小学生以下の小さなお子さんから、上は80代以上のシニアまで垣根なく交流しながら楽しむことができるんです。
子ども相手に、真剣になる大人がほとんど!! そして、子どもや障害のあるひとが、初めてのひとにルールや戦略を教えてあげることも。和やかであたたかな雰囲気で楽しめるのも、ボッチャならでは。
ボッチャは、6球を投げ合い、無数の戦略を駆使する頭脳戦。だからこそ、プレイすればするほど、ハマるんです。
ボールを的になるジャックボールに近づけるだけではなく、ボールを押す、はじく、上に載せる、相手からガードするなど、勝つための戦略を考えるのも楽しいんです。
技と戦略を駆使し、勝てたときは爽快感でいっぱい! 思わず歓声があがります♪
経験のある人はもちろん、さほど経験がなく、大会でボールに触れるのが初めて!という参加者もいて、ワイワイとにぎやかで温かな大会です。遊びにきてみませんか。
2020年東京パラリンピックでは、8月29日~9月5日、有明体操競技場で試合が行われます。
日本の活躍に注目したいですね!
きっとボッチャを体験していば、試合観戦は何倍も楽しめるはず。ボッチャの熱い旭川で、みんな一緒に楽しみ、盛り上がりませんか♪
この記事のキュレーター
♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・たびらい北海道・いい眠りPress・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。