2022年09月16日
秋も深まってまいりましたね。9月は連休もあり遠出するにはむしろちょうど良い季節なのではないでしょうか?道南方面というと旭川からは距離もあり、なかなかハードルも高く感じますが、大沼公園など魅力のある場所がたくさんあります。そして、まだまだキャンプも可能な時期ではあります。今回はそんな道南方面の魅力をご紹介致します!
雄大な駒ヶ岳のふもとにある大沼周辺には、いくつかのキャンプ場が点在しています。
なかでも、こちらの東大沼キャンプ場は公営のキャンプ場という事もあり無料で利用する事ができます。
位置的には名前の通り大沼公園の東側にあり、写真でご覧頂ける通り湖畔のキャンプを楽しめますので、特に景観を重視するキャンパーにとってはピッタリではないでしょうか。
Photo:らくださん
東大沼キャンプ場は、施設全体がとても綺麗で立派なのが特徴です。
テントサイトが入り口から奥に向かって伸びていますが、トイレと水場(炊事棟)は奥側と手前側にそれぞれ2箇所ありますので、大きな不便はないでしょう。
ただ、駐車場から奥へ移動する際は結構な距離になりますので、キャンプ道具を運ぶ際の台車のようなものがあると便利かも知れません。
キャンプ場に沿って道路が伸びていますが、路上駐車は厳禁ですので絶対にやめましょう。
Photo:らくださん
水場(炊事棟)は無料のキャンプ場とは思えないくらい清潔で綺麗です。
広さも十分にあり、とても使いやすいです。
また、水場と同じくトイレもとても綺麗で、キタナいトイレが苦手な友人も「ここなら大丈夫」と太鼓判を押していました。
Photo:らくださん
とにかく人気のあるキャンプ場ですので、テントサイトも混雑が予想されます。
駐車場が満車になる、ということはテントサイトもほぼギッチリという可能性もあります。
予約ができませんので、その点は注意が必要です。
また、直火での焚き火は禁止されています。焚き火台の持参が必要になります。
管理人さんは常駐していませんので、薪や食料品も販売は行われていません。
ゴミ箱は設置されていませんので、出たゴミは各自で持ち帰りましょう。
取材時、私も2連泊しましたが、利用者の多くは非常にマナーが良く、深夜まで大騒ぎしたりゴミを散らかしたりしている人は居ませんでした。
いつまでも無料で利用させて頂けるように、我々利用する側もマナーを守ってキャンプを楽しみたいですね!
Photo:らくださん
湖畔のキャンプ場といっても、湖のギリギリまで寄れないのが普通なんですが、こちらのキャンプ場では写真のように大沼のすぐそばにテントを張ることが出来ました。
夕暮れ時、テントサイトから夕日を眺めていると、その綺麗な景色を独り占めしているような気分になり、なんだかとても得をしたような気持ちになりました。
Photo:らくださん
東大沼キャンプ場での注意点として、キタキツネの存在があります。
食料や匂いを発するゴミなどがあると、夜になるとかなりの高確率でキツネが荒らしに来ます。
おそらく人慣れしてしまっているんだろうと思いますが、警戒することなく近付いてきますので、昼間ももちろんですが特に就寝する前には必ず食糧や生ゴミ類は片付けるようにしましょう。
東大沼キャンプ場(野営場) - 渡島総合振興局保健環境部環境生活課
https://www.oshima.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/kakarigyoumu/shizentop/higashioonumacamp.html概要 名称:東大沼キャンプ場(野営場) 住所:北海道亀田郡七飯町東大沼
所在地:北海道亀田郡七飯町字東大沼
電話:0138-47-9435 渡島総合振興局保健環境部環境生活課
収容:テント100張り程度(フリーサイト) ※貸出用具はありません。
令和4年度のオープン時期:4月29日~11月3日マデ
利用料金:無料
駐車場:約80台 利用無料
Photo:らくださん
東大沼キャンプ場から車で15分程度の位置に、ホーマックニコット鹿部店さんがあります。
薪や着火剤、キャンプ用の焼き網から食料品まで、ちょっとした買い忘れも補充できる便利なお店です。
住所:北海道茅部郡鹿部町字宮浜253-1
電話番号:01372-7-6100
営業時間:9:00~20:00
休業日:1月1日・2日
Photo:らくださん
東大沼キャンプ場からほど近い場所に、「道の駅しかべ間歇泉公園」があります。
こちらは、その名の通り間欠泉が有名で、有料ですが見学することができます。
Photo:らくださん
間欠泉公園の有料施設に入ると、足湯を利用することができます。
写真にある足湯に足を浸けながら正面の間欠泉を眺めれますので、ある意味特等席とも言えるでしょう。
Photo:らくださん
2018年11月に北海道遺産に認定されたこの間歇泉は、おおむね約10分から15分くらいの間隔で勢いよく噴出します。
のんびり足湯に足を浸けていれば、そのうちドワッとくる感じになりますね。
ところで「間欠泉」ってなんだろう?という素朴な疑問にお答えしますと、
間欠泉とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことを指します。
ちなみに間欠泉は日本全国に9ヶ所あり、そのうち3か所が北海道にあります。
羅臼にある羅臼間欠泉、登別にある泉源公園の間欠泉、そしてこちらのしかべ間歇泉公園です。
間欠泉自体はかなり珍しいものなので、ついつい興味深く感じてしまいますね。
Photo:らくださん
間欠泉公園内にある看板には説明文として「明治維新の動乱の中、連戦を重ねていた土方歳三の一隊が鹿部を訪れ、足を温泉に浸けて雄大な駒ヶ岳を眺めながら旅の疲れを癒したであろうと思われる」とありました。
過去の歴史に想いを馳せようと駒ヶ岳の方角を見上げてみましたが、残念ながら現在の足湯からは施設の壁が邪魔をして駒ヶ岳が全く見えませんでした。
Photo:らくださん
道の駅は、国道を挟んで海が広がり、振り返ると駒ヶ岳が見えるという絶好のロケーションにあります。
道の駅の物産館で購入した食材を、温泉から出る高温の蒸気を利用した写真の「温泉蒸し処」で自分で蒸して食べる事もできます。
また、海の幸などのお土産物やレストランも充実していますので、是非立ち寄って頂きたいと思います。
【公式】北海道・道の駅しかべ間歇泉公園 | 函館駅から車で1時間弱、約3,800人の漁師町へようこそ
https://shikabe-tara.com/道南・鹿部町、今人気の「一点突破型」道の駅。目指すは北海道遺産にも認定された「しかべ間歇泉」、高さ15mを超える100℃の温泉は、大正13年に発見されて以来、約10-15分ごとに吹き上げている、資源を生かす温泉、地元海鮮食材で尖った道の駅。名産の「鹿部たらこ」や「白口浜真昆布」などブランド食材も多く取り扱う。
名称:しかべ間歇泉公園
営業時間:
【3月20日−11月30日】月〜木09:00-17:00 金〜日·祝08:30-18:00
【12月1日−3月19日】月〜木10:00-15:00 金〜日·祝09:00-18:00
利用料金:大人300円 子供(小・中学生)200円 (足湯利用料金を含みます)
休園日:
【3月20日−12月31日】 定休日なし
【1月1日−3月19日】 毎週水曜日定休
※ 道の駅は24時間利用できます
Photo:らくださん
JR大沼公園駅のすぐ近くにある「そば茶屋やま咲」さんは、JRを利用しての旅行者にとっても、車を使った旅行者にとっても、そのアクセスの良さから気軽に立ち寄れるお蕎麦屋さんと言えます。
店内は広めでカウンターや小上がりもあるので、家族連れやグループでの入店でも極端な人数でもない限り十分対応して頂けそうです。
Photo:らくださん
メニュー表をざっと見ても、観光地とは思えないリーズナブルな価格設定が嬉しく感じます。
もりそば420円って、結構すごいですよね。
キャンプフードに飽きたキャンパーにとっても、長旅で疲れた旅行者にとっても、美味しいものをお安く提供して頂けるのは本当にありがたいですね。
Photo:らくださん
今回私は「海老おろしそば」を注文させて頂きました。
ご覧の通り海老も大きく、お蕎麦も美味しくて大満足の一品でした。
住所:北海道亀田郡七飯町大沼町211
電話番号: 0138-67-2047
営業時間: 11:00~19:00
定休日:毎週月曜日
駐車場:あり
Photo:らくださん
ちょっとオマケですが、七飯町内を車で走行していると、函館バスさんの「道営住宅前」という停留所が目に入りました。
あー、はいはい。道営住宅前ですね。道営住宅、道営住宅って‥‥
Photo:らくださん
右を見ても左を見ても道路の反対側を見ても夜空を見上げても(昼間ですが)、どこにも道営住宅が見当たりません。
見渡す限り、田んぼ田んぼ田んぼ‥‥。
どうにも気になって函館バスさんに問い合わせてみたんですが、
「あぁ、あそこですね。停留所から少し離れた場所に歯医者さんがあって、その近くに道営住宅があるんですよ。」との回答でした。
答えがわかればナンということでもないんですが、地元の事情がわかっていない旅行者である私にとってはなんとも不思議なミステリースポットでした(笑)
また訪れたくなる不思議な魅力のある街。それが七飯町ですね。
いかがでしたでしょうか?
道南方面というと距離的にチョット敷居が高くなってしまいがちかと思います。
それでも足して余るくらい魅力あふれる場所がたくさんあるのが道南方面だと思います。
是非、旅行先の一つとして考えるキッカケにしていただければと思います。
この記事のキュレーター
Photo:らくださん