2022年12月12日
昭和の懐かしい洋食と言うと、ナポリタンスパゲティを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ミートソースも昭和から、人気のスパゲティですがナポリタンと比べると何となく影が薄いような気がします。そこで今回はミートソーススパゲティに注目してみました。
ミートソースの発祥は、イタリアのボローニャ地方です。「食の都」と呼ばれていたこの地域に住む富裕層が、フランスの煮込み料理「ラグー」を参考に調理したのが始まりと言われています。そのため日本のイタリア料理店では、ミートソースのことを「ボロネーゼ」や「ラグーソース」と呼ぶこともあります。
日本で初めてミートソーススパゲティを出したのは、新潟県の「イタリア軒」や、東京銀座の「煉瓦亭」など諸説ありますが、いずれにしても昭和になる前には日本に登場していたようです。
一般家庭でもミートソーススパゲティが食べられるようになったのは、1959(昭和34)年に、キューピーが缶入りのミートソースを発売したことがきっかけとなったようです。
「アラビゴコーヒー」は、昭和47(1974)年創業のコーヒー焙煎工房で自家焙煎の分野では旭川の先駆けともいえるお店です。その豆を使った喫茶店が、忠和店、買物公園店、東4条店、上富良野店と4店舗あります。
忠和店の横の建物で焙煎されているコーヒー豆は、小売りや宅配もされています。
photo:都良(TORA)
「アラビゴコーヒー忠和店」はフードメニューが豊富で、カレーやピラフ、グラタン、ドリヤ、サンドイッチ、ピザ、ハンバーグ、お弁当の他に、八宝菜や酢豚、チンジャオロースなど中華料理まであります。
スパゲティだけでも、なんと14種類。中にはお好み焼きスパゲティなんて他のお店では見られないような珍しいのもありますね。
photo:都良(TORA)
「アラビゴコーヒー忠和店」のミートソースは、レシピサイトの写真にあるような基本に忠実なミートソーススパゲティ。(基本がどんなもんか知らんけど)
パスタとソースのバランスも良く見た目から美味しそうですよね。
店名:アラビゴコーヒー忠和店
住所:旭川市忠和4条7丁目3-2
電話:0166-61-4140
営業時間:8:30~22:30
定休日:年中無休
駐車場:あり
photo:都良(TORA)
豊岡11条1丁目にある「COFFEE&FOOD SWAN」も、昭和40年代と古くから営業している老舗の軽食喫茶です。
店内のテーブルにはコンセントが設置され、無料のWi-Fiも利用できるので筆者のようなノマドで仕事をする人には、使い勝手の良いお店です。
photo:都良(TORA)
「COFFEE&FOOD SWAN」もフードメニューが豊富で、ハンバーグやしょうが焼きなどのセットメニュー、パスタ、カレー、ピラフ、オムライスといった軽食喫茶の定番のほか、中華丼や牛丼もあります。
photo:都良(TORA)
「COFFEE&FOOD SWAN」のパスタはサラダ付き。
ミートソースパスタが盛り付けられた器がおしゃれで、これなら女性が食べていても絵になりますね。もちろん筆者のようなオジサン一人でも気軽に利用できるお店ですよ。
店名:COFFEE&FOOD SWAN
住所:旭川市豊岡11条1丁目2-6
電話:0166-34-4663
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり
photo:都良(TORA)
春光4条8丁目の喫茶店「陽々亭」も、創業が昭和59(1984)年と長く営業しています。店主の名前が陽子さんで、店名の「陽々亭」はそこからつけられたそうです。
常連客が多いのでしょう、カウンター席に座ったお客さんと世間話が弾んでいるようすでした。
photo:都良(TORA)
メニューには、ミートソース。和風スパ、ナポリタン、エスニック、カルボナーラと5種類のオリジナルソースのスパゲティが書かれていました。
photo:都良(TORA)
「陽々亭」のミートソースは、麺と一緒にピーマンやタマネギ、ニンジンといった野菜も炒められています。
個人的には野菜が好きなので美味しくいただけました。オリジナルというソースも、市販のミートソースにあるような甘さがなく、自然で優しい味。次はナポリタンを食べてみなきゃ。
店名:陽々亭
住所:旭川市春光4条8丁目11-30
電話:0166-53-5541
営業時間:10:00~20:00
定休日:日曜日
駐車場:あり
今回は、美味しいミートソーススパゲティが食べられるお店として「アラビゴコーヒー忠和店」「COFFEE&FOOD SWAN」「陽々亭」の3店をご紹介しました。いずれも長く旭川市民に愛されているお店で、美味しいミートソースでした。他のメニューも食べてみたくなりますよね。
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photo:都良(TORA)