2023年07月24日

【溶け出す肉汁】 極うまハンバーグカレー 3選

ただでさえ旨いカレーライスに、ハンバーグをのっけるなんて、そりゃ反則でしょ(笑)。ふたつの美味しさを一緒に味わえるシアワセを、さあアナタもいかがでしょう。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合がありますので、予めご了承ください


アンクルぺパリー

カレーの話をするなら、まずは専門店は外せないでしょ。
筆者が駆け出しの世間知らずだった頃、ルウの黒さにカルチャーショックを受けた店(笑)が、ここである。
同店は、カレーの旨さは勿論だが、蕎麦屋でいうところのタネもの(何か別の料理を載せたもの)も、カツありカキフライありと充実している。もちろんハンバーグも。

 

ロゴ入りの紙ナプキン。昔のお店はこうしたものにもこだわってたよねえ。
とか言いながらカレーの到着を待つ筆者。

ハンバーグカレー(1,150円)

 

昔から変わらないさらりとしたルウの海に、投じられたハンバーグ。
カレーの中で、いかにも平然を装って見えるが、実は、こやつは只者ではないのだ。

 

スプーンはハンバーグにすっと入った。柔らかなミンチ。
でも持ち上げてみれば、ぐっと手応えがあり、密度の高さを感じさせる。

 

頬張ってみれば、ハンバーグは柔らかく、舌触りもひたすらにしっとり滑らか。丹念にこねていないとこうはならないだろう。
で、このハンバーグの旨味がルウのコク深さと見事に溶け合って、口の中に豊かな香りが広がる。
ルウとの相性を想定して練られたハンバーグなのだろう。店主の手腕に感心するばかり。

お店情報

店名:カレーハウス アンクルぺパリー
住所:旭川市1条通22丁目
電話番号:0166-35-7888
営業時間:11:00~15:00 / 18:00〜21:00
定休日:水曜
駐車場:あり

 

アラビゴコーヒー忠和店

コーヒー店と称してフードメニューの何と多彩なこと。
カレーのバリエーションも豊富。ってことはハンバーグも・・・

ハンバーグ・カレー(1,078円)

 

ころんと成形したハンバーグ。
ちょいと小粒かなと思いきや、よく見てみると、おおっスゴイぞ、このハンバーグ。

 

本体は、むちむちと膨れ上がっていて、細微な割れ目から肉汁がにじみ出ている様は、このハンバーグのクオリティの高さを物語っている。
想定外、といっては甚だ失礼だが、こんな素敵なハンバーグにお目にかかれるとは。

 

スプーンを入れてみると、わ、わ、わ~!あふれ出る肉汁。
おいおい、カレーが薄まってしまうんじゃないか(笑)

 

焼きたて、あつあつのハンバーグは、しっとりふんわり。まろやかな肉の香味に満ち満ちている。
先ほどは小粒?なんて言って大変失礼。
ハンバーグの食べ応えは大きさじゃないね。クオリティだということが身にしみて分かる逸品であった。

また、たっぷりと玉ねぎの溶け込んだカレーが、ハンバーグともよく合っている。
絶品ハンバーグのおかげで、いっそうふくよかになったカレーライスに筆者の食欲は大いに満足なのだった。

お店情報

店名:アラビゴコーヒー忠和店
住所:旭川市忠和4条7丁目
電話:0166-61-4140
営業時間:8:30~22:30
定休日:不定休
駐車場:あり

 

あさの

カレー専門店、カフェと来て、続いては食堂で見つけたハンバーグカレーをご紹介。
またまた違う世界観を、どうぞご賞味あれ。

ハンバーグカレー(1,000円)

 

カレーライスの中で、堂々と存在感を発揮するハンバーグ。
ボリュームで魅せる、さすがは「あさの」のひと品といった感じ。

 

ちなみに、このひと皿にはキャベツも添えられている。
画像では少量に見えるが、実はゴハンの下にけっこうな量が隠れていた。

 

ハンバーグをスプーンで割ってみると何ともふくよかな弾力。
そして、おおっ、これまた何と麗しき断面。
ハンバーグのジューシーかつ、しっとりとした生地に、我が食欲はテンションMAX。

 

頬張ってみれば、ふわりと膨らむハンバーグの香味。焼き加減も程よく、ほんのり香ばしい。
これらがまろやかなカレーの味わいと相まって、口の中は幸福感でいっぱいになる。

前掲の2店同様、ハンバーグとカレーの相性は上々。
カレーで美味しくなるハンバーグ、同時に、カレーを美味しくするハンバーグとして、実によく出来ている。

お店情報

店名:あさの
住所:旭川市永山7条13丁目2-6
電話:0166-47-4550
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日
駐車場:あり

 

バーグな後記

いかがでしたか。
今回のハンバーグはどれも、店主の思いが込められた逸品ばかりでした。
ボリュームを増したカレーといえば、カツカレーがお馴染みでしょうが、それとはまた違った味わい深さがあるものです。
あなたもどうです。たまにはハンバーグをのっけてみては。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター