2023年09月29日
夏の海水浴シーズンを過ぎて季節は秋に入ってきましたが、海のある景色の中をドライブするのはとても気持ちが良いですよね。今回は日本海側のオロロンラインに点在する魅力的なスポットをドライブルートと共に紹介します。
旭川から車で1時間半程度の場所、小平町鬼鹿にあるのが「お食事処 すみれ」さんです。
ちょうどお腹が空く距離感ですので、まずは食事でお腹を満たしてしまいましょう!
Photo:らくださん
すみれさんは、新鮮で美味しい海の幸を提供してくれるお店です。
メニューも豊富ですが、迷った時は(迷わなくても)「本日の海鮮丼」を選んじゃいましょう。
季節によってネタは変わりますが、ボリュームもあり旭川からのドライブの疲れを吹き飛ばすには十分すぎますので、ここでモリモリとエネルギーを充填しておきましょう。
駐車場はお店側にもありますが、国道を挟んだ反対側(海側)にも砂利の駐車場がありますので、駐車スペースに迷ったときは海側へ車を入れることをオススメします。
住所:北海道
留萌郡小平町鬼鹿港町3
電話:0164-57-1451
営業時間:[火~金]
昼11:00~14:15
夜17:00~19:45
[土]
昼11:00~14:15
夜16:30~18:15
[日・祝]
昼11:00~14:15
夜16:30~17:45
定休日:月曜日
駐車場:あり
Photo:らくださん
「北海道海鳥センター」は環境省と羽幌町が共同で運営する日本で唯一の海鳥専門施設です。
館内の展示室には親しみやすい展示物がたくさんあり、楽しみながら海鳥について学ぶ事ができます。
Photo:らくださん
写真にあるジオラマは、天売島にある海鳥繁殖地の崖(ガケ)の様子がリアルに再現されていて、海鳥たちの生息する様子をとても身近に感じる事ができます。
海水面までの高さ感や、崖(ガケ)に作られた巣で海鳥が子育てをする様子など、再現度が高いジオラマでホント凄いんですよね。
Photo:らくださん
展示室内には環境の変化と海鳥の生態に対する影響について、身近な視線からアプローチされている展示物もあり、人々との共存性に関する課題や難しさもテーマとしてあげられています。
Photo:らくださん
展示物にはさまざまな工夫があり、ナチュラルに興味をそそられるので、本当に楽しめてしまうんですよね。
Photo:らくださん
海鳥のタマゴのサイズ感がわかるように手で触れられる模型があったり、鳴き声が聞けるようになっていたり、クイズ形式で出題されるようになっていたりと、子供さんだけでなく大人も楽しみながら知識を得る事ができます。
Photo:らくださん
羽幌町が持つ天売島と焼尻島の自然の豊かさと、絶滅が危惧される海鳥たちの保護について、身近でわかりやすく展示している内容に感心させられました。
入館料は無料ですので、一度と言わず何度でも訪問して学びを深めたいですね。
住所:北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目
電話:0164-69-2080
開館時間: 4月〜10月 09:00~17:00
11月〜3月 09:00~16:00
休館日:月曜日・祝日の翌日・年末年始
入館料:無料
駐車場:あり
Photo:らくださん
Photo:らくださん
さて、ドライブも羽幌町から折り返し、苫前町まで戻ってまいりました。
ウィンドミルさんは「道の駅風Wとままえ」の施設内にある喫茶店で、「レストラン風夢」さんに隣接しています。
Photo:らくださん
ウィンドミルさんのイチオシは、なんといってもパリパリソフトですね。
ストロベリー味と焦しキャラメル味が選べます。
もちろん普通のバニラソフトやカップソフトもありますよ。
Photo:らくださん
はい出てきました「焦しキャラメルソフト」350円。
お店の前に貼ってあったサンプル画像より巻き数が多いんじゃないかと思える大きさ。たまりません。
トッピングに相当する焦しキャラメルが本当にパリパリしていて、ソフトの甘さに対して良いアクセントになっているので、美味しくいただけちゃうんですよね!
Photo:らくださん
これからの季節は、外でソフトクリームを食べるのが厳しい事も増えてくるかも知れませんが、こちらでは混雑していない限り店内で窓の外を見ながら食べることも可能です。
写真ではわかりにくいのですが、海の向こうに天売島と焼尻島を見る事ができます。
また、別件ですが「道の駅風Wとままえ」さんは施設内に「とままえ温泉ふわっと」さんがあり、日帰り入浴もできますので、時間に余裕があれば温泉に入った後にソフトクリームで海を見ながらクールダウン、なんていうのも良いかも知れませんね。
住所:北海道苫前郡苫前町苫前119−1
電話:0164-64-2810
営業時間:14:00~20:30
定休日:無休
駐車場:あり
三毛別ヒグマ事件は日本で起きた獣害事件のうち最大の被害者数を出した出来事として有名で、これまでに何度も書籍や漫画、あるいはテレビなどで取り上げられています。
実際に事件の内容はとても凄惨で、茶化してお伝えできる内容ではありませんので、今回はザックリとした事件の概要と、跡地への見学方法などについて紹介致します。
Photo:らくださん
この獣害事件は今から100年以上も前、1915年(大正4年)の12月に起きました。
冬眠できなかったヒグマに人々が襲われ、胎児を含む死者7名負傷者3名が発生するという大惨事で、前述の通り日本における獣害事件の被害者数としては過去最悪のものとなりました。
事件の詳細につきましてはWikipediaやネット記事またはYouTubeなどで多く取り上げられていますので、興味のある方は検索して頂ければと思います。
今回こちらでは詳細につきましては割愛させて頂きます。
Photo:らくださん
さて、そんな事件が起きた三毛別(現在の三溪)は、麓の苫前町古丹別の町から山奥へ約18kmの場所にあります。
古丹別から先はコンビニもガソリンスタンドも無いので、往復分のガソリン残量に不安を感じた時は古丹別のガソリンスタンドで給油することをオススメします。
また、施設付近にはトイレもないので、トイレが近い方も注意が必要です。
古丹別にはセイコーマートさんやAコープこたんべつ店さんがありますので、買い物などはこちらで済ませておくと便利です。
ヒグマ事件復元地までの道のりですが、道路は全て舗装されていますが最後の200mだけが砂利道になり、上の写真のように道路幅も狭くなりますので車の運転には十分ご注意ください。
Photo:らくださん
現地に到着すると、目の前に復元された家屋とヒグマの実物大模型が目に入ってきます。
遠くから見ると、あーここがそうかぁ、くらいにしか思えないんですが、近くに行くとその恐ろしさを体感できます。
Photo:らくださん
いや、ちょっと、これ、デカすぎでしょう!
案内看板によると体重340kg、身の丈2.7mという話ですから、立ち上がるとこんなサイズになるのかなとも思えますが、私の手のひらを近くであてがってみても、ヒグマのツメの太さが子供の手首くらいあるので、本当にビックリしました。
こんなのにガーってやられたら‥‥考えるだけでゾッとします。
Photo:らくださん
案内看板には事件についての記載があり、復元されたヒグマのサイズ感と雰囲気がリアルに感じ取ることができます。
Photo:らくださん
ちなみに三毛別ヒグマ事件復元地までの道はベアーロードとして各所に看板が設けられていて、18kmの道のりを不安なく案内する格好になっています。
Photo:らくださん
この橋あたりの場所からヒグマを一時的にも撃退したのかと思うと、襲撃された場所との距離感を含めて凄い事件だったんだなと改めて感じました。
Photo:らくださん
ちなみに国道沿いの苫前町役場前にあるこのヒグマ君は、今日も我々の交通安全を祈ってくれているようです。
おかげで無事旭川まで戻る事ができました。
住所:北海道
苫前郡苫前町三溪
開設期間:5月上旬〜10月下旬
駐車場:あり
今回はオロロンラインのドライブでしたが、北海道海鳥センターの件や三毛別ヒグマ事件復元地での件を考えると、人間と自然の関係性や共存についての難しさを改めて感じさせられました。
そして、三毛別に関してはヒグマの事より何より、よくこんな山奥の山奥まで自動車も無いような時代に開拓を進めたもんだなぁと、こちらについても改めて大いに感心させられました。
色々なオドロキや再発見があるので、ドライブってホント面白いですね。
それでは。
この記事のキュレーター
Photo:らくださん