2024年02月28日

旭川・繁盛店の【袋ラーメン】食べ比べ3品

お店の味を家で楽しむ。乾麺になって売っている、ブランドラーメン3店(3品)のレビューです。筆者もファンとしてしばしばお世話になっている店の、味の再現力はいかなるものか!? ※商品価格は筆者が購入したときの金額です


みづの 『生姜ラーメン』 しょうゆ味

1人前、スープ付き
参考価格225円

 

常磐公園近く、知る人ぞ知る人気店の味が、即席ラーメンに。
といっても、けっこう前から売ってますよね。筆者も気に入っていて何度目かのリピートだ。

チャーシュー、メンマ等の具は付属していません

 

作り方としては、麺を鍋で茹でスープは別途どんぶりに用意しておくタイプ。

 

ほんのりと生姜が香るおつゆ。
生姜成分は濃縮スープにあらかじめ混入してあるようだ。
筆者の印象だが、香りはお店で食べる方が豊かなような。この点は、生姜の鮮度の違いかな。
ともあれ、醤油の旨みも引き立つ、おつゆとしてはよく出来ている。

 

麺がツルツル!! 歯ごたえはシコシコとしていて、喉越しともに実に豊かで心地よい。
この点、さすが乾麺ならではというところ。むしろ、乾麺としての美味しさが十分に発揮されていると言わねばなるまい。
麺はスープとの馴染みも良く、軽快な食べ心地が楽しいラーメンと思う。また、具材との相性も良い。
「みづの」を楽しむ表現力は十分で、旭川土産にも好適だ。

商品情報

製造:藤原製麺(旭川市9条通14丁目)
問い合わせ:0120-26-5485

すがわら『塩らーめん』

1人前、スープ付き
参考価格310円

 

旭川の塩ラーメンといえば、やはりこれかな。
市内で「旭川三平本店」「旭川塩らーめんすがわら」を展開する(株)エンフードが製造する品。

 

透明スープで知られる同店の塩ラーメン。
スープは期待通りの透明度で、ラーメンを作る前から「すがわら」をアピールしてくる。
ちなみに、こちらも前掲みづの同様、麺を鍋で茹でスープは別途どんぶりに用意しておくタイプ。

チャーシュー、メンマ等の具は付属していません

 

画像上 
できあがり~。筆者が独自に添えた具は別として、スープの透明感、細麺が「すがわら」をよく再現している。

 

店の味を伝える塩味のおつゆ。
味わいがしっかりとしているので、店同様に、生姜や梅肉を足しても楽しめる。

 

レシピを忠実に実行すれば、細麺も食感シコシコに出来上がりは上々だ。
喉越しも良く、するすると完食できる食べやすさ。
家庭で手軽に楽しむには、十分なクオリティと思う。

商品情報

製造:株式会社エンフード(旭川市4条通6丁目)
問い合わせ:0166-85-7039

麵屋くるる特製 『黒みそらーめん』

1人前、スープ付き
参考価格432円

 

店舗の看板同様、店主のキャラがユニークなパッケージ。
「黒みそらーめん」のデザインもなかなかに強烈で、食欲をそそる。
実は、「くるる」においても筆者のお気に入りは、この黒みそなのだ。

 

画像上
袋を開けてみれば、おおっ、スープのもとがずしっと重い。
たっぷりの味噌で作るんだもの、これは期待できそう。

 

スープたっぷり!!
本製品は、水600ccを使って麺を煮て、そこにスープを溶かし込んで作る、いわゆるインスタントラーメンの作り方。
それにしても水600cc使用とは、いつも食べている例えばマルちゃんの袋ラーメンより多い。だからこそのボリューム感だ。
ちなみに、お店でもそうしているのを真似て、キャベツをゆでて添えてみた。色味が良い上に、風味が不思議と合うんだよね、キャベツって。

 

まずはスープを。
おおっ、すごい。これはかなりのものですよ。
何がって、その再現度はかなり高い。店で食べる黒みその味わいの深さにかなり近い。
目隠しして食べ比べると分からないかも、くらい。

 

さらには、中太麺と、とろりとしたスープの絡みが素晴らしい。
その食べ応えは、店の本物を凌駕する!!
と書いてしまってはほめ過ぎかも知れないが、どっちが本物でどっちが真似っこかは関係ない。
インスタントでこの出来栄えは、かなりイケてると筆者は思う。

しかしながら、この手のみそラーメンは黙々と食べていると味が単調になりがち。
手前みそだが、店を真似て茹でキャベツを添えたのは正解だった。箸休め、あるいはインターバルに程々の具はやはり必要かと。

また、不覚にも画像を取り残したが、お店がそうしているように、この黒みそには生姜がよく合う。おろし生姜を少量添えるのがおすすめだ。

もし、食べてみようというお方がいらっしゃったら、ぜひご参考に。

商品情報

製造:北海製麺株式会社(旭川市流通団地2条1丁目)
問い合わせ:0166-48-5811


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター