2024年05月01日

そば屋で【カツカレー】納得の3選

何故そば屋にカツカレー? あっさり、さっぱりといったそばのイメージとは真逆の、こってりボリューミーな味わい。などと釈然としないまま、それでも美味しく完食できるそば屋のカツカレーをご紹介。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合がありますので、予めご了承下さい


そば処 一源 東4条店

ともかくメニューの豊富さにかけては市内でも指折りの店。
カレーは当然、さらにカツカレーも当たり前といった存在感でメニューに掲載。

カツカレー(1,150円)

 
 

おや、何ともお行儀のよい盛り付けですな。
福神漬けがゴハンの上でなく別皿というのも、案外めずらしいかも。
まあ、大騒ぎするような話じゃないですが。

 

カツは大きからず小さからず、しっかりとした厚みがあり、この点ひと安心。
カレーは、昔風を思わせる淡くちょっと黄色っぽい風合い。
さて、お味の方は・・・

 

ルウの辛さはちょっと控え目か。
カツには辛い方がいいんだけどな、とか思いつつ頬張ってみれば、なかなかの好相性。
脂少なめ、あっさりした肉質のトンカツに、おっとりとしたルウの組み合わせ。これが合うんだな。
確かなボリュームはあるんだが、思いのほかさらりと食べられるカツカレー。
そこにそば屋らしさがあるのかないのか、ともかくは美味しく完食せり。

お店情報

店名:そば処 一源 東4条店
住所:旭川市東4条11丁目
電話番号:0166-26-8700
営業時間:11:00~14:30(月曜14:00)
定休日:火曜

 

そば処 わらべや

カレーに関しては、カレーそば・うどん、カレーライス、カツカレー、さらにミニカレーライス(サイドメニュー)と、並々ならぬこだわりのある、カレー推しとも見て取れる同店である。
では、さっそく・・・

カツカレー(850円)

 
 

おおっ、トンカツの、パン粉の着き方が素敵。
ゴジラの背びれみたい(笑)
たぶん粗挽きの生パン粉でしょうか、サクサク感を彷彿させる。お上手ですな。

 

まず、ルウを味見。
根菜類が見え隠れする、家庭的なタイプのカレーは中辛仕立てで、多くの客の口に合いそう。

 

期待通り、さくさくの衣がトンカツの食感を豊かに楽しくしてくれる。
加えて香ばしくもあり、肉の旨みを高めてくれている、すなわち旨いトンカツなのである。
うんうん、このトンカツもカレーと相性が良いですな。
そば屋なのに何でしょうか、この満足感。

 

蛇足だが、見て、燦然と赤く輝く福神漬け。
多めに着けてくれる気前良さもポイントだ(笑)

お店情報

店名:そば処 わらべや
住所:旭川市南1条通20丁目
電話番号:0166-32-3735
営業時間:10:30~15:00
定休日:月曜
駐車場:あり

 

駅前やぶそば

どっちかというと硬派なイメージのある同店(個人の印象です)。
なので、さすがにカツカレーまではと思っていたが・・・

カツカレーライス(900円)

 

しっかりとあるんですよ、カツカレーが。
しかも、カツの置き方がなんだかスゴイぞ(笑)

 

同店のカレーは、お肉ゴロゴロなポークカレー。
ルウは程々にスパイシー、さらりとした食感だ。
ともかくは、これにトンカツって、もう肉の沼だな(笑)

 

がっしりとした食感(硬いという意味ではない)が痛快。脂の旨みもジュワっと来る、トンカツ好きが喜ぶトンカツはこういうのを言うのかも。
で、このトンカツにカレーがまた合うんだな。カレーのチカラはすごい。

お店情報

店名:駅前やぶそば
住所:旭川市宮下通7丁目駅前ビル1F
電話:0166-22-3884
営業時間:11:00~19:00
定休日:第2・4水曜日(水曜日が祝日は翌日休み)
駐車場:なし

 

疑念は晴れた、そば屋にカツカレーは「あり」。

そもそも、そば屋がなぜにカレーを出すのか。
そばの本流を追求しメニューを絞り込んでいる店はさて置き、いわゆる大衆向けそば屋は売り上げ増や顧客層の拡大を狙い、ゴハン(丼物)を出す。
その延長にあるのが、これまた大衆的メニュー「カレーライス」だ。これは理解できなくもない。
だからといって、カツカレーまで? 食堂じゃないんですから。

ふと考えれば・・・
そば屋の定番となったカツ丼。つまりトンカツはお手の物。
加えてカレーライスも定番化。ならばカツカレーもメニューにしちゃえ。
・・・ってことか。

考えるまでもないだろ、って声が聞こえてきそう(笑)

で、実際のことろ、カツカレーを出してるそば屋、この度の掲載以外にもけっこう多いです。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター