2026年08月09日
連載第4話は、春光北部および春光台エリアから3店をピックアップ。人気の食堂あり、町に根付いた老舗ありと、独特な雰囲気の中でラーメンを味わいました。
店名には定食・丼物を冠してはいるが、メニューにはラーメンが堂々のラインナップ。
店内は、開店直後から店内は多くの来店客でにぎわい、その人気ぶりが伺える。
豊富に揃うフードメニューはいずれも手頃な価格帯ながら、しっかりとしたボリュームがありそう。そうやらそれが魅力のようで、とくにランチタイムには、仕事の合間に立ち寄る人々の姿も多く、日々の活力を求めるオアシスのように親しまれているよう。
キャパは、カウンターとテーブルで26席。
お店が推すのは「激辛ユッケジャンラーメン」のようだが、まずは定番の「旭川しょうゆラーメン」をレポート。
ちなみに、これが750円と良心的プライス。
見た目は、いかにも豚骨系という感じではあるが・・・
おつゆは、たしかに豚骨をベースとしながら、一般的な濃厚なイメージとは異なるあっさりとした口当たり。
まろやかな旨みが広がるスープに、ほどよいコクが心地よいアクセントを添え、ひと口ごとに奥行きのある味わいを感じさせる。
麺は「旭川」を名乗るにふさわしい低加水の中太麺。歯切れの良い食感とともに、すするたびに魚介系の香りがふわりと立ち上がり、スープとの一体感をいっそう豊かにしている。
チャーシューも良かった。とろけるようなやわらかさが印象的。
口の中でほろりとほどける肉の旨みが加わることで、ラーメン一杯の満足感をより豊かなものにしてくれた。
ということでこのラーメン、手頃な価格と十分なボリュームに加え、あっさりとした豚骨スープと魚介の風味が調和した、誰でも気軽に楽しめそうな一杯とお見受けする。
この店の、幅広い層から支持を集める理由が、食べ進めるほどに伝わってくる味わいだ。
店名:金次郎食堂
住所:旭川市春光7条9丁目
電話:0166-59-0733
営業時間:11:00~15:00
定休日:火曜
駐車場:あり
舞台は、坂を上がり春光台へ。
まちの中心あたりに古くからあるのが「かつ木」。
近所の方々がサンダル履きで訪れるような、地域の空気と同化したようなお店だ。
ご主人は、出前の配達にも忙しそう。
暖簾をくぐると左にテーブル、右に小上がり、そして奥に厨房と接したカウンター。キャパは21席。
メニュー表、ラーメンには「伝統の旭川ラーメン」と。
こうした店が、旭川ラーメンブームの土台を支えてくれたのだろうと、何かしら胸が温まる。
頂いたのは醤油ラーメン(750円)。
※画像左側、窓からの日光が移り込んで妙な具合になってしまっていることをお詫びします
たっぷりと注がれたスープは、醤油の香りを穏やかに引き立てたあっさりタイプ。
すっきりとした口当たりながら、醤油の風味が心地よく広がり、最後まで飲み飽きない味わいだ。
年中いつ食べても美味しい、食堂ラーメンのテイスト。
うん、こんなのでいいんだよ。こんなのがいい。
麺はやや細めで、旭川ラーメンらしい親しみのある食感。
昔から地元で愛されてきた一杯を思わせる素朴な味わいで、あっさりとしたスープとの一体感も良好なり。
チャーシュー。これがまた良かった。
手作り感のある仕上がりで、ほどよい肉感が魅力。
主張しすぎることなくラーメン全体に調和し、やさしい味わいの中に満足感を添えてくれた。
ともかくはこの一杯、派手さよりも昔ながらの安心感を大切にしているご様子。
旭川ラーメンの伝統を感じられる、地域に根差した飽きのこない味わいが印象に残る。
店名:食事の店かつ木
住所:旭川市春光台2条3丁目
電話: 0166-51-9539
営業時間:11:00~14:00 / 17:00〜19:00
定休日:火曜
駐車場:あり(店の左右2台)
かつては、多店舗で市内を席巻した「やまびこ」さん。
筆者の仕事場が近かった買物公園店には、足繫く通ったものだ。
というノスタルジーに浸るべく、春光店へ。
上が、同店現在のメニュー。
懐かしいね「ヤッホーセット」。やまびこだから「ヤッホー」。
そう、やまびこは豚丼も旨いと評判なのだ。
そういや、筆者の人生初「辛みそラーメン」は、やまびこなのだ(たぶん)。
我がラーメン人生に、曲がり角があることを教えてくれたのはやまびこさ(笑)。
とかなんとか、思い出に浸りながら選んだのは「醤油」。
やまびこ(もっぱら本店)では、辛みそばかり頂いているもので。
おおっと、ひと口目からぐっと来るのは、醤油の力強い風味。
おつゆは醤油の存在感がしっかりと前面に出ていて、キレのある濃いめの味わいが食べる者を引き込む。
醤油のコクと香りが際立ち、最後までインパクトを失わない。
やや細めの麺。さらりとした小麦の風味を感じさせながらも、口当たりはもちもちとしていて、軽やかさと弾力を併せ持つ。
濃厚な醤油おつゆとの相性も良く、旨味をしっかりと引き立てている。
チャーシューは肉感のある仕上がりで、噛むほどに旨みが広がる存在感のある一枚。
ラーメン全体の満足感を高めるトッピングとして好印象。
食べ終わってみれば、ボリュームはほどよく、食べ切りやすい量感。
一方で、醤油のパンチはなかなかのもので、醤油に慣れ親しんだ筆者にさえインパクトのある一杯だった。
店名:味乃やまびこ 春光店
住所:旭川市春光5条9丁目
電話:0166-51-8975
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜
駐車場:あり
いかがでしたか。
今回の3店、振り返ってみればこんな店があったのかと元気がもらえる新進気鋭の食堂あり、知らないまちなのになぜだかノスタルジーが心地よい店あり、また懐かしさに浸る老舗ありと、個人的には、我がラーメン人生に温故知新を思わせるような展開になりました。
はっきり申しますと、場所(エリア)が決め手の食べ歩きです。
が、思わず価値のあるひと時になりました。
皆さんも、こんな楽しみ方はいかがでしょう。
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