2020年06月20日

【麻婆ラーメン】個性的な3杯を食べ比べてみた

ゴハンもめちゃ進む決定的な美味しさ、麻婆豆腐。これをラーメンに載せるという離れ業を、考え出したヒトを筆者は尊敬する。実は筆者も病みつき、食べ歩いて気に入った麻婆ラーメンを紹介したい。


ほっとはうす

ここパワーズではお馴染み。人気のフードコートだ。

Photo:KOTA

 

ここでは何を食べても美味しいという印象があるので(多くの人もそう言うね)、絶大なる信用をもって注文したのだった(前払い、以降セルフサービス)。

まーぼー麺/850円(税別) Photo:KOTA

 

おおっ、何かいきなりスゴイぞ。
なんというボリューム感。この映えっぷり。
ラーメンと言わなかったら大盛りの麻婆豆腐という感じ(笑)

ラーメンはまずスープの味見から、のルーティンどおり、まず麻婆あんを味見。

Photo:KOTA

 

うん、いかにも麻婆豆腐。
つまり、食堂で出てくるような、あるいは家庭で作るような、やや甘口のとても親しみ深い風味。
ただし、量が半端ない。食べても食べても減らないような錯覚すらある。

そして麺にもよく絡み、食べ応えも十分。

Photo:KOTA

 

盛られた白髪ねぎもいい仕事してる。
ほどよく和えて味わえば、麻婆がまた違った風味になって面白い。

総じて、ボリューム感十分、たっぷりと麻婆感を堪能できた一杯なのだった。

店名:ほっとはうす
住所:旭川市永山12条4丁目
電話:0166-46-2646
営業時間:11:00〜20:00(14:00~17:00休憩)
定休日:火曜日
駐車場:あり

中国料理 敦煌

ここは買物公園ではお馴染みの、中国料理の老舗。

Photo:KOTA

 

人気の定番中国料理のほか、ラーメンのバラエティがスゴイ。ラーメンメニューはなんと15種類以上。
その中に麻婆ラーメンは確かに存在していた。

マーボラーメン/800円 Photo:KOTA

 

見た目はシンプル。麻婆は控えめに盛り付けてある。
麻婆にスープが溶け込んで食感はあっさり、それでいてコクがある。さすが中国料理の店。薬味の使い方が絶妙だ。

Photo:KOTA

 

麺すする、麻婆のおつゆを飲む、麺、おつゆ・・・。実にスムーズに食べ進む。
うんうん。この食べやすさは、あっさりとしていてコクのある麻婆あんと、つるしこ麺によるラーメンとの、絶妙な調和によるものだろう。

店名:中国料理 敦煌
住所:旭川市5条通8丁目
電話:0166-26-4300
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定
駐車場:なし

麵屋くるる 忠和店

さる広告で、この店が麻婆麺なるラーメンを出していることを知り、さっそく訪問となった次第。
店内にイラストの彼は実在する。

Photo:KOTA

 

その品は、期間・数量限定とのこと。
聞けば、7月中の提供予定らしい。

で、さっそく注文。
すると花椒(ホワジャオ:中国の山椒)をかけますか、と問う。辛いのが苦手な人には使わないそう。
自分は「かけて」と即答。

麻婆麺/900円 Photo:KOTA

 

前掲の2軒とは、これまた異なった見映え。これはこれで、とても個性的ではある。
これが食べ歩きの面白さだね。

光の当たり具合があまりよくなくて分かりにくいかな、載ってる具の白い物体はキャベツである。
時々、こういう取り合わせに出会うけど、辛いスープとキャベツって合うだよね。

そうそう、注文の際には、ストレート麺か縮れ麺、選択できる。

Photo:KOTA

 

大き目に切った豆腐がぷるんぷるん。
これが柔らかくて、イイ感じで崩れて麻婆に溶け込んでくれる。

ベースとなる麻婆あんは、近年流行りの麻辣系。花椒を効かせたしびれ辛いというやつだ。
あちこちで、そんな麻婆を食べてきたが、同店のはけっこうイケてる。具材や薬味のバランスがとても良いとお見受けする。

Photo:KOTA

 

麻婆あんの絡み具合も申し分なし。縮れ麺をチョイスしたのはこれを期待しての事。
なので麺を食べ進めるのと同時に、麻婆あんも減っていく。

完食する頃、ふと気づくと口の中は花椒の刺激を十分に感じている。
といっても激辛じゃない、程よい麻辣感がとても食べやすいのだった。

こりゃ期間中にリピートせねば。

店名:麵屋くるる 忠和店
住所:旭川市忠和5条6丁目 
電話:0166-85-6415
営業時間:11:30~14:30(LO14:00)/17:30~21:00(最終入店)
定休日:火曜日・第3水曜日
駐車場:あり

3軒食べ比べ後記

食べ比べといっても、到底優劣の付くものではない。
どれも、店主の思いや腕前が味わいに昇華した、個性的な逸品揃いである。

そこの麻婆豆腐好きのアナタ。気になった一杯はおありでしょうか。ぜひお出かけ下さい。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター