2020年10月23日
旭川市民の方はよく「旭川に来たって動物園以外に見るところないしょ」って言いますが、いえいえ地元に住んでいると気づかないだけで、魅力ある観光スポットがたくさんあるんですよ。今回は、その中でもタダで楽しめるスポットを3か所ご紹介します。
旭川市街を一望できる絶景スポットが「嵐山展望台」です。夏には木々が茂るため、落葉が始まって視界が開けた秋の時期が一番のおすすめ。天気の良い日には、遠くに旭岳や黒岳など大雪山連峰を見渡すことができます。
周囲には、「チセコツ笹小屋園地跡」や「マンガン鉱試掘跡」「近文山国見の碑」などの史跡があります。
以前、この嵐山に市民スキー場があり、横にはジャンプ台も設置されていたなんて、今の若い人は知らないんでしょうね。
「嵐山展望台」からは北邦野草園まで歩いて行くことができ、自然を楽しみながらトレッキングできる格好のコースですが、今年はクマの目撃情報があったそうなので、十分に気をつけて歩いてください。
施設名:嵐山展望台
住所:旭川市江丹別町嵐山及び北海道上川郡鷹栖町
電話:0166-52-1934 (公益財団法人旭川市公園緑地協会まで)
駐車場:あり
同じく嵐山にあるのが「北邦野草園」。全長5.2キロメートルの散策路があり、春にはカタクリやエゾエンゴサクなどの群落を眺めながらトレッキングが楽しめます。
残念ながら本年の営業は10月31日までですが、北邦野草園の入り口に建てられた施設「嵐山公園センター」は、第2、第4月曜日と年末年始を除いて開館しております。
「嵐山公園センター」は入館無料で、中にはアイヌ民族に関する資料や嵐山に生息する植物の写真などが展示されています。
また、北邦野草園の中には、アイヌのコタン(集落)を復元した博物館「アイヌ文化の森・伝承のコタン」があり、アイヌの人たちが住んでいた住居「チセ」や食糧庫「プー」などが復元されています。
施設名:北邦野草園
住所:鷹栖町嵐山公園センター
電話:0166-55-9779
営業時間:午前9時~午後5時(入園は4時30分まで)
定休日:第2・第4月曜日(月曜祝日の場合は翌火曜日休園)
駐車場:あり
人気コミック「ゴールデンカムイ」にも登場した「神居古潭」は、ゴールデンカムイファンが訪れる聖地となっている場所。
ゴールデンカムイでは、脱獄王の白石が第七師団に連行されるのを阻止するために、土方歳三が吊橋を斬って白石を川に落として、キロランケが木舟で助けようとする場面の舞台となりました。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催されませんでしたが、毎年9月23日には「こたんまつり」が行われアイヌ古式舞踊などが公開されます。
石狩川に架かる吊り橋を渡ると、「旧神居古潭駅舎」や明治43年に建設された当時の姿をそのまま残しているホームを見ることができます。
D51などのSL機関車3両も展示されているため、鉄道ファンにも人気のスポットとなっています。
また、長い年月をかけて石狩川の流れによって浸食されできた「神居古潭おう穴群」(旭川市指定記念物)、アイヌ以前に人々が住んでいた集落の跡である「神居古潭竪穴住居跡」(北海道指定文化財史跡)なども見ることができます。
名称:神居古潭
所在地:旭川市神居町神居古潭
駐車場:あり
いかがでしたか。今回は嵐山展望台、北方野草園、神居古潭の3つの観光スポットをご紹介しました。道外のお知り合いが、旭川観光に来られることがあったら、ぜひおすすめしてください。
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