2021年02月03日

【ダイエット】足つぼで老廃物をデトックス!

デトックス=解毒と意味は分かっていても、何をしたら良いの? ダイエットにもなるの? 綺麗になりたいけど運動はしたくない! 体に良いものを摂り続けるのは大変・・・・・ そんな風に思っているあなたは、足を揉むことから始めてみませんか。


最近、目に入る言葉と言えば、自粛、運動不足、コロナ太り・・・・
長らく続く自粛生活で外出が減り、運動不足や食生活の変化で体重が増加しているという調査結果も出ています。
冬は、ただでさえ寒さと積雪で歩きにくい旭川ですから、運動不足にも拍車がかかりますね。
体重が増えてしまったという方は、ダイエットやデトックスも気になるところではないでしょうか。
食事制限や、運動することが難しいという方は、足を揉んでデトックスしてみませんか?

『足から始めるデトックス!』

足もみ(若石健康法)は、有害物質を体外に排出する機能を強める健康法です。
排泄器官自体の機能が衰えると、新陳代謝で出る老廃物と有害物が体外へ排出されにくくなり、人体に悪い影響を及ぼすため、排泄器官の働きを強くすることが最も大切だと考えています。

PEONY若石足療

 

基本ゾーンと呼ばれる『腎臓・輸尿管・膀胱・尿道』の反射区は、足もみの最初と最後に必ず揉む部分です。
これらの排泄器官を強くすることを最重要課題としています。

【腎臓】

腎臓は、ソラマメのような形をしており、握りこぶしより少し大きく、背中の両側に左右1個ずつあります。
血液の老廃物をろ過する働きがあり、水分・塩分・血圧を調整する役割をしています。
健康な方では、1日にろ過される尿(原尿)は150リットルにもなりますが、実際に体外へ排出される尿は1.5リットル程度なので、99%は再吸収されることになります。
再吸収されるのは、ナトリウムやカリウム、リン、マグネシウムなどの体に必要な成分で、再吸収することにより体に必要な水分などを調整しています。

腎臓の機能が衰えると、毒となる老廃物が体内に残り、他の臓器の働きを阻害し、各種の病気を誘発します。
一度痛んだ腎臓は、現代の医療の力でも復元できません。

イラストAC

 

【尿管】

尿管(輸尿管)は、腎臓で作られた尿を膀胱へ運ぶ筋肉の管で、左右に1本ずつあります。
尿の流れは重力によるものだけではなく、蠕動運動によって効率よく運ばれています。
膀胱へとつながる膀胱壁では尿が逆流するのを防ぐため、膀胱収縮時には自然と開口部が閉じるように出来ています。

【膀胱】

腎臓から流れてきた尿を溜めておく伸縮性のある器官です。
尿は腎臓から絶えず流れてくるので、いったん膀胱に蓄えられ、ある程度の量になると外へ排出されます。
尿を膀胱に溜めたり、排出したりするときには自律神経(交感神経、副交感神経)の働きがあります。
膀胱の出口と尿道括約筋によって排尿を我慢することが出来ますが、括約部が閉まるのは交感神経の働きによるもので、尿が溜まり尿意が起こると、副交感神経を介して脊髄や脳幹、大脳へと情報が伝わります。
我慢するのをやめて排尿出来るようになると、副交感神経が働いて膀胱の収縮が始まり、交感神経が休むことで排尿しやすくなります。

【尿道】

尿は、尿道を通り尿道口から排出されます。
尿道の長さは、女性が2.5cmから4cmと短いのに対して、男性は15cmから20cmもあります。
男性と女性では内尿道括約筋と外尿道括約筋にも違いがあり、男性の方が内尿道括約筋の範囲が広く、外尿道括約筋も女性より厚くなっているため、女性より男性の方が尿漏れしにくい構造になっています。

女性の尿道は短いため、尿道口から膀胱へ細菌が侵入しやすく、膀胱炎が起こりやすいといえます。
膀胱炎の原因になる最近は常在菌がほとんどで、健康な時は感染を防いでくれますが、免疫力が落ちている時などは感染しやすくなります。

『足を揉んでみよう!』

では、実際に足を揉んでみましょう。
足を揉むときは、素足にして左足から揉みます。

腎臓 → 輸尿管 → 膀胱 → 尿道 の順に揉んでいきます。

PEONY若石足療

 

腎臓の反射区は、足の第二趾と第三趾の間での土踏まずの部分です。
500円玉くらいの広い範囲なので、2列~3列に分けて揉みます。
揉むときは腎臓から輸尿管の方へ、輸尿管から膀胱へ、膀胱から体外排出までの尿道へと、必ず一方向で流すように揉みます。

私がいつも「足もみの後は、水分を多めにとってください」とお伝えする理由は、この『血行が良くなり、血液中を流れ始めた老廃物は尿となって体外へ排出される』という考え方のためです。
毎日の足もみで、老廃物を溜め込まない体になりましょう!

足もみを毎日の生活に取り入れるために

足を揉むときに、特別な道具は必要ありません。
指の腹や、指の関節などを使って、足を押したり揉んだりすることが出来ます。
力がない方や、より強く刺激したいという方は、足もみ棒などを使ってください。

時間に追われ、慌しく毎日を送っている方には、「毎日足をもむ時間はない」と思われるかもしれません。
わざわざ足もみの時間を設けたために、寝不足で健康を損なっては本末転倒になってしまいます。
「ながら作業」ならぬ、「ながら足もみ」で、足もみを生活に取り入れてみてください。

テレビを見ながら足をもむ

テレビを見ながら、ラジオや音楽などを聞きながら、足をもむことが出来ます。
反射区の位置を覚えてしまえば、反射区図を見て確認しなくても足もみ出来るようになります。
寒さの厳しい旭川ですが、日中は溶けてツルツルで歩きにくくなるので、足も疲れますよね。
おうちでのリラックスタイムに、ぜひ足もみを取り入れてみてください。

青竹踏みを利用する

青竹踏みは昔から伝わる健康法です。
青竹でも、100円均一などで売られているイボ付きのプラスチック製品でも、効果は変わりません!
1日に5分~10分程度、それも2回~3回に分けて踏むのが効果的です。
一度に長い時間をかけて竹踏みをすると、足の皮膚が硬くなり角質が出来てしまうことがあります。

最初は痛いかもしれませんが、繰り返し踏むことで足の裏が柔らかくなり、気持ちよく感じられるようになります。
痛い時は無理をせず、青竹踏みにタオルなどをかけて刺激を少なくするようにしてください。
土踏まずの部分だけでなく、つま先や指の付け根、かかとでも踏んでください。

PEONY若石足療

100円均一の青竹踏み

 

最初は張り切って踏んでみる青竹踏みですが、気が付いたら部屋の隅でホコリをかぶっていた、というのも良く聞く話です。
脱衣室で風呂上りに、洗面台の前で歯磨きのついでに、台所で料理の合間に、ベッドの傍に置いてお休み前になど、青竹踏みを置くのにおススメの場所は、毎日必ず使うところです。
旭川は冷え込みが厳しい時期ですから、寝る前の足もみは冷え性の方には特におすすめです。
踏むのは僅かな回数でも、毎日続けることで立派な健康法になりますよ!

足もみをする時の注意点

・食後一時間は避けてください。
・妊娠中・生理中・手術後・怪我をしているときは避けてください。
・肌を保護するため、クリームやオイルなどを使いましょう。
・足をもんだ後は、白湯または常温のお水を飲みましょう。

※効果・効能については個人差があります。
※毎日のセルフケアプラス、週に一度のプロによるチェックが最適です。
※ご質問、ご相談はお近くの若石プロのお店、または「国際若石メソッドスクール」へお問合せ下さい。
 (https://www.jakuseki.com/salon-pro.html)


この記事のキュレーター

足は第二の心臓です!
誰でも簡単に生活に取り入れられる『若石健康法』について書いています。
旭川在住。趣味は旅行、読書、映画鑑賞。

・国際若石メソッドスクール認定マスターズスクール講師
・NPO地球足もみ健康法普及協会賛助会員