2021年02月09日

【頭痛】足つぼで改善!

つらい頭痛を和らげたい方にお勧めの足もみです。頭から一番遠い足を揉んで、効果があるの?と思われるかもしれませんね。頭痛にお悩みの方は、自分の足を見てみましょう!


立春を過ぎて暦の上では春ですが、まだまだ寒さの厳しい旭川。
水道の凍結や、屋根からの落雪など、冬ならではのトラブルもまだしばらく続きそうですね。
厳しい寒さでも、家の中は暖かいと言われる北海道ですが、よく聞く「冬に半袖でアイスクリーム」は、寒がりの私にはできません。
屋内は暖房を使うことで乾燥するため、喉が渇くのでアイスを食べたくなる、ということらしいですね。

Sandra_M_HによるPixabayからの画像

 

北海道では、冬季に室内温度を20度以上に設定している家庭が多く、旭川のように寒さが厳しい地域では、家の中と外の温度差は30~40度にもなります。
実は、このような温度差が引き金になる頭痛もあり、冬になると頭痛で悩む人が増えるそうです。

暖かい部屋から寒い屋外へ出たときに、寒さで血行が悪くなり、筋肉が緊張して起こる緊張型頭痛。
逆に、寒い外から暖かい家の中へ入ったとき、寒さで縮んでいた脳の血管が急に広がって起こる片頭痛があります。

頭痛の種類にはいくつかあり、自分のタイプを知ることで、対処と予防をすることが出来ます。
あてはまるものがあるか、チェックしてみてください。

【頭痛の種類】

緊張型頭痛

頭痛の多くは緊張型頭痛と言われています。
頭全体を締め付けられるような痛みがあり、「孫悟空の金の輪で締め付けられるような痛み」と例えられることがあります。
首や肩の凝りが原因になることが多く、長時間にわたって同じ姿勢でいるデスクワークや、ドライブなども緊張型頭痛を引き起こすことがあります。

緊張型頭痛の対処法

長時間同じ姿勢でいることを避け、ストレッチやマッサージなどで筋肉の凝りをほぐしたり、入浴で温めるのも効果的です。
慢性的なストレス(精神的なストレス)が原因になることもあるので、できるだけストレスを溜め込まない生活を心がけてください。ストレスを発散・解消できる習慣も大切です。

片頭痛

緊張型頭痛の次に多いのが片頭痛です。
緊張型頭痛よりも痛みが激しく、片側だけがドクドクと脈打つように痛む、光や音に敏感になるなどの症状があり、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
動くと症状が悪化するため、日常生活に支障をきたすことも。
また、片頭痛の患者さんは気圧に敏感で、低気圧が近づくと頭痛が起こるという特徴もあります。
原因は解明されていませんが、男女別の統計からみると、その数は圧倒的に女性が多く、月経周期にも深く関係していると言われています。

片頭痛の対処法

まずは、安静に。痛む場所は冷やします。
運動やマッサージなどは避け、光や音のない静かなところで休みます。

群発頭痛

聞きなれない名前ですが、非常に痛みの激しい頭痛で、ある時期に集中して頭痛の発作が起きます。
片頭痛とは対照的に、男性に多いと言われています。
症状は、「目を抉られるような痛み」と表現されるほどで、痛さのあまり半狂乱になって暴れたり、痛みのある個所を叩いたりするケースもあります。
片側の目の周りや、目の奥、側頭部に激しい痛みが出て、目の充血、涙が流れる、鼻汁など頭痛以外の症状もあり、毎日同じ時間帯に表れ、1~2か月ほどすると治まります。

アルコールやタバコ、季節の変わり目などが発作の引き金になると言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
一般的な頭痛薬は効果が無いので、発症した場合は発作の予防をする治療が必要になります。専門医を受診しましょう。

※今まで経験したことがない激しい頭痛や、手足が動かしにくい、意識が朦朧とするなど、いつもと様子が違う頭痛の場合は緊急事態の可能性があるので、急いで病院へ行ってください。

【足を揉んで頭痛を改善しよう】

頭痛は、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
私も長年、慢性的な頭痛に悩まされ、酷い量の頭痛薬を飲んでいた時期があります。
今ではすっかり良くなりましたが、目に見えない症状は周囲の理解が得られないこともあり、大変な思いをしたことは少なくありません。

頭痛は、足を揉むことで改善することもあるので、ぜひ試してみてください。
頭部の反射区は親指に集まっているので、親指全体をよく揉みほぐします。
該当する反射区は、大脳(1)、前頭洞(2)、小脳・脳幹(3)、脳下垂体(4)、頚椎(53)になります。

PEONY若石足療

 

【大脳】

大脳の反射区は、親指の腹全体で、大脳の右半球は左足にあり、左半球は右足にあります。
考えることが止められない、頭を使い過ぎているというタイプの方は、この反射区がとても硬くなっていることが少なくありません。

【前頭洞】

前頭洞の反射区は、足のすべての指先にあります。
額の後ろ側に広がる空洞(副鼻腔)の最も表側、つまり額側にあるのが前頭洞です。
前頭洞の反射区は副鼻腔全体に対応していると考えられ、片頭痛のほか、副鼻腔炎や鼻づまりなどの症状にも適応します。
指先は刺激に敏感な箇所なので、ゆっくり揉んでください。

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【小脳・脳幹】

イラストAC

 

小脳・脳幹の反射区は、第二趾側の骨の突起の下側にあります。
小脳・脳幹には自律神経を調節する機能が集まっていて、生命維持に大切な役割をしています。
小脳は体の平衡感覚を保ったり、皮膚や筋肉の感覚器からの信号を受けて、筋肉群の協同運動の調節などを行います。
脳幹は、呼吸、心臓活動、体温調節などの基本的な生命現象の中枢となっています。
不眠症の方にも良く揉んでほしい反射区です。

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【脳下垂体】

脳下垂体の反射区は、親指のちょうど真ん中で、触ると少し凹んでいるところになります。
一点押しで、少しだけ押し下げるように揉みます。
脳下垂体は内分泌腺の総司令部であり、ホルモンの供給基地である脳下垂体は、視床下部の下に下がっています。
大きさは大豆ほどですが、甲状腺や副甲状腺、副腎、生殖腺、リンパ腺などの内分泌器官に必要なホルモンを送り出し、その機能を正常に保つ働きかけを行っています。

様々なホルモンが下垂体から分泌されていますが、最も多く存在しているのが骨や筋肉の成長を促進する成長ホルモンです。
成長ホルモンは骨や筋肉の成長を促し、脂肪を分解したり、血液中のコレステロールを下げる働きがあります。
また、疲れや集中力の低下、気分の落ち込みといった精神面のコントロールにも関係しています。

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【頚椎】

頚椎の反射区は、親指の第一関節と第二関節の間で、やや側面の骨のキワになります。
人間の骨格を形成する、基本となる脊椎の上部7個を頚椎といいます。
首に該当しますが、大脳から身体の各部位へ指令する中枢神経が通っています。
最近よく聞くストレートネックや、ムチウチ症など、骨の変形や歪みにより、手のしびれや麻痺、歩行障害や腰痛など様々な症状を引き起こします。

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首の凝りによる頭痛が疑われる方は、頸部の反射区(7)を揉むのもお勧めです。
親指のつけ根部分を内側から外側へ向かってしっかり揉みます。

PEONY若石足療

 

私は足を揉むようになってから、体調の改善と共に頭痛の症状が激減しました。
当時の症状は、片頭痛と群発頭痛と思われるものでしたが、1年ほどかけて徐々に症状が落ち着いていった記憶があります。
足は該当する反射区だけを揉むのではなく、足全体を揉んで全身の血行を促進することを推奨しています。
出来るだけ、足全体を揉むように心がけてください。

足もみをする時の注意点

・食後一時間は避けてください。
・妊娠中・生理中・手術後・怪我をしているときは避けてください。
・肌を保護するため、クリームやオイルなどを使いましょう。
・足をもんだ後は、白湯または常温のお水を飲みましょう。

※効果・効能については個人差があります。
※毎日のセルフケアプラス、週に一度のプロによるチェックが最適です。
※ご質問、ご相談はお近くの若石プロのお店、または「国際若石メソッドスクール」へお問合せ下さい。
 (https://www.jakuseki.com/salon-pro.html)


この記事のキュレーター

足は第二の心臓です!
誰でも簡単に生活に取り入れられる『若石健康法』について書いています。
旭川在住。趣味は旅行、読書、映画鑑賞。

・国際若石メソッドスクール認定マスターズスクール講師
・NPO地球足もみ健康法普及協会賛助会員