2021年03月06日
厳しい寒さが和らぎ、旭川も暖かい陽射しの日が増えてきましたね。 春が近づくにつれ薄着になっていきますが、冷え性だから春物の服を着ると寒い・・・・そんな冷え性さんは必見です!
成人女性の半数以上が、冷え性に悩まされていると言われています。
特に、手足の先などの末端や腹部、腰などが冷える場合が多いようです。
女性の冷え性は、月経などの影響で貧血気味の人が多く、女性ホルモンの乱れから自律神経のバランスを崩しやすいことが原因になりやすいと言われていますが、最近は男性の冷え性も増えています。
・手足が冷たい
・体温が35℃台
・冷房に当たると具合が悪くなる
・すぐにお腹が痛くなる
・肌が乾燥しやすい
・寝るときは夏でも靴下をはく
・血圧が低い、貧血気味
・冷えのぼせがある
冷え性は、最近では「冷え症」とも書かれるようになり、ひとつの病気の「症状」になっていると言えます。
冷え性は、西洋医学では病気として扱われていませんが、血行不良が原因になっていることが多く、自律神経や心臓、筋肉の働きが関係しているものと考えられています。
自律神経の乱れの原因となるのは、食生活や不摂生、ストレス、過剰な冷房などがあります。
激しい労働や寝不足、緊張や不安などで過度のストレスがかかると、交感神経の緊張から血管が収縮し、血流障害が起こります。血のめぐりが悪くなると代謝が低下し、体温が低くなったり、冷えの原因となります。
冷房の効きすぎた室内では体を温め、暑い外気温の下では熱の放出をしなければならず、室内と屋外の行き来が頻繁になると自律神経に負担がかかってきます。このように体温調節が難しくなると、冷えの症状が出てきます。
夏だけではなく、冬場の薄着や冷たいものの摂り過ぎも同じように自律神経の調節機能を低下させ、冷えの原因となります。
足は寒いのに、上半身は暑い!という人もいます。
血の巡りが悪くなり、下半身は冷えているのに上半身はのぼせている状態で、顔のほてりがあります。
運動不足で下半身の筋肉が少ないことや、過度なストレスも原因と考えられます。
冷え症だと気付きにくいタイプです。
生活を見直すだけで、改善することがあります。
・冷たいものを摂り過ぎない
・栄養バランスの取れた食事をする
・シャワーだけではなく湯船で温まる
・冷暖房は控えめにする
・冷房が強いところでは、ひざ掛けなどの防寒をする
・締め付ける下着を避ける
・下半身は重ね着をする
・足を揉む
冷え性に効果が期待できる反射区は、腰椎、仙骨、坐骨神経です。
腰椎は脊柱の一部で、腰の部分です。上部は胸椎に、下部は仙骨に続いた5個の椎骨からなります。
仙骨は、椎骨の最下部の三角形の骨で、坐骨神経が出ています。
腰椎の変形や、仙骨の歪みで下半身の血流が悪化すると、腰痛や冷えなどの不調が出てきます。
イラストAC
腰椎と仙骨の反射区については 【腰痛改善】でも書いていますが、反射区の位置は両足の側面(内側面)にあり、足のアーチを作っている骨に沿って腰椎と仙骨が並んでいます。
骨のすぐ下に溝状に凹んでいる部分で、腰椎から仙骨へ流すように押して行くと効果的です。
PEONY若石足療
坐骨神経は、腰椎と仙骨から出る神経が束になり、梨状筋の下、太ももの裏側、ふくらはぎなど体の後ろ側を通って足底まで伸びている、末梢神経の中では一番太くて長い神経です。
坐骨神経痛は、腰椎の変形が自律神経を圧迫して発症します。
自律神経と冷えは密接な関係があり、冷え性が自律神経失調症を引き起こすこともあるのです。
自律神経が整うと血流が改善されるため、手足などの末端まで血行が良くなり、冷え性も緩和されます。
坐骨神経
イラストAC
坐骨神経の場合は、反射区ではなく坐骨神経そのものが通過している地点で、両足のふくらはぎにあります。
内側は、くるぶしの上辺りから脛骨に沿ってひざの下まで。外側は、同じく腓骨に沿ってひざの下までになります。
骨のキワに指を入れるように流していくと効果的です。
脛骨・腓骨
イラストAC
足くんは足首までしかないため、反射区図はイラストになりました。
足を揉むときは指の腹や、指の関節などを使います。
力がない方や、より強く刺激したいという方は、足もみ棒などを使ってください。
足は該当する反射区だけを揉むのではなく、足全体を揉んで全身の血行を促進することを推奨しています。
出来るだけ、足全体を揉むように心がけてください。
・食後一時間は避けてください。
・妊娠中・生理中・手術後・怪我をしているときは避けてください。
・肌を保護するため、クリームやオイルなどを使いましょう。
・足をもんだ後は、白湯または常温のお水を飲みましょう。
※効果・効能については個人差があります。
※毎日のセルフケアプラス、週に一度のプロによるチェックが最適です。
※ご質問、ご相談はお近くの若石プロのお店、または「国際若石メソッドスクール」へお問合せ下さい。
(https://www.jakuseki.com/salon-pro.html)
この記事のキュレーター
足は第二の心臓です!
誰でも簡単に生活に取り入れられる『若石健康法』について書いています。
旭川在住。趣味は旅行、読書、映画鑑賞。
・国際若石メソッドスクール認定マスターズスクール講師
・NPO地球足もみ健康法普及協会賛助会員
腰椎・仙骨