2021年09月29日
旭川在住の私が新型コロナウイルスにかかった時の体験談です。
私の不調は8月25日の朝からだった。
目覚めると気怠さがあり、何か変だなと考えていたところ、3日前まで出張に出ていたので「まさか!」と頭をよぎりました。
シャワーを浴びると汗が止まらない。
いつも脂を多めにまとっている私は汗がひきずらい体質ですが、いつもより汗が止まらない状態でした。
今度は熱が出そうな感じに。
「あっやばいかも、念のため、家で仕事しよう。食欲もあるし、のども痛くない、咳もでない。大丈夫だ…」。
しかし昼過ぎ位から寒気が…。
夕方には37度、夜には38度を超えました。
でも食欲旺盛はかわらず。
翌日の26日には、そうとうな倦怠感と熱が39度を超え節々も痛くなる。
それでも食欲旺盛(笑)。
体力をつけないといけないと思い、たくさん食べました。
そして、ドラッグストアで買ってきてもらった抗原検査キットでチェックすると陰性の結果。
「あれ、違うのかな…」。
しかし、その翌日27日になっても熱は下がりませんでした。
8月28日、保健所に紹介された病院に電話するも紹介された2つとも予約で満杯だと言われました。
2つ目の病院に1つ目で断られてと伝えると夕方16:30で調整いただきました。
熱でフラフラでしたが、病院まで車を運転して向かいました。
公共機関に乗れないし、知り合いに乗せてもらう訳にもいかない。
この状況で捕まったらアウトだな、事故おこしたらどうしようという一抹の不安を抱えつつ、いつもよりもさらに安全運転をして無事に病院に到着しました。
どきどきしながら3種類の検査を行ない、最初の検査ですぐ陽性の反応がでました。
その日に行なった簡易検査では陰性だったので、あまり市販の検査キットは役に立たないかもと感じました。
薬をもらって、帰宅し保健所の方から聞き取りのお電話を頂きました。
こんな大変な状況にもかかわらず、とても気さくな方で、私の冗談にも笑って受け答えしてくれました。
これまで一人で不安だったので人と話すのが安心するんですよね。
とりあえず、自宅療養となりましたが、その日の夜は40℃越え。
頭痛がひどく、とうとう食欲もなくなり、口当たりの良いそばを無理やりでも食べようとしましたが1口2口で断念しました。
夜は熱と頭痛でつらくて寝られず、処方されたカロナール(解熱鎮痛剤)を飲むと少し楽になるのですが、1~2時間もすると同じ辛さが襲ってきたので、そのたびに辛さに耐えきれずカロナールを服用するの繰り返しでした。
29日、保健所から基礎疾患もあるので入院しましょうと、ご提案頂き相当辛かったので、二つ返事でお願いしました。
そこで保健所の方に言われたのは、入院の準備として1週間程度の着替えとスリッパ以外の履物、少量のお金でした。(実際には保険証も必要です)
そしてビックリしたことに保健所の方に「誰か送ってくれる人はいますか」と聞かれました。
感染させたらどうするんだろうと疑問に思いつつ、そんな事はできないので、防護服を着て密閉空間を作ってある専用のタクシーを手配して頂く事になりました。
出典:40代のおじさん営業マン
29日に専用タクシーに迎えに来ていただき、病院に向かいましたが、その時はもうフラフラで「どうにでもしてくれー!」という感じでした。
無事に入院後、検査の為に採血をしたのですが不思議と身体が楽になりました。
私が「採血するとすごく、楽になりました」と話すと、看護士さんは「入院し看護士がいると安心して楽になったのだろう」と言われました。
孤独との戦いでしたので人がいると安心するんですね。
まず入院して初めて行ったのが抗体カクテル療法です。
簡単な説明をうけましたが、もちろんこんな状態では頭には入ってきません。
ですが、名前だけは聞いた事あったので「すごいな」と感じました。
すると2日後の31日にはみるみる楽になりました。【※入院初日は感染中で一番辛くて薬が恋しくて中毒者状態】
このとき息苦しさとかは無かったのですが、酸素濃度が低く酸素吸入を実施。
検査の結果、肺炎を引き起こしていたので1日1回レムデシベルの点滴を受ける事になりました。
※レムデシベルは国内で最初の新型コロナ治療薬。
抗体カクテル療法とは。
新型コロナウイルスが増殖するのを防ぐ、2種類(カシリビマブ、イムデビマブ)の抗体を混ぜ合わせて使用するため、抗体カクテル療法といいます。抗体がウイルスの表面にあるスパイクたんぱく質に結合し、人の細胞に侵入するのを防ぎます。
発症から7日以内の軽症から中等症、特に肺炎を起こしていない初期の患者に投与することで、ウイルスの増殖を阻止し、重症化を防ぐ効果があります。
その頃から咳も出るようになり、咳で寝れない日もありましたが、熱の辛さを味わっている私には余裕でした。
咳は出るものの、この頃には食欲も戻っており、食事と週に3回入れるシャワーが唯一の楽しみでした。
入院してから1週間ほどで熱はほぼ下がり、レムデシベル投与5日後から3日間の猶予期間で無事退院できました。
自宅療養5日間、入院13日間で無事シャバに出られました(笑)
しかし、体力はかなり落ち、すごく疲れやすく集中力も長続きしない状態です。
体重も7キロ痩せましたが、退院1週間でしっかり5キロ戻しました。
完全なるリバウンドですね…。
今回、幸いな事に会社のみんなや周りの方々に感染させずに自分一人が感染して済んだことが唯一の救いです。
そして、私の事を診て頂いたお医者様、看病をしてくれた看護士の方々、私のいない間にサポートしてくれた会社の仲間、ご心配をおかけした皆様にお礼をと感謝とお詫びを申し上げます。
1日も早い新型コロナウィルスの収束を心より願っております。
【旭川市コロナワクチン接種】接種スケジュール【随時更新】 | asatan
https://asatan.com/articles/3217旭川市で行なわれている新型コロナワクチン接種スケジュールや有効性・副反応について記載しています。
この記事のキュレーター
出典:いらすとや