2021年12月17日

【緑橋ビル】商店街グルメ最新情報 

個性ある店が集まる緑橋ビル商店街。中から先頃加入の新しい3店とお馴染みの1店が織りなす商店街グルメをご紹介。新店は他でも色々と紹介されていますが、日々進化を続けている様子をリアルにお届けします。 ※情報は掲載当時のものにつきその後変更されている場合がありますのでご了承下さい


緑橋ビル商店街って

正しくは「緑橋ビル商店街振興組合」という。古くから、衣料や生活雑貨などを扱う商店が数多く寄り合い、駅前の賑わいを作ってきた商店街だ。
振興組合となったのは昭和40年。その点では現在市内にある商店街振興組合の中では最も古い(歴史あると言いましょう)のだ。
今でも多くの店が個性を発揮する中、今年秋には1号館、2号館に世相を反映したテイクアウトグルメの店が相次いでオープン。筆者の食欲を日々わくわくさせてくれている。

 

改めて場所を解説すると、昭和通り沿い7丁目、3条通を挟んで並ぶ2棟が緑橋ビル。3条左(四条側)が1号館、右(駅側)が2号館。
2号館のそのまた駅側にもう1棟似たようなビルがあるが、あれはよそ様。勘違いしている人も多いが、緑橋ビルとは違う。

緑橋カウンター

それでは、1号館四条側から順に紹介しましょう。

 

お弁当や総菜などの店としてオープンしたが、その後も進化を続けている様子が見て取れる。
今はラーメン、カレー、定食をインショップで味わうことができるのだ。

月曜ラーメンデー

 

毎週月曜日限定。店内でラーメンの提供を始めた。
メニューはラーメン(700円)、チャーシューめん(850円)のみ。

 

筆者もさっそく頂いた。熱いラード浮かぶおつゆは、醤油ダレが香ばしい。それがからんだ細めの縮れ麺、もっちりしたもも肉のチャーシュー等々、極めてベーシックな旭川ラーメンぶりには大いに感心。
旭川ラーメンってどんなの?の問いに、このラーメンこそが一発明解だ。

金曜カレーデー

そして金曜はカレーの日。
週イチ限定で出すカレーは、カレーライス(680円/持ち帰り550円)、カツカレー(850円/持ち帰り750円)となっている。
その日、筆者はカツカレーをオーダー。
出てきたカツカレーのスタイルは独特である。

 
 

カツは別皿。カツのみ食べるもよし、カレーにインして食べるもよし。ってことかな。

カツはトンカツにしますかチキンカツにしますか?と、肉の方も豚か鶏か選べるようで、その日同行の者とで両方をチョイス。
ちょっとずつ肉シェアして楽しむことができたのだった。

 

カレーは多くの口に合いそうなマイルドな風味。もともとがポークたっぷりなので、これにカツを加えるとけっこうなボリューム。
でも、トンカツの方は油濃いということもなくさらりとしていたので、難なく完食。

 

店内ではコーヒーも提供している(別料金)ので、食後のほっと一息に。

ところで、月・金のほかは?というと、定食をインショップでということになっている。
テイクアウトのお弁当は月~金通して日替わり品を提供中。

お店情報

店名:緑橋カウンター
住所:旭川市3条通8丁目緑橋ビル〝1号館〟
電話:090-2876-4771
営業:11:30~14:00
定休:土曜、日曜、祝日
駐車場:なし

g.g-kitchen

 

市内人気店、有名店3社による惣菜店、g.g-kitchen(ジージーキッチン)は変わらぬ品揃えで人気。
小分けにした1品1品は値頃感も良く、あれこれ食べたい派には楽しい。

 

画像は、名付けて『筆者ある日の昼飲みセット』(笑)。
クッチーナプリモの「蒸し鶏とペンネのサラダ(220円)」、同じく「鶏もも肉とむね肉のザンギ(220円)」。あっ、鶏がかぶってるけど、この日は鶏が食べたかったんだな(笑)

右上は、居酒屋もりの「具材たっぷり焼きそば(400円)」。副菜もついて、これぞ焼きそば弁当。筆者も昔なじみのもりさんは、市内で官主導で誕生したB級グルメ「しょうゆ焼きそば」のずっと以前から醤油風味の焼きそばを店で出していて、筆者はそれがお気にいり。このパックも店で食べるのと同じように美味しいのだった。

そして左下は日本料理たま川の「鯛めし(300円)」。たまにお邪魔するたま川さんだが、散々飲み食べしたあとでも、しめに食べる鯛めしは格別。パックで食べても名店の味は不滅です!的に美味なのだった。

お店情報

店名:g.g-kitchen
住所:旭川市3条通8丁目緑橋ビル〝1号館〟
電話:070-4128-2131
営業:11:00~15:00
定休:土曜、日曜、祝日
駐車場:なし

おにぎり ゆこあふ

 

歴史ある商店街。昔々この場所は「サンキュー」というおにぎり屋があった。今は経営者が変わり、昔とは違う時代に合わせたテイストで、周囲のオフィス街で働く人々の胃袋を満たしている。

実は筆者も昔、3条通8丁目にいたことがあり、「サンキュー」の頃から緑橋ビルのおにぎりを食べてきたひとり。
今でも思い出しては「ゆこあふのおにぎり」が食べたくなる。

 

パックを開けると海苔のいい香り。
種類がとても多いので個別に紹介はできないが、多くは1個200円未満。
大きさは、うーん、小さくはない。というのが適当かな。2つ食べるとけっこうな感じだ。筆者は大食漢ではないので副菜があるなら1個でも足りるはずだが、食べたいんだよね、いろんな味を。これが悩ましい(笑)

 

ちなみに、画像の1個は筆者のお気に入り「なんばん味噌」。
けっこう辛い。が、これで酒飲めるんだよね(何でもツマミにするな)。

 

ちょっとグロくてすみません。どうしても中を見せたくて(笑)
で、こちらもお気に入り、かつ同店の人気メニュー「チーズかつお(かつおチーズだったらごめんなさい)」。
鰹節に醤油、これにチーズという驚きの組み合わせは、想像以上に旨し!チーズもごろごろ入っていて、満点の食べ応えは病みつきに。

お店情報

店名:おにぎりゆこあふ
住所:旭川市3条通8丁目緑橋ビル〝1号館〟
電話:0166-26-7225
営業:8:00~17:00
定休:日曜、祝日
駐車場:なし

キツネとパン

 

お次は、3条通を渡り2号館へ。
ここもオープン以来、変わらぬ人気のようで何より。

 
 

店内は料理はもちろんだが雑貨も、また別室には食器類も。
筆者、食器集めをしているので、こういう店に弱い。入ると長くなる(笑)

あ、話を料理に戻そう。

 

「キツネとパン」のうち、まずキツネ。
これは、他のグルメ系の記事でよく見られる「キツネめし弁当」。4種のキツネ、いわゆるお稲荷さんとオカズがついて750円。

この日は牛しぐれ、エビ天、鯖味噌、タラコというアイテムで味わいは多彩。お稲荷さんというと助六しか知らない人間にはカルチャーショックなのである。
具材はもとより、稲荷揚げも相当にこだわったとのこと。

キツネの他には弁当やカレーも。

 

キツネの次はパンの方。これを紹介しなきゃ「キツネとパン」は完結しないのである。

その日ショーケースにあったサンドは5種類。
自家製きんぴらたっぷりの「マッサン」・たっぷり野菜とソーセージの「フランク」・鶏コンフィの「チキンハーブ」・パルマハムの「ブラーノ」。どれもこういう丸いパンに挟まってる、というか、あふれてる(笑)。そして散々迷って選んだのが画像の「美馬牛芋」。

お金がないからじゃない。ちょっと大きめ、一人で2個はムリかな、と1個。

 

キムタクみたいにカッコよく持てないので置き撮り(笑)。

玉子ポテサラ、旭川レタス、ニンジン、キャベツがもりもりというシロモノ。
うん、具材の組み合わせが面白く思った以上の食べ応えに満足。

何しろパンも美味しい。緑ヶ丘のコートルミエールという有名店のものだそう。
ちなみに料理はTOTONOE製。

パンの他には、サラダ、デザートもいろいろ。

 

あっ。記事書いてるその場から、また買ってきてるし(笑)

というくらい筆者もハマったキツネめし。
これは「キツネめし単品(3個500円)」。ちなみに向こうから高菜・エビ天・鯖味噌。

 

こういう気遣いもちょっとウレシイ。
パックの裏には食品表示なんかもしっかりしてあって、とても好感が持てる店である。

お店情報

店名:キツネとパン
住所:旭川市3条通8丁目緑橋ビル〝2号館〟
電話:080-6816-7908
営業:11:00~17:00
定休:月曜
駐車場:なし


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター